医療の進歩と地域包括ケアシステムを踏まえた最新のカリキュラム。最新鋭のシミュレーターや設備も活用し、高度な実践力を身につけます。資格取得はもちろん、卒業後を視野に入れた選択科目で、将来の幅を大きく広げます。
看護学部では、2023年4月から、「シミュレーションルーム」と「デブリーフィングルーム」を備えた『看護シミュレーションルーム』を開設しました。今回の整備によって新型コロナウイルス感染症流行の影響を最小化するとともに、さらなる看護実践能力の向上を目指した教育プログラムを展開していきます。
高度なアセスメント能力とケアの提供能力を身につけるシミュレーション教育プログラムを通じ、今後、ますます高度化する医療やニーズの高まる在宅ケアに対応できる看護実践能力を育成していきます。
成人型の高性能シミュレータ2体、高齢者型、小児型の高性能シミュレータを各1体常設します。医療用の電動ベッド、病室を模した配管ユニットを設置し、酸素吸入や吸引などのシミュレーションも可能です。常設された最新機能のビデオシステムで、様々な角度からシミュレーションの様子を撮影し、デブリーフィングルームへの同時配信が行えます。各ベッドには液晶モニタが設置され、学生が自身の手技を再生し、主体的に振り返ることができます。
シミュレーションルーム(完成予想図)
シミュレーション教育では、シミュレーション後の“振り返り”と“議論”を通じ、自己の行動を客観視し、その中から気付きを得る「デブリーフィング」が特に重要な学修過程とされています。デブリーフィングルームには、大型モニタが2台設置され、シミュレーションルームでの実践の同時配信・録画配信を簡単に切り替えながら投影することが可能です。アクティブ・ラーニングに適した、机、いす、ホワイトボードなども配置されています。
デブリーフィングルーム(完成予想図)
総合的なフィジカルアセスメントと看護ケアのトレーニングが行えるよう開発されたリアルな全身マネキンです。専用の操作Padから、心電図調律や聴診音、咳などさまざまな生体反応を再現でき、単なる手技のトレーニングにとどまらず、実際の患者さんと向きあうように、その時々に応じたケアをトレーニングすることが可能です。
高性能シミュレータ
地の利を活かし、クオリティの高い都内の医療機関や各種施設で実習を実施。附属病院といった特定の施設にとらわれず、多様な実習先で経験することで、自分の適性を知り、就職やその先の将来に向けて考えることができます。
総合大学として全学共通の多様な教養教育科目を設置。他学部生との交流や社会生活を送る上で必要となる専門知識や対人スキル、幅広い教養やリーダーシップを身につけることができます。
担任(アカデミック・アドバイザー)制度では1学年100名の学生を5人の教員が1~3年次まで持ち上がりで担当。4年次では、さらに少人数の領域ゼミに分かれ、担任が就職活動、卒業研究、国家試験対策まで一貫したサポートにあたります。
年度 | 本学 | 全国:新卒 | 全国:総合 |
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2023年度(第113回看護師国家試験) | 96.6% | 93.2% | 87.8% |
2022年度(第112回看護師国家試験) | 98.9% | 95.5% | 90.8% |
2021年度(第111回看護師国家試験) | 100% | 96.5% | 91.3% |
2020年度(第110回看護師国家試験) | 100% | 95.4% | 90.4% |
年度 | 本学 | 全国:新卒 | 全国:総合 |
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2023年度(第110回保健師国家試験) | 100% | 97.7% | 95.7% |
2022年度(第109回保健師国家試験) | 100% | 96.8% | 93.7% |
1・2年次には、人体の構造や機能、病気の病態と治療、基礎看護技術や保健医療福祉行政など基礎的な専門科目を中心に学修します。3・4年次では、年齢や社会的背景も異なる患者や利用者を受け持つ実習で、広い視野と深い思考を身につけます。多くの指導者・先輩看護師の指導を受け、学びを自身が目指す将来像と結びつけます。