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学長メッセージ

学長メッセージ(令和元年度)

学長メッセージ(令和元年度)

学長から卒業生へのメッセージ

学位記授与式式辞(令和2年度)



 令和2年度 学位記授与式にあたり、お祝いの言葉を 申し述べます。
 修了生、卒業生の皆さん、そしてご臨席賜りました保護者、ご家族の皆さま、オンラインでご視聴の皆さま ご卒業おめでとうございます。
 今年、本学から、大学4学部1192名、短大2科177名、大学院では4研究科16名、計1385名の学生、院生が卒業していきます。
 昨年は令和初の学位記授与式でしたが、残念ながら新型コロナウイルス感染症拡大を受け中止を余儀なくされました。その後、緊急事態宣言発令を受け、学校は授業実施に大きな制約を受け、また、本来楽しいはずであるサークル活動など学外活動も自粛をお願いしました。皆さんは大学に来ることを大きく制限され、また日常生活も不自由を強いられて、苦しく辛い思いをされてきたことと思います。
 私たちは、この一年、我慢を重ねてきました。やっと夜が明けるかと思えば、再び緊急事態宣言が発令され、さらに再延長されるという事態を受け、本日このように制限された形の学位記授与式となりました。それでも昨年に比べれば少し前進したと言えますし、今この卒業式の場にいる皆さんには、よく頑張ったね、おめでとうと言いたいと思います。
 また、この晴れの日を心待ちされていた保護者・ご家族の皆様には、教職員一同、心よりお祝いを申し上げるとともに、これまでの厚いご支援に対して、感謝の意を表したいと存じます。
 さて、皆さんが生まれ育って来られた時代は、V・U・C・A、ブーカの時代と言われます。Volatility (激動)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(不透明性)、という四つの言葉の頭文字のV・U・C・Aをとってブーカの時代と言い、近年、ビジネスの世界でしばしば使われる言葉です。平成の時代は、天災が多く、社会情勢の変化も激しい時代でした。文字通り「美しくなごやかな」時代を期待して「令和」と名付けられた新しい時代が始まりましたが、新型コロナウイルス感染症が世界を覆い、あらためて現代がブーカの時代であることがより鮮明になっています。
 この一年間、皆さんには理不尽なことばかりだと思われたでしょう。
 しかし、社会は、コロナ感染症ばかりでなく理不尽と思える出来ことに満ちているとも言えます。皆さんはこのような社会を避けて通ることはできません。
 しかし、本学を卒業した皆さんには理不尽な社会と闘う二つの力がそなわっていると私たちは信じます。
 一つ目は、誠実であり勤勉であることです。例えば新型コロナについて言えば、世の中に飛び交う風説や風評に惑わされず、自分の行うべきことを誠実にそして勤勉に行うことです。新型コロナを自分の問題として引きうけ、他人にゆだねず自分で考え行動すること、手洗い、マスク着用、社会的距離を保つことなど、地道に行うべきことを勤勉に、そして誠実に行うことです。誠実・勤勉は本学の教訓ですね。
 二つ目は他者を思いやり助け合うことです。本学では昨年の4月から副専攻としてリーダーシップを掲げ、他者と協働してリーダーシップを発揮する力を養うことを明示しましたが、この教育方針はすでに昔から共立の教育にあったものです。その根本にあるのは本学の校訓の一つである友愛です。この感染症はだれでも罹患する可能性があるものです。感染した人を責めるのではなく、思いやる気持ちが友愛です。今、社会のあらゆる領域で分断が進んでいると言われます。特に目に見えないウイルスの脅威は、ややもすれば異質な者、弱者を排除する力を強めがちです。だからこそ友愛による他者への思いやりが大切になります。
 コロナ禍というストレスの多い社会にこそ本学の校訓である「誠実・勤勉・友愛」という徳目は輝くのではないでしょうか。
 春はまた巡り来ますし、やがて社会は復活するでしょう。
 今は、こうして学位記授与式を開催できることを静かに喜び、医療従事者を初めとする日常を支え続けるエッセンシャルワーカーの皆様に、あらためて感謝の意を表し、私の式辞とします。
 ありがとうございました。

令和3年3月15日
共立女子大学 共立女子短期大学
学長 川久保 清





卒業記念式典式辞 令和2年11月3日



 令和元年度 卒業生・修了生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
 本来であれば、本年3月15日に、ここ共立講堂で学位記授与式の開催を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が危惧される中、やむなく学位記授与式の挙行を見合わせ、ホームページに、メッセージを発信するにとどめました。それから半年以上経過し、感染症対策と社会活動の両立を模索する社会の動きに合わせて、本学も対面授業を再開し始めました。この機を捉え、私たちは、春にお約束したように、皆さんの先輩たちと同様に、ここ共立講堂で卒業記念式典を行うことといたしました。
 まず、最初に、本日、ご参加の卒業生・修了生の皆さんや、ライブ配信をご覧の卒業生や保護者の方々にお祝いを申し上げるとともに、このような式典を催すことができたことをともに喜びたいと思います。
 このような事態は、9年前に、東日本大震災に伴い、学位記授与式を同じく見合わせて以来の事となります。東日本大震災は2011年3月11日でしたが、奇しくも本年3月11日にWHOは新型コロナウイルス感染症のパンデミック宣言をおこないました。私たちは大変な時代に生きていることを痛感します。
 皆さんは卒業後、社会人となっての半年間はいかがでしたでしょうか?
 大学は、在学中は早く出たいと思うけれど卒業すると、もっといたかったと思うところであるとよく言われますが、卒業後社会人となって半年は「つらい、苦しい」と思うことが多くなる時期ではないでしょうか。まして皆さんは、コロナ禍という未曾有の状況下での社会への船出となりました。さぞかしご苦労が多いことと推察します。本日は、式典のあとで学部科の先生方と懇親の場を設けていますので、ひと時、学生時代に戻り、楽しく語り合ってくださればと思います。
 さて、皆さんが生まれ育って来られた時代は、V・U・C・A、ブーカの時代と言われます。Volatility(激動)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(不透明性)、という四つの言葉の頭文字のV・U・C・Aをとってブーカの時代と言い、近年、ビジネスの世界ではしばしば使われる言葉です。
 今年になり新型コロナウイルス感染症が世界を覆い、ブーカの時代がより鮮明になっています。コロナ感染症対策には、正解がないことが私達を不安に陥れます。
 社会は、コロナ感染症ばかりでなく理不尽と思える出来事に満ちています。しかし、皆さんはこのような社会を避けて通ることはできません。
 本学を卒業した皆さんには理不尽な社会と戦う二つの力が備わっていると信じます。
 一つ目は、自分で考え行動する自立の力です。不条理さと戦う方法は誠実さです。例えば新型コロナを自分の問題として引きうけ、他人にゆだねず自分で考え行動する力、例えば手洗い、マスク着用、社会的距離を保つことなど、地道に行うべきことを勤勉に、そして誠実に行うことです。
 二つ目は他者と協働する力です。自立とは他者を排除するのではなく、他者を思いやり、他者と共に立つ力です。本学では今年の4月から副専攻としてリーダーシップを掲げ、他者と協働してリーダーシップを発揮する力を養うことを明示しましたが、この教育方針はすでに昔から共立の教育にあったものです。その根本にあるのは本学の校訓である友愛です。この感染症はだれでも罹患する可能性があるものです。感染した人を責めるのではなく、思いやる気持ちが友愛です。思いやりは当事者意識の中から生まれると言います。コロナ感染症を我が事と捉え、感染症に罹患した人に対する思いやりの心こそ友愛でしょう。
 昨年のラグビーワールドカップでは連帯、ワンチームの重要性が言われました。しかし連帯によって全体の調和や協調を重んじることは、ややもすれば異質な者、弱者を排除する方向に向かいがちです。だからこそ友愛の心による他者への思いやりが大切になります。
 コロナ禍というストレスの多い社会にこそ本学の校訓である「誠実・勤勉・友愛」という徳目は輝くのではないでしょうか。
 新型コロナウイルス感染症がまだ懸念される中、感染リスクがある現場で、この瞬間にも献身的に働く医療関係者の方々がいらっしゃいます。本学の多くの卒業生も活躍しております。
 看護学部・看護学研究科の先生方は、医療従事者を育成・輩出しているという自らの立場を重く受け止め、本日の卒業記念式典に、卒業生を含め看護学部・看護学研究科関係者の出席自粛を決定されました。
 今、こうして卒業記念式典を開催できるのも、そのような方々の犠牲的な精神・ご尽力のおかげです。この機会にお集まりの皆さまと共に、卒業生をはじめとする医療従事者ならびに日常を支えるエッセンシャルワーカーの皆様に心から感謝の意を込めて拍手を届けたいと思います。
 全員ご起立ください。    拍手
 ありがとうございました。これで私の式辞とします。

令和2年11月3日

共立女子大学 共立女子短期大学
学長 川久保 清

過去の学位記授与式式辞