ALUMNI INTERVIEW
卒業生インタビュー
家政学部 食物栄養学科

患者さんとのコミュニケーションを通じて食事療法を
実践しています。効果が表れると嬉しいですね。

山本美貴さん
家政学部食物栄養学科管理栄養士専攻(2014年度卒業)
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター病院

Q1 今の職業と会社を選んだ理由を教えてください

現在の職業は管理栄養士です。大学で学んだ臨床栄養に興味を持ち、さらに知識を深めたいと思い、病院就職を選びました。

Q2 現在のお仕事の内容とやりがいを教えてください

内容:
大きく分けて給食業務と臨床業務の2つがあります。
給食業務は献立作成やアレルギー患者用の個別献立作成、委託職員との献立会議や新メニューの考案が挙げられます。 臨床業務は外来の患者さんや入院中の患者さんに栄養食事指導を行うことや、入院中の患者さんの食事調整、呼気分析による安静時代謝量測定検査の実施、病棟で医師や看護師、薬剤師等と共同で行われる多職種カンファレンスに参加しています。
やりがい:
食事管理をすることで患者さんの生活の基盤を作ることに貢献することができ、また食事療法により治療貢献にもつながると考えています。食事提供だけではなく、顔を見て話をすることで患者さんとコミュニケーションを取ることができて、その方の生活や嗜好に合わせた食事の提案をすることができるようになります。信頼関係の構築により患者さんの表情や話し方が変化して、食事療法を実践でき治療効果が表れることはなによりのやりがいを感じることができます。

Q3 大学で学んだ内容で、今のお仕事に活かせていることを具体的に教えてください

ほぼすべての内容が活かされていますが、臨床栄養、献立作成、あとは教育課程で学んだ傾聴の方法が特に生かされています。

Q4 4年間の学生生活の中で、学び以外の内容で印象に残っていることを教えてください

1学年55人の小さなクラスだったため学年全体で団結力が強く、とても仲が良かったことが印象に残っています。東日本大震災の関係で入学時に行われるフレッシュマンキャンプがなくなってしまったのですが、3年次に「リフレッシュマンキャンプ」と称してクラスのみんなで河口湖の寮に宿泊したことはとてもいい思い出です。あとは、食物栄養学科とあって、まわりの友達も私も食べることが大好きだったため、「何を食べたいか」を基準にしてスペインやドイツ、イギリス、韓国や国内などたくさん旅行に行ったことはとてもいい思い出です。

Q5 今後のキャリアデザインをどのようにお考えか教えてください(家庭と仕事など)

結婚して、家庭を築くことの大切さや幸せ、責任を少しずつ実感しています。私自身、じっとしているより何かのために動いていたいタイプのため、家庭と仕事の両立は大変そうですが可能な限り仕事は続けていきたいです。

Q6 共立女子大学卒業後のキャリア年表を教えてください

・2015年4月国立病院機構横浜医療センター入社
・2016年4月国立病院機構災害医療センター 採用  
・2018年4月国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター病院採用