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家政学部 児童学科乳幼児親子グループ「さくらんぼ」のご案内

ようこそ「さくらんぼ」へ

平成19年度より、子育て支援の一環として、「乳幼児グループ さくらんぼ」をスタートしました。そして、平成24年度より、乳児親子グループ「さくらんぼプチ」と幼児親子グループ「さくらんぼ幼児」とグループを2つにわけ、さらに、ご参加の希望の方の増加にともない、平成25年度より「さくらんぼプチ」「さくらんぼ幼児A」「さくらんぼ幼児B」の3グループに分かれて実施しています。

乳幼児グループ「さくらんぼ」の活動の目的は、子育て支援活動として、新しい場で好きな遊びを探し、周りに気づき、友達と遊ぶ体験が育つようにすること。子ども一人ひとりのペースで参加していくことを支え、子どもの成長や発達に気付けるように援助することです。
また、「さくらんぼ」は児童学科の3・4年生を中心に、学生が近隣の親子と関わることを通して自身の保育実践力・保育観を磨いていく場でもあります。それと同時に、教員が自身の乳幼児研究を深めるために活用もしております。
毎年2月に参加者の募集をしております。ご興味をお持ちの皆様、是非お問い合わせください。

※「さくらんぼ」へのお問い合わせ
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町3-27 共立女子大学6号館1階
TEL:03-3237-6397(児童学科助手室)
E-mail:sakuranbo@kyoritsu-wu.ac.jp

さくらんぼの記録

さくらんぼは、3年生と4年生を中心に児童学科の学生が近隣の親子とかかわる実践的な授業であり、親・子・学生・教員が共に学び育つ場でもあります。ここでは、ある日の学生の保育記録を紹介し、教員がそれをどのように受け止めているかをご覧いただきます。さくらんぼによって本学児童学科が実現しようとしていることの一端を、感じ取っていただきたいと願っています。

さくらんぼプチ「ある日の記録から」

学生の保育記録より
  • Tは線路の上に置いてあった電車(牛乳パックでつくったもの)に興味を示し、手を伸ばした。電車で一緒にあそんでいたら、今度はすべり台を指差して「あ、あ」と私に何かを訴える。そばにいた母親が「あっちで電車を走らせたいの?」と尋ねると、顔を何となく縦に振り、電車を持ってすべり台へ移動した。斜面の上から電車が滑ってくるのを下で受け取ったり、階段で滑らせようとしたり、出っ張りのある斜面で試してみたり、いろいろな「滑る」を電車で試し、味わえた。滑り方の違いに「あれ?」という表情をすることがあり可愛らしかった。
教員のコメント
  • 読み取る私たちには、子どもがあそびの過程で経験している学びがわかりますね。保育実践では、先回りして「こんな学びができるように」と意識してはいないのに、あそびが本来子どもの学びにも繋がりえる多くの要素を内包しているのでしょう。とにかく一緒に愉しく本気であそび、子どもの行為や表情の何がどのように可愛いのか、面白いのか、結果的に気づく保育者は子どもにとって「うれしい人」でしょうね。

このような文字化した記録とコメントのやりとりを元に、実践の反省や雑談、今後の計画などをミーティングで話し合います。さくらんぼでは、可能なかぎりの方法で、子ども理解を深めています。

過去の活動記録