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文芸学部

人材養成目的・3つのポリシー(2023年度以降入学者)

文芸学部人材養成目的・3つのポリシー(2023年度以降入学者)

人材養成目的

 文芸学部の人材養成目的は、本学の建学の精神および共立女子大学の人材養成目的に基づき、「文学と芸術の世界をさまざまな視点から広く深くとらえることを通じて、文化全般にわたる広い視野と教養をそなえた豊かな人間性を養うことであり、また実社会において、自立した個人として、他者と協調しつつ、主体的に社会の発展に貢献しうる女性を育成する」ことである。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー

 共立女子大学文芸学部文芸学科は、建学の精神「女性の自立と自活」を踏まえて展開される所定の課程を修め、124 単位以上の単位修得と必修等の卒業要件を充たし、幅広い教養と専門分野における知識・技術の学修を通して、以下に示す資質・能力を備えた人物に学位を授与する。

観点 内容
DP1
幅広い教養
固定観念にとらわれず、対象を多角的にとらえるための幅広い教養を身につけている。
DP2
リテラシー
生涯にわたって主体的に学び続けるための正確な言語運用能力と情報スキルを身につけている。
DP3
専門的知識
文学・芸術とメディア及び文化に関する専門的知識を身につけている。
DP4
洞察力
他者のありようを想像し、物事の本質を見通すための知識・技能を身につけている。
DP5
分析力
対象を的確に分析する力を身につけている。
DP6
論理的思考力
課題を発見・解決するための論理的思考力を身につけている。
DP7
主体的関与
社会の諸課題について理解し、その解決に主体的に関わる能力と態度を身につけている。
DP8
リーダーシップ
他者と協働し、友愛の理念に立って市民社会の発展に寄与する能力と態度を身につけている。

カリキュラム・ポリシー

 共立女子大学文芸学部文芸学科は、ディプロマ・ポリシーに定める資質・能力を育成するために必要・適切な授業科目を精選し、順次性ある体系的な教育課程を編成する。その際、科目履修の順次性に基づくカリキュラムの体系的学修を可能にするために、カリキュラム・ マップ、カリキュラム・ツリー、ナンバリング、履修系統図を用いる。

 その上で、教育課程の編成及び授業実施にあたり、教育内容、教育方法、学修成果のあり方についての方針を以下の通り定める。

教育内容

CP1 教養教育科目

 学生を、ひとりの女性・ひとりの人間として日々の生活を豊かに充実して生き、主体的に社会に参加・貢献して責任ある役割を果たす人材として育成するために、以下の「自律と努力コア」「創造とキャリアコア」「協働とリーダーシップコア」に区分する。

CP1-1 自律と努力コア
  • 初年次教育科目・キャリア教育科目として、客観的に物事を理解し、自己を確立し生涯学び続けるための基礎的な力を養う科目群を編成する。
  • 学生生活への適応、ライフプランやキャリアプラン形成のための「ライフプランと自己実現」、そして論理的な考え方や文章作成技術の修得、課題発見、課題分析、情報収集、グループワーク、プレゼンテーションなどの課題解決に必要な技術の修得をはかるとともに、社会人として果たすべき責務を学ぶために、少人数制で行う「基礎ゼミナール」「課題解決ワークショップ」を必修科目とする。
CP1-2 創造とキャリアコア
  • 新たな価値を創造し社会と積極的に関わっていくための基礎的な力を身につけるとともに、社会人として必要な教養を養う科目群を編成する。
  • 語学科目においては、「英語」および「初習外国語」の科目群より 2 言語 8 単位を選択必修とし、今後、進展するグローバル環境において必要な英語コミュニケーション力やキャリア形成に必要な語学能力を養成する。
  • 英語においては、プレイスメントテストの結果を踏まえた習熟度に基づくクラスを編成し、学生の習熟度や希望に応じて体系的に科目群を編成する。現代の社会生活で必要となる英語コミュニケーション力を身につけるために「英語コミュニケーションⅠ」「英語コミュニケーションⅡ」を必修とする。また、今後、進展するグローバル 環境におけるキャリア形成に必要な語学能力を養成するために TOEIC のスコアアップを目指す。
  • 情報リテラシーにおいては、情報化が加速する現代の社会生活で必要となる数理・データサイエンス・AI に関する基礎的なリテラシーや情報処理に関する知識・スキルを身に付けるために、「データサイエンスと ICT の基礎」 「情報処理」を必修とする。
  • 幅広い教養を身に付け、多様な視点で社会を幅広く俯瞰し必要な教養を身につけるために「人間を理解するための教養」「社会を理解するための教養」「自然を理解するための教養」「身体と健康を管理するための教養」「キャリアを創造するための教養」より6単位を選択必修とする。
CP1-3 協働とリーダーシップコア
  • 他者と協働しながら課題解決に導くための協働性・コミュニケーション能力やリーダーシップを養うために、「現代社会の諸課題の解決」「リーダーシップ開発」から2単位を選択必修とする。
  • 他者と協働し様々な課題解決を行なう中で、自らの価値観と多様な価値観を調整するために必要なコミュニケーション力やリーダーシップを身に付けることを目指して、PBL(Project Based Learning)の手法を用いて授業を行う。
CP2 専門教育科目

 専門基礎、専門分野Ⅰ、専門分野Ⅱと発展的な科目区分を行い、1年次から4年次にかけて、各分野に講義科目、演習科目、実習科目を体系性、履修順序を踏まえて配置する。

CP2-1 専門基礎分野科目

 1年次には、学問領域の専門性に触れるとともに、2年次の領域選択を踏まえた知識・技能等を獲得するため、専門基礎分野科目の必修科目として、「文芸入門A~D」を配置する。

CP2-2 領域選択

 2年次より、自分の興味の在り方に基づき、以下の4つの領域から1つを選択させる。領域には、専門に関する学びを深めるための基礎的な知識や技能を体系的に学ぶための科目を配置するが、1学部1学科制の特長をふまえ、選択した領域とは別の領域に配置された科目も幅広く学修させる。
*言語・文学領域
*芸術領域
*文化領域
*メディア領域

CP2-3 専修選択

 3年次より、自分の興味の在り方と4年次に取り組む卒業論文・卒業制作のテーマおよび卒業後の進路を考慮して、以下の7つの専修から1つを選択させる。専修には、専門に関する学びを深めるための発展的な知識や技能を体系的に学ぶための科目を配置するが、1学部1学科制の特長をふまえ、選択した専修とは別の専修に配置された科目も幅広く学修させる。
*言語・文学領域日本語・日本文学専修
*言語・文学領域英語・英語圏文学専修
*言語・文学領域フランス語・フランス文学専修
*芸術領域劇芸術専修
*芸術領域美術史専修
*文化領域文化専修
*メディア領域文芸メディア専修

CP2-4 PBL(Project Based Learning/Problem Based Learning)科目

 専門的な知識・技能を活用し、論理的、客観的に考察することや、他者の意見を理解し、自己の意見を的確に表現すること、さらに他者との協働の中で適切にリーダーシップが発揮できるように、PBL(Project Based Learning/Problem Based Learning)の教育方法を用いた通年2単位の演習を、2年次・3年次の選択必修科目として設置する。

CP2-5 卒業論文・卒業制作

 卒業年次のアセスメント科目として、専門教育科目を中心とする教育内容を統合・深化させ、専門性を活用する力を身につけるために「卒業論文・卒業制作」および「卒業論文・卒業制作ゼミナール」を必修とする。

教育方法

 (1)教育内容の実施にあたっては、対面教育を原則とし、その内容に相応しい適切な授業形態(講義、演習、実験・実習・実技)を用いる。また、その効果について十分に検討した上で、必要に応じ遠隔教育を活用することとする。

 (2)授業開始後の学修の指針として機能するシラバスを作成し、授業計画に基づいて適切に指導を行う。

 (3)すべての科目で形成的評価を適切に取り入れ、授業期間中に学生の理解度を把握し、確実にフィードバックする。

 (4)教員と学生、学生間のインタラクションを取り入れた教育方法をすべての授業で行う。

 (5)PBL(Problem Based Learning)を積極的に導入し、課題設定・調査・分析を行い、問題を解決する活動を通して幅広い教養や専門的な知識・技術を高める。

 (6)PBL(Project Based Learning)を積極的に導入し、幅広い教養や専門的な知識・技術を、実際を想定した場面で活用し、他者との協働の中でリーダーシップを発揮する力を伸長させる。

 (7)履修モデルを提示し、学生が自ら系統的かつ分野横断的に学修できるように、履修指導を行う。

 (8)必要に応じて学外授業・研究集会・研究旅行等を実施し、学修効果を高める。

学修成果の評価

 (1)各科目で到達目標を具体的に定め、その到達状況を適切に評価する。

 (2)各科目で単位修得目標を具体的に定め、単位修得の可否を適切に評価する。

 (3)各科目の学修成果の最終的な評価は試験により行う。また、授業科目の内容に応じて、課題、小テスト、レポート、意欲・態度等を適切に評価する。

 (4)各科目の評価方法と評価割合を明確に定める。

 (5)1年次から2年次の進級については、1年修了時時点の通算GPAが0.6以上であることを条件とする。

 (6)3年次から4年次の進級については、卒業に必要な124単位のうち84単位以上の単位を修得していることを条件とする。

 (7)4年間の学修成果・卒業時到達目標の到達度については、卒業論文・卒業制作の成果物および口述試験等により総括的に評価する。

 (8)年度最優秀と認められた卒業論文・卒業制作に対しては、さくら賞を授与する。

アドミッション・ポリシー

 共立女子大学文芸学部文芸学科は、建学の精神である「女性の自立と自活」に基づき、本学が教育の基軸にすえる「リーダーシップ」教育と「実学」教育を理解し、積極的に受容する資質・能力を有し、以下に掲げる学力の三要素を備えた人物を受け入れる。なお、このような学生を適正に選抜するために、多様な選抜方法を適切に実施する。

学力の三要素 AP№ 内容
知識・技能 AP1-1 高等学校の教育課程を幅広く修得している。
AP1-2 高等学校卒業までの学修内容のうち、文芸学部の学修に必要な基礎的な知識・技能(特に「国語総合」と「外国語」を通じて、聞く・話す・読む・書くというコミュニケーションの基礎的な知識・技能)を有している。
AP1-3 高等学校卒業までの学修内容のうち、文芸学部の学修に必要な基礎的な知識(特に「地理歴史」を通じて、各地域の歴史・生活・文化を理解するために必要な基礎的な知識)を有している。
思考力・判断力・表現力 AP2 物事を論理的にとらえ、自分の考えを的確に表現するうえで基礎となる思考力・判断力・表現力を有している。
主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度 AP3-1 課題に対し主体性を持って最後まで取り組む意欲・態度を有している。
AP3-2 文芸学部の学修内容に関心を持ち、リーダーシップを発揮し、他者に寄り添い、協働して市民社会の発展に貢献しようという意欲・態度を有している。

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