大学院 家政学研究科

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家政学研究科(博士前期課程)

人材養成目的・3つのポリシー(2023年度以降入学者)

家政学研究科人材養成目的・3つのポリシー(2023年度以降入学者)

家政学研究科(博士前期課程)

人材養成目的

 広い視野に立って深遠な学識を授け、被服学、食物学、建築・デザイン、児童学の4専攻分野における研究能力と高度の専門性が求められる職業を担うための卓越した能力を培い、社会に広く貢献する、自立した人材を育成することを目的とする。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

 共立女子大学大学院家政学研究科(博士前期課程)は、建学の精神「女性の自立と自活」を基本理念に、被服学、食物学、建築・デザイン、児童学における高度な学識ならびに実践能力を修得と、修士論文の作成を通して、客観性・自律性、課題発見・解決力、リーダーシップを備えた人物で、各専攻が定める所定の単位を修得し、修士論文を提出し、最終審査に合格した者に対し博士前期課程修了を認定し、学位を授与する。

観点 内容
DP1-1
客観性・自律性-学識と倫理
知識基盤社会を支える人材として、広い視野に立ち、高い倫理観とともに、家政学に関する高度な学識を身に付けている。
DP1-2
客観性・自律性-主体的判断力
社会や環境の変化に対応するために、家政学に関する高度な学識に基づき、主体的に思考し、自律的に行動することができる。広い視野に立った高度な学識を身につけ、多角的な視点から客観的に物事を理解し、専門的な立場から主体的な判断のもと行動することができる。
DP2-1
課題発見・解決力-社会的役割
家政学の果たす社会的役割を理解し、家政学に関する学術的研究を通して、社会的・経済的価値の創出、あるいは、人間的・社会的意義を見出すことができる。
DP2-2
課題発見・解決力-課題解決力
家政学に関する多様な課題を発見し、論理性や批判的思考に基づき、自ら課題解決に向けて仮説を構築し、検証することができる。
DP3
リーダーシップ
高度な専門知識と技能を生かし、他者と協働して課題に取り組み、計画的に行動することで、広く社会に貢献することができる。

カリキュラム・ポリシー

 共立女子大学大学院家政学研究科(博士前期課程)は、ディプロマ・ポリシーに定める資質・能力を育成するために、家政学研究科各専攻の学問分野・領域の特性に応じた教育課程を提供する。そのために、必要な科目を配置し、順次性ある体系的な教育課程を編成する。その際、科目履修の順次性を通し、カリキュラムの体系的学修を可能にするために、カリキュラム・マップ、カリキュラム・ツリー、ナンバリング、履修系統図を用いる。
教育課程の編成及び授業実施にあたり、教育内容、教育方法、学修成果の評価方針を以下の通り定める。

教育目標

CP1 共通科目

 知識基盤社会を支える人材として必要とされる汎用的な能力を身につけ、各専攻の専門領域を越えて学際的な家政学の広範な知識・技術を習得するために共通科目の「家政学総合研究」(2単位)を1年次に設定して必修とする。

CP2 専門教育科目

 被服学、食物学、建築・デザイン、児童学の専門的な知識・技能を習得し、社会的な課題解決に応用し、社会的・経済的な価値の創出の提案や、人間的・社会的意義を探求する能力を養成するために、順次性のある体系的な専門教育科目を各専攻に区分して編成する。

CP3 特別研究

 専門分野の異なる複数の教員のもとで、家政学における学術的な課題を設定し、調査分析に基づく資料作成・プレゼンテーション・ディスカッションにより研究を計画的に進め、その成果を修士論文にまとめる「特別研究」を設置し、必修とする。「特別研究」では家政学に関する高度な知識とともに、グローバルな環境で活躍する高度な人材に必要とされるライティング・プレゼンテーション・コミュニケーション能力を習得する。

教育方法

  • 教育内容の実施にあたっては、対面教育を原則とし、その内容に相応しい適切な授業形態(講義、演習、実験・実習・実技)を用いる。また、その効果について十分に検討した上で、社会の多様なニーズに対応し、必要に応じ遠隔教育を活用することとする。
  • 担当教員が綿密に協議しながら、教員間でカリキュラムに関する共通理解を持ち、それぞれの役割分担と連携体制を明確にして、適切な教育方法により、教育を行う。
  • 異なる専門分野の複数の教員が論文作成等の研究指導を行う体制を確保する。
  • 学修の指針として機能する適切なシラバスを作成し、授業計画に基づいて適切に指導を行う。
  • すべての科目で形成的評価を適切に取り入れ、授業期間中に学生の理解度を把握し、確実にフィードバックする。
  • 教員と学生、学生間のインタラクションを取り入れた教育方法をすべての授業で行う。
  • 社会人学生に対しては、申し出により大学院設置基準第14条を適用し、開講曜日・時間を柔軟に調整し授業を展開する。
  • 就業、介護、出産・育児等の理由により、標準修業年限で修了することが困難な学生に対しては、申し出により長期の在学期間を計画的に設定する長期履修制度を適用する。

学修成果の評価

  • 各科目で到達目標を具体的に定め、その到達状況を適切に評価する。
  • 各科目で単位修得目標を具体的に定め、単位修得の可否を適切に評価する。
  • 各科目の学修成果の最終的な評価は、授業科目の内容に応じて、試験、課題、レポート等により適切に評価する。
  • 各科目の評価方法と評価割合を明確に定める。
  • 修士論文は、家政学研究科において修士論文の主題及び研究計画を認めたものに対して、修士論文中間発表会、修士論文審査会を実施し、修士論文審査会において修士論文の合否を決定する。
  • 家政学研究科博士前期課程各専攻において最終試験を実施し、家政学研究科における最終審査を行う。

アドミッション・ポリシー

 共立女子大学大学院家政学研究科(博士前期課程)は、ディプロマ・ポリシーに定める人材を育成するため、以下に掲げる資質を備えた人物を受け入れる。
家政学研究科各専攻の特性に応じた、多面的・総合的な視点による入学者選抜により、多様な能力、適性を持った人材を広く求める。

No. 内容
AP1-1 家政学研究科における教育研究の特徴を理解し、高い倫理観を身に付ける素養を有している。
AP1-2 家政学研究科における学びを主体的に追求し、自律的に行動しようとする意欲を有している。
AP2 家政学研究科における学修・研究に必要な知識や技能を有し、家政学の果たす社会的役割や、被服学、食物学、建築・デザイン、児童学に関する学術研究による社会的・経済的な価値や、人間的・社会的意義について思慮することができる。
AP3 学術的もしくは社会的な見地から家政学に関する多様な課題を発見し、論理的に思考する能力を有している。
AP4 多様な価値観や意見を尊重し、協働して課題に取り組むことができる。

各専攻の3つのポリシー