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社会連携

公開講座

公開講座

2023年度開催日程

本学では、広く一般に向けて公開講座を開講しています。

2023年度の公開講座は、杉並寮講座は対面講座を、
神田一ツ橋・八王子講座は、動画配信型講座を予定しております。

神田一ツ橋キャンパスの講座は、本学が加盟する千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアム(略称:千代田区キャンパスコンソ)の共同公開リレー講座として開講します。

【研修センター杉並寮(対面講座)】
・開講日の前に受講票を発送いたします。
・新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、動画配信型へ変更する場合がございます。
 動画配信型へ変更の場合は、下記の方法でご視聴いただくこととなります。
 また、日程などは、決まり次第ご連絡いたします。

【動画配信】
開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。
※ご視聴には、パソコン‧スマートフォン‧タブレットなどのデバイス及び、
 通信容量を気にせずアクセスできるインターネット環境が必要です。
 通信にかかる費用は、各自ご負担ください。
※動画および資料の著作権は共立女子学園または講座担当講師に帰属します。
 講座の視聴URL、パスワード、教材等を第三者と共有すること、
 講座動画の撮影(スクリーンショット含む)、録画、録音、また教材の複製‧二次利用などは禁止させていただきます。

研修センター杉並寮

杉並寮での講座は、【対面での開講】を予定しております。
開講日の前に受講票(会場案内含む)をお送りいたします。
※新型コロナウイルス感染拡大状況によっては、動画配信型へ変更する場合がございます。(後援:杉並区)
 動画配信型へ変更の場合は、神田一ツ橋・八王子キャンパス講座と同様の視聴方法となります。
 また、配信日程などは、決まり次第ご連絡いたします。

講演タイトル 【対面開講】教育環境・学校建築から読み解く教育思想
       ~『窓ぎわのトットちゃん』をテキストにして~ 【受付終了】
開講日 6月3日(土)
時間 13:00~15:00
講演内容  「教育には環境が重要である」とよく耳にしますが、「環境」とは具体的に何を示すのでしょうか。学習環境、家庭環境、社会環境、などが思い浮かびます。たとえば、自分の通った小学校を思い出してみましょう。友達、先生、学校行事などと並んで目に浮かぶのは、教室、校舎、運動場など学校建築の姿ではないでしょうか。そう考えるならば、学校建築のあり方が教育環境として子どもの成長・発達に対して何らかの影響を及ぼしているのではないかと考えられます。
 身の回りに当たり前にある「環境」はふだん意識することがないため、それを読み解くのは難しい作業ですが、学校建築をはじめとする教育環境を読み解く視点を身につけると、今まで見えて来なかった景色が大きく開けてきます。そして、それが意図せず無目的に構成されているのではなく、教育する大人の教育観(教育思想)を反映したものであることに気づきます。
 このような視点から、本講演では、黒柳徹子著『窓ぎわのトットちゃん』をテキストにして、トットちゃん(著者の黒柳さん)が子ども時代をすごしたトモエ学園という一風変わった小学校の教育環境・学校建築と教育思想との関係を検討します。テキストや校舎の設計図などから様々な環境的・建築的特徴が読み取れますが、それは当時世界的に広まっていた「新教育」と呼ばれる「子ども中心」主義の教育思想を反映させたものでした。
講演者 小林 正泰(こばやし まさひろ)
共立女子大学 家政学部 准教授

共立女子大学家政学部児童学科准教授。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。東京学芸大学特任講師などを経て現職。専門分野は日本教育史。近現代東京を対象として、教育環境としての学校や地域社会の歴史的変遷を研究。著書に『関東大震災と「復興小学校」―学校建築にみる新教育思想』(勁草書房 2012年)、『各種学校の歴史的研究―明治東京・私立学校の原風景』(東京大学出版会 2008年,共著)『港区教育史 くらしと教育編』(2023年,共著)など。

小林 正泰(こばやし まさひろ)
講演タイトル 【対面開講】通園バスでめぐる保育の世界
       ~安心・安全の先を目指して~ 【受付終了】
開講日 6月10日(土)
時間 13:00~15:00
講演内容  相次ぐ重大事故などを受け、通園バスに対する社会の関心がかつてないほどに高まっています。子どもの命を守るため、さまざまな議論が交わされ、2023年度4月からは、置き去り防止装置の設置が義務化されることとなりました。
 ところで、みなさまは通園バスのなかで、どのようなことが起こっているかをご存じでしょうか?安心・安全に関する議論のなかで、車内で繰り広げられる子どもの遊びや会話の様子、運転手や保育者らを含んだ人間模様について語られることはほとんどありません。しかし、ご存じでしょうか?全国の私立幼稚園の80%以上で通園バスが運行されていることを。バス通園をする子どもは、毎日、往復1時間以上の時間を車内で過ごすことを。車内では、クラスや年齢の異なる子どもたちが交わることを。バスは、家庭と園とをつなぎ、園生活の始まりと終わりを飾る場所であることを。通園バスには、子どもの生活を豊かにするとともに、保育という営みの本質に迫るためのヒントが数多く潜んでいます。
 講座では、我が国の通園バスの現状を考えるところから出発し、車内での記録されたバリエーション豊かな子どもの姿、乗務する保育者の意識や課題、仕事に臨む運転手たちの物語を経由しながら、通園バスそして保育の世界をめぐります。
講演者 境 愛一郎(さかい あいいちろう)
共立女子大学 家政学部 准教授

広島大学大学院教育学研究科修了、博士(教育学)。専門は保育・幼児教育学。保育における「境の場所」の探究をテーマに、屋内と屋外とを隔てるテラス、家庭と園とを行き来する通園バス、保育者としての資格を持たないが日々子どもに接する栄養士や運転手などに焦点をあて、それぞれの役割や特性に関する研究を続けている。近年は、土着文化と保育文化の関係にも関心を広げ、沖縄の保育施設のシーサーを探訪している。主な著書に『保育環境における「境の場所」』(ナカニシヤ出版)。日本保育学会研究奨励賞(2013)、日本乳幼児教育学会新人賞(2012)、同研究奨励賞(2021)などを受賞。

境 愛一郎(さかい あいいちろう)

神田一ツ橋キャンパス

下記の講座は本学が加盟する千代田区内近接大学の高等教育連携強化コンソーシアム(略称:千代田区キャンパスコンソ)の共同公開リレー講座として開講します。(後援:千代田区)

講演タイトル 【動画配信】千代田区の江戸怪談
       ~随筆『耳袋』で訪ねる奇異(きい)散歩~ 【受付終了】
開講日 7月25日(火)~9月3日(日)
時間 動画配信(開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。)
講演内容  江戸時代の文化人たちは、後世「江戸随筆」(近世随筆)などと呼ばれることになる雑記帳に、硬軟織り交ぜた様々なことがらを記録していました。また、彼らは集まるたびに多種多様な情報を交換し、ときにはこうした雑記帳を貸し借りしたりしつつ、話題を共有していました。
 最新のニュースから考古学的発見、あるいは奇妙な人物や動植物、さらには流行の服装から珍しい食べ物に至るまで。あらゆる話題の詰まったそのノートは、さながら現代人が常に持ち歩き、せっせとSNSやブログを更新しているスマートフォンかタブレット端末のようなものだったと言えるでしょう。
 さて、そんな江戸随筆には、ときに世の中を騒がせる怪しげな噂の類も書き留められていました。とくに、江戸南町奉行をつとめた根岸肥前守鎮衛(ねぎし ひぜんのかみ やすもり)が遺した『耳袋』(みみぶくろ)には、江戸を舞台とし、当時、一応の「実話」として流通していた奇妙な話がたくさん記されています。
 南町奉行所は現在の千代田区有楽町にあり、『耳袋』には千代田区界隈の怪談奇談も多く含まれます。大江戸を飛び交っていた不思議な「実話」を読んでから千代田区を闊歩すれば、きっと、いつもとは少し違った景色が浮かび上がってくることでしょう。
講演者 今井 秀和(いまい ひでかず)
共立女子大学 文芸学部 専任講師

1979年、東京都生まれ。国際日本文化研究センター(京都府)の機関研究員などを経て、共立女子大学文芸学部専任講師。大東文化大学大学院博士後期課程修了。博士(日本文学)。専攻は日本文学研究、民俗学、比較文化論。主として中世から近世(江戸期)にかけての神仏・妖怪・呪術の文化史およびイメージの変遷などを研究している。著書に『異世界と転生の江戸 平田篤胤と松浦静山』(白澤社)、訳・解説に『天狗にさらわれた少年 抄訳仙境異聞』、『世にもふしぎな化け猫騒動』(ともにKADOKAWAソフィア文庫)。

今井 秀和(いまい ひでかず)
講演タイトル 【動画配信】千代田区から発信する異文化交流
       ~コロナ以降のハイブリッド授業について 【受付終了】
開講日 9月28日(木)~10月26日(木)
時間 動画配信(開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。)
講演内容  本学の文科グローバル・コミュニケーションコースでは、多様な言語や価値観を学びあうことを目的として、学内留学生(中国、韓国、ベナン、スイス、フランスなど)、海外ゲスト(2022年度はコロンビア、イエメン、2021年度はスリランカ、インド、ガーナ、米国)、日本語を学んでいる米国の大学生と国際交流活動を行っています。従来は対面での交流を前提としていましたが、コロナ禍で状況が一変し、2年以上も学内留学生が新たに入国できず、交流活動の継続が危ぶまれる中、オンデマンドでの交流方法を手探りで模索しました。コロナとの共存が長引く中で、2022年度後期から徐々に留学生が戻って対面での交流も可能となったことにより、オンラインと対面の両方の利点を活かしたハイブリッド授業に発展させています。Zoom等を利用した同時双方向型オンライン交流、クラウド上で研究発表動画やフィードバックを共有するオンデマンド型交流、教室で対面とオンラインを併用して行うハイブリッド型交流など、コロナ禍をきっかけとして、様々な交流の可能性が広がりました。本講座では、いくつかの実践例を紹介すると同時に、それぞれの利点や課題について皆様と共有し、今後の更なる異文化交流活動に繋げていくことができましたら幸いです。
講演者 西村 厚子(にしむら あつこ)
共立女子短期大学 文科 教授

ロータリー財団・国際親善大使奨学生として米国ペンシルバニア大学・教育学大学院に留学。教育学修士(M.S.Ed.)・文学修士(M.A.)。英語教育と異文化理解教育を専門とし、共著書に『異文化理解の座標軸』『国際理解の座標軸』(日本図書センター)『グローバル時代のコア・ベクトル』(遊行社)がある。『Message Delivered: Paragraph Writing and Presentation』『Global Business Trends:英語でみる世界の大学生の就職事情』(南雲堂)『アクティブ・ラーニングで学ぶプレゼンテーション』(金星堂)など、大学英語テキストも多数著作。

西村 厚子(にしむら あつこ)

八王子キャンパス

共立女子第二中学校高等学校と共立女子大学・共立女子短期大学が高大連携して実施する講座です。一般の方もご受講いただけます。

講演タイトル 【動画配信】誰にとっても大切で、誰もが高められるリーダーシップとは?
       ~リーダーシップを自分ごと化する~ 【受付終了】
開講日 10月11日(水)~11月9日(木)
時間 動画配信(開講初日の10:00~13:00の間に、ご視聴に必要な情報をメールにてお送りいたします。)
講演内容  皆さんは、これまで目にしてきた方の中で理想的だと思えるリーダーは?と質問されたらどなたをイメージしますか?また、なぜその方が理想的かを尋ねられたらなんて答えるでしょうか?そしてこの講座で扱う「リーダーシップ」とはどんなものだと考えますか?実は現代では「リーダーシップ」という言葉はさまざまな定義づけが試みられており、これが正しいというものはありません。今回はその中でも、近年特に大事だと考えられている、早稲田大学の日向野先生が提唱されている「権限なきリーダーシップ」という考え方を元に展開していきます。この定義では、リーダーシップは、他者と目的を共有し、相互に支援しながら率先して協調活動を進められる力であり、リーダーだけではなく参加者全員が高めておくべきであるとしています。人は一人では生きられない社会的な生き物ですから、リーダーシップとは社会を構成する私たち全員が意識し、高める必要があると提言されているわけです。また、カリスマのような生まれ持って人を惹きつける力ではなく、経験やトレーニングによって身につけられる学習可能なものでもあるともされています。このようなリーダーシップをどうやったら高められるのか、また高めることでどんな良いことがあるのか、さまざまな方がリーダーシップを自分のこととして考えるきっかけを提供できたらと考えています。
講演者 湯浅 且敏(ゆあさ かつとし)
共立女子大学・共立女子短期大学 全学教育推進機構 准教授

私は共立女子大学・共立女子短期大学の全学教育推進機構に所属しています。人のものの見方、考え方や理解の仕方といった認知心理学や学習科学の知見を元に、学習者が主体的に学べる学習活動や環境をデザインしたり、評価することが専門です。お仕事では、大学での教育や学びを評価したり、改善するための支援や情報提供を行っています。具体的には、座学で講義から学ぶだけでなく、学習者が自ら課題を発見し解決したり、協調して活動することで、より学びが深まるような仕組みを実際の大学での授業に反映し、その効果を検証しています。

湯浅 且敏(ゆあさ かつとし)

※講座内容および講師は変更となる場合があります。

お申し込み方法

WEBからのお申し込み 受付は終了しました。

ハガキ・FAX・E-mailからのお申し込み 受付は終了しました。

以下の(1)~(10)を明記の上、お申し込みください。
(1) 受講希望講座名:
(2) 郵便番号・住所:
(3) 氏名 (フリガナ):
(4) 年代 (任意):
(5) 性別 (任意):
(6) 職業 :
(7) 電話番号:
(8) メールアドレス:
(9) 本学公開講座の受講歴(1.今回が初めて・2.2回目・3.3回以上):
(10) 本学との関係(1.在学生・2.卒業生・3.他校生・4.在学生の家族・5.一般・6.本学教職員、7.共立アカデミー会員):

お申し込み

宛先: 〒101-8437
東京都千代田区一ツ橋2-2-1 共立女子大学・共立女子短期大学
共立アカデミー 公開講座 係
電話: 03-3512-9981
FAX: 03-3237-2858
メール送信先: ka-info@kyoritsu-wu.ac.jp

受講料・対象者

受講料:無料
受講対象者:男女問わず/学生も可

過去の実施内容

現在までに開講された公開講座の内容をご紹介します。