共立女子大学大学院(博士後期課程)の
人材養成目的・3つのポリシー(2023年度以降入学者)
博士後期課程の人材養成目的
博士後期課程は、専攻分野について、研究者として自立して研究活動を行ない、高度に専門的な業務に従事するに必要な高度の研究能力およびその基礎となる豊かな学識を養い、社会に広く貢献する、自立した人材を育成することを目的とする。
博士後期課程の3つのポリシー
ディプロマ・ポリシー
共立女子大学大学院博士後期課程は、建学の精神「女性の自立と自活」を基本理念に、高度な知識・技能ならびに客観性・自律性、課題発見・解決力、リーダーシップを備えた人物で、研究科が定める所定の単位を修め、博士論文を提出してその審査および最終試験に合格した者に対し修了を認定し、学位を授与する。
なお、博士論文の提出要件については研究科で定めるものとする。
観点 | 内容 |
---|---|
DP1 客観性・自律性 |
専門分野に関する卓越した学識と、幅広い知見を身につけ、多角的な視点から客観的に物事を理解し、主体的な判断のもと専門分野の先導者として広く社会に貢献するために行動することができる。 |
DP2 課題発見・解決力 |
高度な専門性を活かし、それぞれの研究分野について探求を積み重ねることにより、独創的な観点から課題を発見し、分析、解決するための研究能力を身につけている。 |
DP3 リーダーシップ |
自立した研究者として、学術的な裏付けに基づき、主体的に他者との協働関係を作り、責任感を持ち、目標達成のために行動することができる。 |
カリキュラム・ポリシー
共立女子大学大学院博士後期課程は、ディプロマ・ポリシーに定める資質・能力を育成するために、研究科の学問分野・領域の特性に応じた教育課程を提供する。そのために、必要な授業科目を配置し、カリキュラムの体系的学修を可能にするために、カリキュラム・マップ、カリキュラム・ツリー、ナンバリング、履修系統図を用いる。また、課程を通じた研究の成果として提出される博士論文の審査基準を明確にし、博士論文の評価結果を基に、学位を授与された者がさらなる研究の向上・進展を図ることができるように指導を行う。
教育課程の編成及び授業実施にあたり、教育内容、教育方法、学修成果の評価方針を以下の通り定める。
教育内容
- 入学から修了までの指導教員による一貫した研究指導を通じて、質の高い論文に結実するよう教育課程を編成する。
- 当該専門分野ごとに要求される専門性の高さを勘案し、順次性ある体系的な学修に留意して科目を精選する。
- 関連する分野の基礎的素養の涵養を図り、学際領域において専門知識・能力を活用・応用できるようにコースワークを充実させるとともに、専門分野における卓越した専門知識・能力の修得と論文作成指導等が有機的につながる組織的な教育活動を展開する。
教育方法
- 教育内容の実施にあたっては、対面教育を原則とする。また、その効果について十分に検討した上で、必要に応じ遠隔教育を活用することとする。
- 担当教員が綿密に協議しながら、各教員がカリキュラムに関する共通理解を持ち、それぞれの役割分担と連携体制を明確にして、適切な教育方法により、教育を行う。
- 異なる専門分野の複数の教員が論文作成等の研究指導を行う体制を確保する。
- 学修の指針として機能する適切なシラバスを作成し、授業計画に基づいて適切に指導を行う。
- すべての科目で形成的評価を適切に取り入れ、授業期間中に学生の理解度を把握し、確実にフィードバックする。
- 教員と学生、学生間のインタラクションを取り入れた教育方法をすべての授業で行う。
学修成果の評価
- 各科目で到達目標を具体的に定め、その到達状況を適切に評価する。
- 各科目で単位修得目標を具体的に定め、単位修得の可否を適切に評価する。
- 各科目の学修成果の最終的な評価は、授業科目の内容に応じて、適切に評価する。
- 各科目の評価方法と評価割合を明確に定める。
- 博士論文については、各研究科の論文審査基準に基づき評価する。
アドミッション・ポリシー
共立女子大学大学院博士後期課程は、ディプロマ・ポリシーに定める人材を育成するため、以下に掲げる資質を備えた人物を受け入れる。
研究科の特性に応じた、多面的・総合的な視点による入学者選抜により、多様な能力、適性を持った人材を広く求める。
番号 | 内容 |
---|---|
AP1 | 本大学院の特徴を理解し、大学院における学びを主体的に追求し、研究者として社会のために還元する意欲と目的意識を有している。 |
AP2 | 大学院での学修・研究・論文作成に必要な基礎的な研究実績及び専門分野に関わる高度な知識や技能を有している。 |
AP3 | 学術的もしくは社会的な見地から意義ある課題を認識し、論理的に提示できる能力を有している。 |
AP4 | 多様な他者の考えや価値観を尊重して協働関係を作ることができる。 |