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正課でのキャリア支援

1.キャリアデザイン演習

文科では正課の中でも、学生自身の将来設計を支援する教育を行っています。まず1年の後期の必修授業「キャリアデザイン演習」は、夏休み中のインターン経験を踏まえて、より実践的に、毎回のSPIテストに始まりエントリーシートの書き方・企業選びの方法など、外部講師による実際的な講座も多く揃えた授業です。もちろん大学編入希望者に対しても役立つ機会を設けています。皆が不安に思う就活ですが、この授業で必要な知識、情報、スキルを学べるので、積極的に取り組むことができます。

2.キャリアアクティブワーク

1年生の2月・3月、2年生の4月は大事な就活の時期。この間、企業説明会に出たり会社訪問・OG訪問したり、面接を受けたりもあります。そうした個々の活動を評価して、自身の次のステップを応援する授業です。就活の間に経験した多くの事柄を1年生に話す機会もあり、短大生の情報交換の場としても意義ある授業になっています。 

3.就職活動への積極的指導

短大生の就職活動は、大学生のそれと異なる面も多いので、文科の学生に特化した連続講座を、専門講師に依頼して行っています。1年前期「基礎ゼミナール」と後期「キャリアデザイン演習」の中で全5回、「働くとは何か」を考えることから始め、履歴書の書き方・面接時の笑顔の大切さ等の具体的な指導を受け、目に見える成果を上げています。

4.秘書実務を学ぶ

「秘書検定試験」対策に対応した授業ですが、それだけではなく、社会に出て働くために必要な心構えや知識なども学びます。

5.観光英語を学ぶ

「観光英語検定試験」対策を念頭に置いた授業で、ホテルやツーリスト業界への就活に役立つ実践的な英語の習得を目指しています。

6.大学編入への積極的指導

共立女子大学を始め他大学への編入学を希望する学生も多いので、編入指導も欠かせません。常日頃の勉強と成績の善し悪しが合格を決めるので、1年生には特に勉強に励むよう指導します。2年生では特別編入に臨む学生は大学の授業を積極的に取ることや大学で何を学びたいかをしっかりつかませ、他大学編入希望者には一対一で入試問題に取り組ませるなど、きめ細かい指導を行います。

正課外でのキャリア支援

1.内定者トークイベント

すでに内定をもらった2年生と1年生との交流会です。就活の準備や、実際の就活のこと、就活の心得など様々なことを聞けます。すぐ上の先輩の体験談が聞けるので、これからの就活にとても参考になります。

2.編入トークイベント

春・秋2回行います。春はこれから大学3年に編入を目指す2 年生に対して、実際大学に編入を果たした3 年生を招いて、面接対策や心構え、大学の様子などを話してもらいます。秋は広く1年生対象に行います。就職か編入か悩んでいる人も、具体的な内容を聞けるので決断する際におおいに役立ちます。学年が違うと中々交流ができませんが、こういう機会はその点でも有益です。

3.OGネットワークを用いてのキャリア支援

文科では卒業生のネットワークから、仕事先を出しても構わないと許可された方の勤め先一覧を作成して学生に公開しています(個人情報は出さない)。希望者には直接OGの方からお話を伺うことができます。就活では社員訪問をした方がよいとは聞きますが、初対面の方にお話を伺うのは結構大変です。文科のOGであればハードルもぐっと低く、意欲を持って望みたい学生に好評です。

リテラシー教育

1.リテラシーポイント

文科はリテラシー教育に力を入れています。リテラシーとは言語運用能力のことですが、特に、語学力そして文章力をつけることを重視しています。それらの能力アップを心がけてもらいたいと、この制度を設けています。正課外活動で、リテラシーの力を身につけようとがんばった学生にはリテラシーポイントを与え、ポイントをたくさん集めた学生を表彰しているのです。また、編入学特別推薦に際しては、リテラシーポイントが一定の点数以上であることが推薦の条件になります。

2.千字エッセイコンテスト

毎年2回千字程度のエッセイを募集し、優れた作品を表彰し、またその作品を冊子にまとめ、様々な方に配布しています。応募した学生、入賞した学生にはリテラシーポイントが与えられます。その都度テーマを設定しますが、自由テーマでも応募できます。大学からの応募もあります。基本はエッセイですので、社会の出来事に対する思い、感動したことや落ち込んだことなど、学生の様々な声が伝わってきて、なかなか読ませます。

3.英語スピーチコンテスト

文科では、英語のスピーチコンテストを行い、優れたスピーチを行った学生を表彰しています。また、文科の英語スピーチコンテストの参加者と優秀者にはリテラシーポイントが与えられます。このスピーチに参加し発表するプロセスが英語の勉強にもなります。英語コース以外のコースからの参加者も増え、年々盛り上がってきています。

4.読書レポート

読書室にある本を対象に、800字程度の読書レポートを書いて提出した学生にはリテラシーポイントを与えています。中にはこの読書レポートを5本も6本も書く学生がいます。

特徴的な施設と活動

1.文科読書室

文科には読書室があります。ここには、学生が読みたい本や教員が学生に読ませたい本などが揃えられ、文科の学生が気軽に借りられるようにしている小さな図書室といえます。学生を中心にした読書室委員が運営管理し、本の選定も学生が行います。図書館と違って、学生が主体となって選書をするので、読みたい本がたくさん揃っています。貸し出しの手続きも簡単なので、自分の本棚のようです。

2.読書室委員

文科読書室の管理運営や、読書室の活動を行う、学生、助手、教員からなる委員会です。中心は学生で、委員代表は学生がつとめます。主な活動は、文科読書室の管理・運営、購入図書の選定、様々な読書室活動への参加です。その他読書室活動はいろいろあり、例えば文学の史跡巡りなど自分たちで企画して行う楽しみもあります。

3.読書室活動

読書室委員は様々な活動を行っていますが、その一つに、学園祭の参加があります。参加すると決めた年は、読書室の本の展示や、古本市を開き、売り上げ金をユニセフに寄付するバザーなどを行います。古本市のかたわらで和カフェを開いた年もありました。

4.ブックパーティ

文科読書室委員が中心になって行う読書イベントです。今年は「私のオススメ本」で3回、過去には「本に関わるテーマについてのフリートーキング」「朗読による本の紹介」等を行いました。参加者は文科の学生だけではなく大学の学生にも呼びかけています。ケーキやお茶が出る茶話会風の知的でなごやかな集いです。

5.自習室

パソコン数台と6、7人が座れる小さな部屋ですが、学生がレポートを作成したり、パソコンで資料を検索をしたりする文科の学生のための学習室です。休み時間や授業の合間に、調べ物やレポートの作成によく利用されています。

学生支援

1.文科修学奨励給付奨学金

文科の学生を対象にした給付型の奨学金制度を、文科有志の先生が設けました。経済的事情から修学の継続が難しい学生のために、困窮度の高い学生原則2名を対象に、1年後期授業料の半額が給付されます。共立には8つの奨学金制度がありますが、文科学生に特化したこの制度を利用して、安心して勉学に励んでもらいたいと思っています。

2.心理学検定料の補助

2019年度より心理学検定料の半額を補助することになりました。心理学コースの学生は、日々心理学の授業に臨んでいますが、短大卒業後は日本文学や英語などと違って、学んだ内容を維持するのは難しくもあります。日々の授業のモチベーションのためにも、今後の生活の中でも心理学検定に挑戦して欲しいと始めました。早速4人が受け、1年生が合格しました。

3.TOEIC IPテスト検定料の補助

英語コースの学生を中心にTOEIC IPテストの検定料を補助しています。TOEICの点数は社会に出る際・出てからもその人の英語能力の目安となります。英語コースでは1年生に年2回、2年生にもできるだけ多く受験して、能力を伸ばす努力とその結果を高めようと声をかけています。毎年英語コースの実力の伸びが全学でも殊に優れているのも、科全体でこうした補助をする縁の下の力持ちがあってのことです。

4.学習カルテ

学生一人一人についての学習状況や学生生活についての情報を、面談などを通して把握し、学習カルテに記載しています。このカルテによってよりきめ細かな学習指導や学生生活の相談に乗ることができます。紙媒体のカルテですが、これを作成することが学生とのコミュニケーションの機会にもなっており、入学から卒業まで、担任教員が学生への親身な指導をするうえでこのカルテが大変役にたっています。

5.助手による面談

担任による新入生の面談は入学直後に行いますが、上記学習カルテの面談は、各コース付きの助手が5月連休後から全員を対象に行います。一人ずつ行うので大変な時間がかかりますが、これを通して学生は文科に慣れ、助手は学生を知り、教員とともに学生をサポートする態勢になっています。文科の特徴でもある教員と学生との親密さは、助手が中に入ってのことなのです。

6.『文科GUIDANCE』

文科では、教員のオフィスアワーや時間割、学習や就職についてのQ&A、文科の学生が利用できる施設の紹介等を記した『文科ガイダンス』と名づけたリーフレットを作成し、毎年新学期に全学生に配布しています。特にオフィスアワー欄には、気軽に教員の研究室に訪れることができるように、教員によるメッセージが書かれています。

学生と教員の交流

1.新入生歓迎タイム

オリエンテーション期間は長く、周りは初対面の人ばかり。連日慣れない時間割作りに疲れて新入生はストレスがたまります。そんな時お茶とお菓子で「新入生歓迎タイム」。お菓子をつまんでおしゃべりしている内に、文科の学生になったんだという実感を持つようです。

2.クリスマス会・新年会

各コースそれぞれ、学生と教員が一緒になって12月のクリスマス会や1 月の新年会を開き、みんなでケーキを食べたりプレゼント交換をしたりします。このようなイベントを通して学生同士、あるいは教員と学生の交流を深めています。文科は学生と教員との距離がとても近いのが自慢ですが、このような催しが教員と学生との親密な関係を作っています。