STUDENT INTERVIEW
学生インタビュー
家政学部 食物栄養学科

職を通じて人の心を動かす
そんな仕事に就くために

余湖由真さん
家政学部食物栄養学科食物学専攻4年
埼玉県立蕨高等学校普通科出身

Q1 現在の学部(学科・コース・専攻・専修)に進学を決めた理由は?

私は幼少の頃から食べることが大好きで、美味しいと感じた商品は裏面の食品表示の企業名、原料、添加物などをチェックする習慣があります。そのため、美味しい商品を作る会社に関心があり、私も食を通して多くの人の心を動かす仕事につきたいと考えていました。この学科で取得することができるフードスペシャリストは管理栄養士や栄養士が食を健康維持のための栄養供給源としてとらえているのに対して、この学科で取得することができるフードスペシャリストは、栄養学はもちろん食空間のコーディネートや調理学、品質や安全性、官能評価や流通まで食に関する様々なことを含む資格です。そのため、食品関係の仕事に就いた際、私の多角的な食の知識を利用し、お客様へ提案力と納得の高い仕事ができるのではないかと思い進学を決めました。

Q2 所属コース・専攻・専修の特長や学びのスタイルは?

実験や、調理実習などの座学のみならず実際に体験しながら食について学ぶことができる授業が豊富にあるため、座学に比べて食の知識の記憶が定着しやすいと感じます。また、現代の食文化など、社会の動向を確認できるフードビジネスを含む授業もあるため、食に関するリアルな日本や世界の食文化も学ぶことができるのも魅力的です。

Q3 印象に残っている授業は?

ラットの窒素出納実験です。ラットへあげる餌のタンパク源をカゼインとグルテンとに分け、窒素量からラットの成長の差を検討しました。実験の結果、グルテンをタンパク源とするラットは一向に成長しなかった一方で、カゼインをタンパク源とするラットはよく成長しました。グルテン食が成長しなかったのは、グルテンに必須アミノ酸のリジンが不足していたためだと考えられます。この実験から必須アミノ酸は一種類でも欠けると栄養障害が起こることがわかり、必須アミノ酸のバランスの大切さを実感することができました。

Q4 大学卒業後の進路は?

私は卒業後、食品メーカーで営業の仕事をしたいと考えております。その理由はゆくゆくは会社で商品のマーケティング、商品企画をしたいと考えているからです。矛盾しているようにも思えますが、私は現場の声ややり方も知らないような人はまだ商品の開発に携わるべきではないと考えます。商品を作る上で顧客のニーズを知ることは絶対的に必要です。その為には、まずは営業の仕事に就き、現場でお客様の生の声を直接聞き、のちにやりたいと思っている商品開発のための知識を蓄えたいと考えております。また、営業の仕事は売り方や売るものを自ら考え提案することができます。この提案が成功した時の喜びは何にも変えがたいものがあると思います。

Q5 将来に向けて今努力していることは?

資格においては三年次にフードスペシャリストと中級食品表示診断士を取得しました。また私は即席麺業界へ就職することが決まっているのですが、就職先の商品はもちろん、他社がどんな商品を販売しているのかをまだ学生ですが、コンビニやスーパーに立ち寄った際はチェックするようにしています。単身世帯や働く女性の増加、高齢化社会による料理の簡便化が求められる今後の即席麺業界において他社と差別化を図ることができるような商品の開発に将来携わることができるように日々精進したいです。

Q6 授業以外で力を入れて取り組んでいることは?

バスケットボールサークルに所属して、活動していました。

Q7 共立女子大学・短期大学の先生や学生の雰囲気は?

先生は優しくて面白い先生が多いと思います。学生の雰囲気は他の学科に比べて食物栄養学科は落ち着いてる雰囲気があります。

Q8 キャンパスやキャンパス周辺でお気に入りスポットは?

大学の近くにあるカフェディゾンというプリンが美味しいカフェです。

Q9 キャンパスライフの楽しさ、充実感は?

大学生は勉学だけでなく、サークル活動や旅行、遊びなど学生にしかできないことが沢山あると思います。素敵なキャンパスライフを過ごしてください!

受験生への応援メッセージ

大学でやりたいことが特になくても、大学生になると様々な体験を日々するため、やりたい事が山ほど出てきます。コロナ禍で大変な年ですがどうか大学受験に根を詰めすぎず、たまに息抜きをしながら頑張ってください!!