家政学部 被服学科染織文化財コース
このコースで学ぶこと

東洋服装史
染織文化史や染織品の保存修復などを深く学び、博物館の学芸員や、修復技術者、染織品の保存・修復に関する専門知識が必要な企業などで活躍できる人材を育成します。特に「保存・修復」の研究・知見は国内外でもトップクラスで、博物館・美術館の収蔵する染織文化財の保存修復や染料分析を行っています。授業の内容にはこのような最先端の研究成果を反映しています。
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伝統和服制作実習II
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染織品保存修復実習
様々な取り組み
博物館学の授業

染織文化財の範疇に含まれるものは実に多様ですが、本学には着物やキルトといった洋の東西にわたるさまざまな染織品が所蔵されているだけでなく、民俗学的な資料も収蔵されており、これらは染織文化財コースの授業や学内展示に活用されています。
写真は、北海道のアイヌ文化と沖縄の琉球文化における服飾の比較をテーマとする展示と、梱包技術を学ぶための実習です。
学生メッセージ
”戦国武将の陣羽織に見られる美意識に感動”
オープンキャンパスで染織文化の講義に参加し、本格的に学びたいと思い、本学に入学しました。授業では、時代ごとの衣装の変化を学ぶなかで、昔の人の美意識に関心が高まりました。特に戦国武将の衣装は、色使いや柄がとても華やかで、現代のファッションに通じることに驚き、卒業論文でも戦国時代の陣羽織を研究しています。

A.O. さん
卒業生メッセージ
”染織文化財のすばらしさを伝え、その美しさを後世へとつなぎたい”
文化庁の調査官として、染織文化財の保護、研究に携わっています。各分野の専門家、所有者の方と協議し、多くの人と連携して進めるやりがいのある仕事です。この道に進んだきっかけは、共立女子大学で染織文化を学んだところから。大学が所有する歴史あるコレクションを実際に見て、触って学ぶことができた感動は、今も褪せることはありません。

E.K. さん
2011年3月卒業
文化庁