家政学研究科被服学専攻
概要
博士前期課程:2年
「衣」を中心とした科学技術の進歩と文化の向上に寄与することを目指し、自然科学と人文・社会科学の両面を踏まえ、被服の多元的な価値を追求する被服科学領域と服飾文化領域からなる専門教育の講義・演習を配置しています。被服学の専門的な知識・技術に加え、倫理観や課題発見・解決などの汎用的な能力を養成し、研究を通して社会的・経済的価値、あるいは、学術・文化的な価値を創出し、社会に貢献することを意識した演習も設置しています。
研究分野
- 被服科学領域
- 被服材料
- 被服管理
- 被服衛生・環境
- 被服心理
- ファッションフォワード
- 被服コンピュータ応用
- 服飾文化領域
- 染織文化
- 被服平面造形
- 被服造形・構成
- ファッションデザイン
研究テーマの例
- 江戸時代の小袖の流行から見る浮世絵のメディア性
- 公家女性着用の小袖模様の変遷とその実態に関する研究
- 明治期皇室及び周辺での洋装導入の目的と社会的意味-天皇・皇后の洋装化に注目して-
- 近代輸出用染織品に関する研究 ―日本での試みと欧米における受容―
- 墨書のある奉納染織品に関する文化史的研究
- 伝統衣装における韓日の文化比較 −朝鮮民族の白衣の着用と洋装化を中心に−
- 大正時代のきものにおける新意匠の出現と普及 ―「アール・デコ」の意匠を中心に―
- 近代裁縫教育に見る女学校の研究―共立女子職業学校を中心に据えて―
- 学校教育における和服普及に関する研究―高等学校家庭科の授業内容に着目して―
- スカートの着装基準と女性の性役割との関連について―大学生(女性)を対象として―
- 妊娠後期の働く女性のためのマタニティパンツの検討
- ラグジュアリーファッションの動的価格設定に関する研究 ―E-Commerce データを用いた定量分析―
- コンピュータ支援被服設計教育に関する研究
- 非言語コミュニケーションのための衣服
- 感情に反応する機能性被服に関する研究