共立女子大学・共立女子短期大学

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文芸学部

Faculty of Arts & Letters

学びの特色

01よむ

 図書館で文学作品や学術書を静かに読む。詩歌を読む、あるいは詠む。美術・演劇を鑑賞し、その意味をよみとく。
 「よむ」ことはけっして受け身ではありません。主体的に関わってはじめて、私たちにとって切実な「意味」が浮かび上がってきます。

合同観劇会

 劇芸術コースでは「合同観劇会」があります。半期に1度、年2本、教員が選定した舞台作品を観劇し、その所感を観劇レポートにまとめて提出するというものです。作品は1本が現代劇、もう1本が歌舞伎や文楽などの古典芸能から、劇芸術コースの授業内容に資する作品が選ばれます。観劇前には教員が作品解説と鑑賞のポイント紹介をします。高いチケットが買えない、または鑑賞作品の選択に困る学生でも話題作が低価格で見られます。近年の観劇作品は、世田谷パブリックシアターの『ドレッサー』と新しい歌舞伎座での『仮名手本忠臣蔵』でした。コースの教員・学生全員で同じ作品を鑑賞するので、全員で舞台について話し合うよい機会でもあります。

 
 

ブックマラソン

 文芸教養コースでは、多くの本に触れて世界を広げることを目的に、2012年に特別プログラム「ブックマラソン」を始めました。このプログラムでは、教員による推薦図書リストと読書ノートを学生に配布し、読書の記録を学生に書かせています。今年度からは共同研究室にブックマラソン用の書棚を設置し、推薦図書の貸出も始めました。また、授業にも積極的に導入されています。ブックマラソンのリストから卒業論文のテーマを選ぶ学生が出てくるなど、学生が本に親しむよいきっかけとなっています。

 
 

Reading Marathon

 Reading Marathonは英語の速読教材を使って、学生の自学自習を支援するシステムです。教材はレベル別に分かれており、単語や文章の難易度そして長さなどを段階的に引き上げていくことで、学習者の英語力を無理なく養えるようになっています。英語・英米文学コースでは42冊の英語速読教材を読破することを目指し、参加者に専用のファイルを配布します。1冊読むごとにスタンプを押す「スタンプ・ラリー」で、学習者のモチベーションを保つ工夫を多く用意しています。当初は「参加自由」でしたが、今では英文コース学生必修の授業に組み込み、英語力をアップするための体制を充実させています。リテラチャー・サークルの形式を取り入れた読書会は好評です。

 
 

02きく

 講義は聞いているだけではだめです。聴きましょう。そしてわからないことはどんな些細なことでも遠慮なく訊きましょう。これが文芸学部の伝統です。確実に4年後の自分に効いてきます。

講座

 「講座」とは、特定の目標やテーマにそって授業を履修し、単位を取得する文芸学部独自の取り組みです。講座群A(実務)は、資格取得や、仕事に役立つ講座です。情報処理検定講座、編集技術講座、英語通訳ガイド講座、フランス語通訳ガイド講座の4講座があります。講座群B(文化)は、講座群Aのように仕事に役立つ機会はなくても、目に見えない「一生の宝」になるはずです。広告文化講座、編集文化講座、シェイクスピア講座、日本人論講座、ポピュラーカルチャー講座、地中海講座、ジェンダー講座の7講座があります。所属コースで専門性を深める学びとは別にもうひとつ、学生が自らの学びを見える形にできます。修了すると講座修了証が授与されます。

 
 

十二単着装の見学

 この数年、平安文学の授業の一環として、十二単の着装見学を行っています。ハクビ京都きもの学院の先生を講師としてお招きし、講義をうかがいながら、着装の仕方を見学します。当時の貴族の女性はほとんど外出することなく室内で過ごしていたわけですが、実際に十二単を目の当たりにすると、いかに衣服に行動が規制されていたかを想像することができます。百人一首の絵札に描かれる女性の座り姿や、ゐざる動作、衣ずれの音など、資料集を見るだけではなかなか伝わらない部分が見えてきます。着装見学は主に十二単ですが、直衣や狩衣など男性装束も着付けをしていただいています。ちなみに、どちらもモデルは学生の立候補です。

 
 

動画を活用した授業

 授業に動画を取り入れることで、様々な視点から授業テーマについてアプローチすることができます。例えば、日本人教員が担当する外国語の授業では、ネイティブの先生による発音講座の動画を、基礎ゼミの授業では、日本語専門の先生がレポートの書き方をレクチャーした動画を見ます。また、招聘した学外講師の講演を動画に収めて、学内でインターネット配信し、欠席者をフォローアップしています。このほかにも文芸学部では、ひとつの授業を複数の教員で担当するオムニバス形式の授業や、入学前の学生を対象にした授業紹介などにも動画を活用しています。

 
 

03かく

 よんで、きいて、形づくった自分の思考やビジョンを、何度も推敲しながら文章に書く。絵に描く。粘土、木、石、金属、様々な素材を使って描き出す。それはじっくりと時間をかけて、自分自身に向き合うということなのです。

「フランス語劇」上演

 1970年に仏文学コース5期生が神保町の岩波ホールを借りてモリエール作『町人貴族』を上演したのが「フランス語劇」の始まりです。近年はフランス語フランス文学コースと劇芸術コースの2・3年生を中心にフランス語劇上演チームを編成し、共立祭やオープンキャンパスで上演します。ピーターパンと赤ずきんが活躍する『あべこべ物語』では脚本をフランス人教員が担当し、その指導下に学生有志が演出しました。誰もが知っているペロー童話、『千夜一夜物語』や日本の昔話のパロディをフランス語劇に仕立てて上演し、フランス語を理解する人にも理解しない人にも喝采され、学外にも招待されました。なかでも『洋なし太郎の冒険』、『サンドリヨン』は好評で、その脚本はNHKフランス語講座テキストで紹介されました。今後は伝統を引き継ぐ若手教員を中心に新たな一歩を踏み出します。

 
 

雑誌『K-rits』の企画制作

 DTP基礎実習Bという授業では、雑誌『K-Rits』を制作します。履修者全員が神保町を広く取材し記事を書き編集にあたるのです。企画書を書き取材先の店舗や施設などに連絡をとり協力を仰ぐ作業から、写真を撮りインタビュー記事を書き、取材後DTPソフトでデータをまとめるところまで、指導教員と一丸となって取り組みます。様々な問題を乗り越えながら「協力」や「社会貢献」の経験知を積むことをねらいとした問題解決型授業は、学生にとってかけがえのない経験となるばかりか、就職活動を行う上でも役立っています。なお、『K-Rits』はオープンキャンパスで希望者にさしあげています。

 
 

絵画卒業制作・学外展

 造形芸術コースの卒業制作ゼミ(須田クラス・絵画)では、学内での卒業制作展の後、銀座の画廊で毎年学外展を開催しています。銀座の画廊での展覧会は実に晴れがましいことですが、一方では専門家の厳しい視線に耐える作品であるか、学生にとっては緊張の展覧会でもあります。学外展が始まって20年ほどになりますが、「毎年楽しみにしていますよ」といって下さる方もいらっしゃり、学生にとっても教員にとっても励みになります。会場には卒業生たちも来場し、旧友との再会の場ともなり、学内、学外を問わず多くの出会いが生まれています。
                写真提供:Gallery うぇすと