家政学部[児童学科] 家政学部[児童学科]

家政学部 児童学科カリキュラム/科目概要と履修系統図

カリキュラム

1年次には,子どもと関わるうえで必要となる基礎的な知識・技術を獲得。
2年次からは,幼稚園教諭・保育士を目指す「幼保履修モデル」と幼稚園教諭・小学校教諭を目指す「幼小履修モデル」と2つのモデルに沿って時間割を組んでいきます。

入学後に履修モデルを決めます。希望通り履修できない可能性があります。

授業紹介

「国語科教育」(2年次)

「国語科教育」では、小学生の言語能力の内容と発達をふまえ、小学校国語科学習指導要領の目標と内容について系統的に学んでいきます。また、ポップを作って本を紹介し合ったり、俳句作りを楽しんだり、子どもたちが教室で行っている様々な言語活動を実際に体験し、子どもの側から国語科学習指導のあり方を検討しています。「国語」の楽しさを指導できる小学校の先生を目指して、学生たちの熱心な学びが繰り広げられています。

「発達心理学Ⅱ」(2年次)

「発達心理学Ⅱ」では、子どもの心身の発達と保育実践について、生活や遊びを通じた経験や学習のプロセスから理解し、子ども理解における発達の重要性について学んでいます。授業のメインとなる活動として、子どもの発達の特徴を踏まえた遊びを学生自身で計画し、実践しています。また、自らのかかわりをふり返り、よかった点、反省点等を発表することによって、子どもとの相互的なかかわり、子どもに理解してもらえるような言葉かけ、環境構成やその準備、子どもの行動予測、臨機応変な対応などの大切さについて学んでいます。この授業での体験的学びを、後期の幼稚園・保育所の実習で生かしてもらえればと思っています。

「発達臨床学」(3年次)

乳幼児から児童期の発達の「しくみ」や「みちすじ」を、子どもの遊びや表現活動などの具体的な事象を通して学びます。また、心理学的な研究方法を学ぶので、子どもの発達を実証的に見る力を養います。特別な支援を必要とする子どもに対する発達臨床技法や保育・教育施設における合理的配慮について実践的に学ぶと共に家族への発達相談や子育て支援方法を体系的に学びインクルーシブ保育・教育の実現をめざします。

「体育基礎 模擬実習」(1年次)

それまでに学んだ実技と理論を実践に生かすため、グループに分かれて運動遊びの模擬実習を考案。クラスの半分が幼児役に扮しながら、作成した指導案を実践します。幼児役の学生も模擬実習を受けての評価を行い、保育者役・幼児役が互いに学び合います。

「造形基礎」(1年次)

この授業では、はじめに児童造形の活動に必要な色の仕組みや用具・素材の扱いなどの基本を学びながら造形への感性を磨き、それぞれの表現へと展開していきます。
初年度は大きなテーマとして「身近な素材としての紙」を取り上げ、その種類や扱いを幅広く捉え、造形への活用について探って行きました。

「子どもの生活と遊び(表現)」(3年次)

学生自らの表現活動(音楽表現・造形表現・身体表現の三つの視点)を通して感性と技術を磨き、子どもの表現活動にかかわる知識を深める事を目的としています。

「音楽表現」の視点
  • 「音を聴く」ということに着目し、聴診器で身体の中の音を聴いたり、スプーンの音を聴いたり・・・
    音の聴き方によって人とのかかわり方やモノとのかかわり方が変わることを学びます。

  • 新聞紙という素材を使ってどのような遊びができるのかを体験します。
    その後、新聞紙を使ったオリジナルの音楽作品を創ります。

「造形表現」の視点

少人数からはじめ、大きな集団造形での遊びへ展開させます。

「社会的養護内容」(3年次)

福祉の分野は、障害者や高齢者を始めとして、低所得者や子どもなど幅広い領域があります。近年は、特に児童虐待や子どもの貧困が社会問題となっています。児童学科では、子どもの領域の福祉についての現状、支援技術について学びます。保育者として、子どもだけでなく、その家族の支援まで含めて対応できる専門性が求められます。
 社会的養護内容では、社会全体が子どもを育てていく仕組みや意義を学び、実際に児童養護施設を始めとする福祉施設で実践されている支援技術について学びを深め、体験し、保育者としての専門性を高めていく内容を学びます。

学生の履修の例(児童学科3年次 Aさんの場合)

3年次 前期

  時間帯 集中
1 9:00~10:30 社会的養護内容 保育の表現技術     発達障害心理学 発達支援論
発達支援演習
2 10:50~12:20 子どもの保健Ⅲ(演習) 子どもの生活と遊び(言葉)   初等教科教育法(国語) 道徳の指導法
3 13:20~14:50     子どもの生活と遊び(表現) 子育て支援論 初等教科教育法(体育)
4 15:10~16:40 初等教科教育法(算数) 行動科学基礎実験Ⅰ 家庭支援論    
5 17:00~18:30 初等教科教育法(理科) 行動科学基礎実験Ⅰ 課題ゼミナール    

実習スケジュール

2年次の後期より、教育・保育実習などの実習を段階的に実施。理論と実践を統合した保育・教育の実践力を身につけていきます。

  前期 夏季休暇
(8・9月)
後期 春季休暇
(2・3月)
2年次 4月:
「教育実習事前事後指導」の開始
  9月:
「保育実習Ⅰ(保育所)事前事後指導」の開始
保育実習Ⅰ
(保育所)
(概ね2週間)
10~11月:
幼稚園教育実習(2週間)
3年次 6~7月:
幼稚園実習Ⅱ
(2週間)
  9月:
「保育実習Ⅰ(施設)事前事後指導」の開始
保育実習Ⅰ
(施設)
(概ね2週間)
4年次 4月:
「保育実習Ⅱ・Ⅲ事前事後指導」の開始
保育実習Ⅱ
または保育実習Ⅲ
(概ね2週間)
   
5~7月:
小学校教育実習
(2週間)

特別講義の例

「教育実習」事前事後指導 特別講義

2年次の「教育実習」の授業において、台東区立谷中小学校校長の神田しげみ先生と世田谷区立芦花小学校校長の安藤先生に特別講義をしていただきました。
神田先生の講義では「小学校教師ってどんな仕事?」というテーマで、小学校の年間行事について豊富な映像写真を用いながら、具体的にお話しいただきました。授業の後半には、実際の教材を用いた模擬授業により、具体的な教育方法を学びました。
安藤先生は、「あなたの夢の実現に向けて…」と題してお話しいただきました。小学校教育実習だけでなく、幼稚園教育実習も視野に含め、実習に向かう心構えや実際の実習中に起こる様々な課題について、詳しく具体的にお話しくださいました。

科目概要と履修系統図