国際学研究科在学生の声・修了生の声・修了後の進路
在学生の声
チャントゥホアフゥンさん
(ベトナム)
国際学研究科へ進学した理由・きっかけ
大学院に進学したいと決めた上で、インターネットで自分にふさわしい大学院を調べました。調べながら前の学校の指導先生と相談して、共立女子大学大学院が良いところだということが分かりました。受験する前に大学の教授と相談会があり、研究テーマだけではなく、悩んでいることも色々なことを相談してもらったので、共立女子大学大学院 国際学研究科へ進学すると決めました。
国際学研究科で学んでよかったこと
共立女子大学大学院 国際学研究科に入学してからびっくりしたことがあります。それは授業がほとんど1対1で行われている、ということでした。最初、授業に臨む際にかなり緊張していたのですが、教授が優しくて、いつも笑顔で教えてくれます。授業のテーマは先生と相談して決めるので、自分が勉強したいことや研究に役立つことなどを学ぶことができます。また、1対1なので教員との距離が近く、学んでいる内容についてたくさん質問したり、議論したりすることができるので、学修意欲が高まります。教授だけではなく、助手のスタッフさんも勉強以外の色々なことをサポートしてくれます。そのため、いつも安心して楽しく通学しています。さらに、東京の真ん中にキャンパスあることもあって、学校の周りに様々本屋や喫茶店、レストランがあるので、授業が終わって友達とその辺りをめぐるのがとても楽しいです。
国際学研究科へ進学を検討している学生へメッセージ
ぜひ共立女子大学大学院 国際学研究科を選んでください。国際学研究科の教授は研究や教育に熱心で、優しい先生が多く、いつも学生を応援して、サポートしてくれるので、楽しく前向きに研究出来ます。また、助手のスタッフさんもフレンドリーで距離感があまりないので、いろいろなことを相談することができます。留学生にとっても良い研究環境だと思います。キャンパスで皆さんとお会いできるのを楽しみにしています!
曽柳寧さん
(中国)
国際学研究科へ進学した理由・きっかけ
最初は日本語学校の先生の勧めで共立女子大学の公式サイトを訪れ、国際学研究科の授業科目に好奇心を持ってから、同科の先生方の研究分野を拝見したところ、先生方の研究分野がとても広いと感じました。神保町という都心に位置するキャンパスの立地を考えても、外国人留学生として私が国際情勢を学び、様々な国の文化に触れる場所としてふさわしいと思い、共立女子大学大学院を選びました。
国際学研究科で学んでよかったこと
去年の冬、進学の準備をしていた際、私は不安でいっぱいで、研究計画書の内容にも不十分な点が多いのではないかと心配していました。思いがけず、面談の際に先生方から貴重なアドバイスを得ることができ、面接の過程では先生方にとても優しく、細やかに私の不足点を指摘していただき、緊張が和らぎました。もちろん、出願から現在までのこの長い期間、教務課や国際学部助手室の助手さんたちは留学生の学業と生活に関する多くの問題を素早かにかつ詳しく、丁寧に解決してくださいました。
これまでの1年次前期の学修において、先生方との交流は非常に楽しく、有意義でした。どの先生も非常に優しく、また学問的な専門的な論点から、言語上の微細な誤りまで、私のためにきちんと指摘してくださいました。選んだすべての履修科目が、私自身の研究に様々な形で役に立つとともに、実用的な知識を多く得ることができ、たいへん嬉しく思っています。
国際学研究科へ進学を検討している学生へメッセージ
共立女子大学大学院 国際学研究科は、多様な国際的な領域を含む学問分野を対象としており、言語、文化、社会問題など、さまざまなテーマに関する実用的な知識を習得し、自らのテーマを深く研究できる専攻です。これにより、修士論文の執筆に不可欠な自身の知識ベースを充実させることができ、ひいては修了後のキャリアを展望することができます。
修了生の声
- 私は現在、大手日系企業の総合職として働いています。
- 大学院で得たスキルは今の仕事に直結する点が多いと感じます。大学院は、多様な人と接点を築き協働すること、玉石混淆の情報から答えを抽出する作業の積み重ねです。職場で仕事を託された時、戦略的にプロセスを組んで動く力は在学中に培った貴重な能力だと思っています。大学院は課題意識と意欲があれば、インプットよりアウトプットの要素が多くクリエイティブです。共立女子大学大学院国際学研究科は、多彩な知識や経験を持った教授と共同研究ができ、個々に合う手厚い指導が受けられることが魅力です。
- 大学院では明治期から昭和期にかけて活躍した女性画家・上村松園について、彼女が生涯追い求めた女性像を考察しました。
- 修士論文では、日本美術におけるジェンダー論をもとに、上村松園の背景と日本美術界における彼女の立場を明確にし、彼女が頻繁に扱った古典・伝統芸能を題材とする作品と他の当時の画家たちが描く女性像との比較検討を行いました。研究は日々、ひらめきと挫折の繰り返しですが、それを乗り越えて完成した修士論文は満足感とともに感慨深いものがあります。国際学研究科では文化系・社会系どちらも研究対象とすることが可能なので、分野を超えた知識を得ることができます。
- 修士論文を書くという経験は自信に繋がります。
- 教授とほぼ一対一の授業を受け、自分の興味関心のある分野に特化して研究することは、とても貴重で価値のある時間です。修士論文では多くの資料・文章を早く、正確に読み込む必要がありましたが、これは仕事でのプレゼン資料等の作成や、仕様書や要項を把握する能力にもつながっています。就職と進学で迷いましたが、進学を選んでよかったと心から思っています。興味がある分野があり、少しでも迷われている方には、大学院進学をお勧めします。
- 1873年に開催されたウィーン万国博覧会における明治政府の出展戦略について修士論文を執筆しました。
- 現在、私は文化財専門員として文化財調査・研究、文化財保存活用地域計画策定に携わっています。文化財保存活用地域計画は、将来にわたって文化財の保存・活用を行うための実施計画です。在学中、単位認定制度を利用して参加した国立博物館のインターンシップが今の仕事に活きています。個々の文化財に対する調査と理解には、学芸員資格過程で学ぶ専門知識と、論文の執筆で用いる研究基礎を活かすことが求められます。事前調査でどれだけのことができるかは、大学院で培った情報収集力が大切だと思っています。
- 国際学研究科には日米に限らず、ヨーロッパやアジアを専門とする先生方も多くいらっしゃるため、言語やジェンダーに関して多方面から考察できると考えて進学しました。
- 「アメリカ映画における日本語字幕:役割語としての女性語」をテーマに修士論文を英語で執筆し、女性語の定義や日本語の女性語の歴史、英語の女性語に加え、映画翻訳の過程等にも触れつつ、1990年以降のアメリカ映画の日本語字幕の女性語を分析しました。大学院1年次に参加したセミナーで、日本で最も有名な字幕翻訳家である戸田奈津子さんにお会いできたことは特に印象的な出来事です。研究が大変なときもありましたが、社会人になって振り返ってみると、大学院で過ごした時間はとても貴重だったと感じています。
- 修士論文では日本語と中国語の翻訳問題、具体的には日本映画タイトルの中国語訳について取り組みました。
- 中国大陸・香港・台湾の三つの地域では、タイトルの付け方が違い、中国での視聴率を上げるには、視聴する地域に好まれるネーミングにする必要があります。日本と中国は同じく漢字を用いていますが、言語習慣が全く異なるため、中国の文化背景や言語習慣を通してタイトルとその翻訳を考察し、いかに視聴者を引き付けることができるのかを考察しました。在学中には学会にも足を運び、中国に留学した経験をいかして中国語での執筆に挑戦しました。
主な就職先(一部)
一般企業
- 株式会社ニトリホールディングス
- アースサポート株式会社
- 株式会社日立アカデミー
- 株式会社コスモテック
- 東京エムケイ株式会社
- 東日本旅客鉄道株式会社
教育機関
- 学校法人東邦大学
進学
- 中国人民大学外国語学院
博士後期課程 進学
国際学研究科で取得できる免許・資格
教員職員免許(専修免許)
中学校教諭一種免許状及び高等学校教諭一種免許状の所要資格を有し、本学大学院を修了し本学で定めた教職課程の単位を修得した場合は、教育職員免許法により「中学校教諭専修免許状」及び「高等学校教諭専修免許状」を取得することができます。
免許の対象となる教科は次の通りです。
・国際学研究科・・・・・・・・「外国語(英語)」・「社会」・「地理歴史」
詳細につきましては、以下の履修ガイドをご確認ください。