家政学部では、生活者の視点から人間生活について広く追究し、人々の生活の向上と福祉に貢献する自立した女性の育成をめざしています。人間生活を底辺に科学と技術の両面から学ぶ意欲のある学生を受け入れています。被服学科、食物栄養学科、建築・デザイン学科、児童学科のいずれかに所属し、それぞれの専門分野を学びます。さらに、学科の理念に基づき定められた専攻やコースに分かれ、深く専門教育を学ぶことになります。
また、家政学部の人材養成目的にもあるように「幅広く深い教養及び総合的な判断力」を身につけるためには、教養教育科目や外国語科目の他、家政学部独自に設けられている家政学部共通科目を履修する必要があります。学生と教員とのふれあいを大切にし、理論と実践に強い応用力のある家政学部の人材養成目的に適う学生の育成に力を注いでいます。
本学家政学部は今年度で創設72周年を迎えた歴史ある学部で、今まで社会に貢献しつつ自立して生活している様々な人材を輩出してきました。家政学は生活に密着しており、生活者の視点から人が社会でより良い生活をしていくための研究をしている学問です。
また、人は一人では生きていけません。人は他の人や地域と連携することで豊かな生活が実現されます。学部・研究科では、そのために必要な教育研究について日々検討し逐次実施しております。衣食住そして生きていく基礎をつくる次世代の子供達の教育・研究を通して、個人が社会で生きていく力となる教育、地域社会で活動できる人材を養う教育を目指しています。
家政学部 学部長 白川佳子