国際学部

Faculty of International Studies

国際学部海外研究旅行 ―国際事情/フィールドワークー

海外研究旅行について

社会や文化というものは、実際にその国・地域に行き、とりまく環境を体験することで、「生きた」ものとして、その意味をより明確に知ることができます。そこで、ある地域の歴史や文化を見聞し理解を深める目的の旅行や、あるいは国際社会の課題を考える手がかりとなるよう、現地の国際機関、JICAやNGO、日系企業のフィールド等を訪問する旅行を、企画します。現地大学の訪問や教員・学生たちとの交流も含まれます。旅行の前に訪問地の政治・経済、歴史的・文化的背景を学修することが前提で、同行する教員の専門や参加学生の関心を踏まえて、問題意識を深めるための事前調査や帰国後の報告会なども行います。

事前学習・現地研究旅行・事後学習をとおして、関連科目の「海外事情/フィールドワーク」として、2単位の修得となります。

これまでの実施一覧

2022年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
アメリカ研究旅行 ニューヨーク 2023/2/4

2023/2/11
立松美也子
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ニューヨークを訪問し、国際社会における国連の働きについて学ぶ。国連職員のレクチャーや日本政府代表部への訪問、移民博物館、ニューヨーク図書館などを訪問する。
援助や平和構築において国連はどのような役割を担っているのかについて、自らのテーマを設定し、現場を見学することにより国連や国際政治に対する認識を深める。
2019年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
中国研究旅行 大連、長春、ハルビン、北京 2019/9/2

2019/9/12
李錚強
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今回は日露戦争激戦地及びその後、日本の統治下にあり、歴史のつながりの深い中国東北地方(旧満州国)を訪問し、旧満鉄路線を大連からハルビンへ旧満洲の史跡を訪れる鉄道の旅が特徴。
また、首都北京を訪れ、万里の長城や故宮博物館(明・清時代の宮殿)などの世界文化遺産を見学し、中国の歴史と文化について体験を通して知識を深める。
2018年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
イタリア研究旅行 イタリア:ローマ、フィレンツェ、ナポリ 2019/2/28

2019/3/11
八十田博人
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イタリアの歴史と文化を学ぶ。各時代(古代、中世、ルネサンス、バロック、近代)の政治、経済、社会と結びつけて、美術、建築、音楽等に親しむ。
2017年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
中東欧研究旅行 ドイツ:ベルリン、ゲルリッツ
ポーランド:クラクフ
チェコ:プラハ
2018/2/27

2018/3/10
西山暁義
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私たちの歴史の記憶において、20世紀は大きな位置を占めている。とりわけ、前半の2つの世界大戦(うち第一次世界大戦(1914-1918年)については現在も100周年である)、そして1989年のベルリンの壁の象徴される冷戦の終結はヨーロッパにとって大きな意味をもつことになった出来事である。
今回の海外研修旅行は、ベルリン、クラクフ、プラハなど中東欧の中心都市をたどりながら、これらの出来事の舞台となった場所を訪ね、想像力と関心を深めるとともに、同年代のポーランド人学生との交流をとおして、現代社会において歴史が持つ意味について、「他者」の視点をふまえて考える機会を提供する。
2016年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
バルト三国と北欧研究旅行 リトアニア:ヴィリニュス 、カウナス
ラトビア:リガ
エストニア:タリン
フィンランド:ヘルシンキ
2016/8/29

2016/9/8
黒澤啓
中国研究旅行 中国広東省広州市・珠海市、マカオ、雲南省麗江 2017/2/23

2017/3/3
李錚強
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バルト三国と北欧研究旅行
1991年9月、東西冷戦崩壊の流れに乗って旧ソ連からいち早く独立し、2004年には欧州連合(EU)に加盟して安定した成長を遂げるバルト三国。その中でも、リトアニアは、「日本のシンドラー」とも呼ばれる杉原千畝が、第二次世界大戦中、およそ6,000人にのぼるユダヤ人を救ったことで知られる国である。また、2008年にアハティサーリ元大統領がノーベル平和賞を受賞するなど、世界各地の紛争調停に積極的に関与し、平和国家として知られる他、社会福祉、男女平等、環境保護等でも先進的な国家であるフィンランド。
こうした普段なじみのないバルト三国とフィンランドを訪問することにより、これらの国が第二次世界大戦や東西冷戦を乗り越えて現在の平和国家に成長してきたプロセスを学ぶ。さらに、いずれの国の首都も世界遺産に登録されているバルト三国の歴史地区を訪問し、UNESCOの世界遺産の現状を理解する。併せて、現地の大学の日本語学科を訪問し、学生との交流を深める。 
中国研究旅行
中国南部にある桂林・麗江・広州という3都市を訪れる。
山水画を思わせる桂林の風景と世界遺産に登録された麗江古城の視察を通して、風景を楽しむだけでなく、この地に住む少数民族の様々な習慣や文化を探索することができる。
また、広州市にある広東外語外貿大学見学及び当大学教授による特別講義や大学生との交流を通して、中国の大学生の勉強・生活ぶりを肌で体験し、基礎演習・専門演習・卒研演習などで扱われる現代中国の問題に対しても認識を深めていく。
2015年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
中東欧海外研究旅行 オランダ:アムステルダム
ポーランド:クラクフ
ドイツ:ゲルリッツ、ベルリン
オーストリア:ウィーン
2015/9/8

2015/9/18
西山暁義
イギリス研究旅行 イギリス:ロンドン、オクスフォード、ストラットフォード・アポン・エイヴォン、グロスター、カーディフ 2016/2/11

2016/2/22
寺尾範野
アジア研究旅行 シンガポール
ラオス:ビエンチャン、ルアン・パバン
タイ:チェンマイ
2016/2/21

2016/3/3
黒澤啓
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中東欧研究旅行
第二次世界大戦終結から70年を迎えるなか、この戦争、およびナチス・ドイツによるユダヤ人大虐殺(ホロコースト)の記憶はどのように継承されているのか。オランダ・アムステルダムのアンネ・フランクの家を皮切りに、ポーランド・クラクフ(アウシュヴィッツ強制収容所)、さらにベルリン、ポツダムをたどり、歴史の現場を訪れながら、理解を深める。ベルリンでは、ベルリン自由大学日本学科の学生たちと交流し、彼女たちとともにこの町の風景に刻まれた20世紀の歴史をたどる。
また、本年で200年を迎えるウィーン会議の舞台であるオーストリア・ウィーンもあわせて訪問し、ヨーロッパ史においてハプスブルク家が果たした役割についても考える。
イギリス研究旅行
ロンドンをはじめとする英国の都市を訪問し、英国経済社会の基礎を築いた各地の産業改革・都市改革の歴史を学ぶ。
加えて、コッツウォルズ地方の村々を訪れ、カントリーサイドの生活様式や環境保全運動など、文化的な側面への見聞も広める。
また、現地の大学生やビジネス、研究に従事している現地の日英の方々とも交流し、変化する英国社会と現代英国人の価値観やライフスタイルについて認識を深める。
アジア研究旅行
LDC(後発開発途上国)であるラオスと、高中所得国であるタイ、NIES(新興工業経済地域)として飛躍的な発展を遂げているシンガポールの3カ国を訪問することにより、同じアジアの中で経済成長に大きな差が生じてきた要因を探る。また、大使館やJICA事務所、ODAの協力現場、国連を視察することにより、アジアの発展にODAや国連がどのような貢献を果たしてきたのかを学ぶ。さらに、世界中から脚光を浴びているラオスの古都ルアン・パバン、並びにタイのアユタヤ遺跡という2つの世界遺産を視察することにより、UNESCOの世界遺産の現状を理解する。
また、シンガポールでは、発展のプロセスを視察するとともに、日系企業を訪問し、海外進出の現状について学ぶ。
2014年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
イギリス研究旅行 イギリス:ロンドン、ケンブリッジ、マンチェスター、リバプール、カーディフ、他 2014/2/11

2014/2/23
寺尾範野
石井久生
アジア研究旅行 カンボジア:プノンペン
ベトナム:ハノイ
シンガポール:シンガポール市内
2014/3/1

2014/3/11
黒澤啓
アメリカ研究旅行 アメリカ合衆国:ボストン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ヴァジニア 2014/9/5

2014/9/15
太田和子
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イギリス研究旅行
英国各地の産業改革・都市改革の歴史について学ぶ。現地の方々や大学の教員・学生の方々とも交流し、変化する英国社会と現代英国人の価値観やライフスタイルについての認識を深める。
アジア研究旅行
ベトナムとカンボジアの紛争の歴史と経緯を学ぶとともに、その後の復興のプロセスや、現在も残る課題について学習する。シンガポールの飛躍的な発展のプロセスや環境政策について学ぶ。
アメリカ研究旅行
アメリカ各地を訪問して、アメリカの歴史や文化に触れ、実体験する。また、アメリカの大学生たちと交流することで、アメリカの若者たちの考え方や価値観、ライフスタイル等を理解する。
2013年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
バルカン・北イタリア研究旅行 セルビア:ベオグラード、ボスニア:サラエボ、
クロアチア:ドブロブニク、スプリット、プーラ、
北イタリア:ヴェネチア、ミラノ
2014/2/11

2014/2/25
黒澤啓
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20世紀最後の紛争と復興の地、バルカン諸国訪問国際協力の現場視察や現地大学生との交流
北イタリアにおいて、現代に生きる伝統文化を体験
2012年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
イタリア・ギリシャ研究旅行 イタリア:ローマ、ナポリ、アマルフィ、
マテーラ、アルベロベッロ他
ギリシャ:ケルキラ、メテオラ、デルフィ、アテネ他
2013/2/21

2013/3/8
木戸雅子
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イタリアとギリシャで古代ギリシャ・ローマから現在までの文化と歴史に触れ、協定校のイオニア大学の学生と交流をはかる。
2011年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
中国研修旅行 四川省:九寨溝
北京:万里の長城、天安門広場
成都:パンダ飼育研究所
2011/9/2

2011/9/11
李錚強
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中国の多民族文化と歴史に触れ、壮大な自然・史跡を体感
北京大学、中国人民大学との交流
2010年度
旅行タイトル 主な研究先 期間 引率教員
「中央ヨーロッパにたどるヨーロッパの過去・現在・未来」 ポーランド:クラクフ
ドイツ:ゲルリッツ、ベルリン、ポツダム、ドレスデン
フランス:ストラスブール
2011/2/21

2011/3/4
西山暁義
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中央ヨーロッパにたどるヨーロッパの過去・現在・未来
フンボルト大学との交流