国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2023年10月31日

授業紹介

【国際学部】菅野敦志先生担当「アジア太平洋の国際関係Ⅱ」の一環で、特別講義を行いました

 2023年10月12日(木)、国際学部・菅野敦志先生ご担当「アジア太平洋の国際関係Ⅱ」の一環で、ジャーナリスト・藤原秀人さん(元朝日新聞中国総局長)をお迎えし、「国際関係を個人の視点で捉える―中国経験を中心に」と題した特別講義を行いました。

 講義では、事前に受講生が藤原さんにお送りした質問にお答えいただきつつ、公開されたばかりの日中共同世論調査の結果を分析しながらメディアで流されているイメージとのギャップも指摘してくださりました。特に、メディアの情報が国際関係イメージの構築に多大な影響を与えるなかにあって、俯瞰的に物事を見ることの大切さや、相手国の一般市民の顔を想像することの大切さを教えていただきました。



 受講生からは、「アンケート調査の結果を見て、思っていたより中国人は日本に対して否定的な目で見ていないことがわかりました。また、メディアにとりあげられている中国だけを見て考えずに、しっかりした媒体で情報を吟味して考えないといけないと感じ、日中の歴史をより深く学びたいと思いました。」(国際学部3年:遠山晴菜さん)、「お話がとても興味深く、もっと色々な世界を見てみたいと思いました。藤原さんは新聞記者という夢を叶え、今では順調に見える人生のように思えましたが、挫折も含め、沢山の経験をしていらっしゃって、人生の面白さを感じられました。」(国際学部3年:宮澤琉々華さん)といった感想が寄せられました。

 相手の立場に立った他者理解だけでなく、メディアリテラシーの重要性を学ぶ大変貴重な機会となりました。