看護学部

Faculty of Nursing

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看護学部ニュース詳細

更新日:2022年03月01日

授業紹介

【看護学部】1年生が全身清拭の技術を演習で学びました

看護学部1年生は、日常生活援助論Ⅱで、ベッド上で起き上がれない患者さんの全身清拭を学びました


 清拭とは、患者さんの身体の一部または全身を拭くことで清潔を保持する援助です。皮膚の汚れを除去するだけでなく、寝衣で見えない部分を観察できる機会になるため、異常の早期発見にもつながる行為です。また、同時に行うマッサージや温かいタオルを使用する温熱作用が血液循環を促進させたり、体位変換による除圧が褥瘡(床ずれ)を予防します。そして、清潔になることで患者さんは爽快感を得ることができます。これらの目的を理解し、基本的手技を習得することを目標に、ベッド上で起き上がることができない患者さんの全身の清拭を実施しました。

 演習では3人1組となり、主となる看護師役とサポートと観察を兼ねた看護師役と患者役を交代で体験します。今回の演習は、事前に全身清拭と寝衣交換の援助計画を立案し、学生同士でディスカッションしながら計画を修正して実施しました。全身清拭は、今までに学んだ体位変換や寝衣交換の技術が必要となります。また、足浴で学んだお湯の管理技術も活用します。このように1年次の終わりになるにつれ、援助の内容はどんどん複雑になってきます。手順や方法で戸惑うことが多くありますが、実施後にフィードバックを繰り返すことで、スキルアップにつながったようです。効果的に全身清拭をするためには、体の部位に合わせた拭き方や拭き残しがないようすることが求められます。これらは看護師が気づきにくいところですが、観察役や患者役を体験することで気づくことができます。清拭の方法のみならず羞恥心への配慮や心地よい清拭の工夫を考える機会にもなりました。

清拭は病院実習で実施する看護技術のため、今回の学びを活用してこれからも練習が必要になります。

 

 ※掲載した写真は、技術確認のためお部屋のカーテンをオープンにしています。

【写真①】胸部前面から腹部を清拭する様子
【写真②】看護師役がそれぞれの役割を担う場面