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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2021年09月28日

作品紹介

被服学ゼミナールA・Bで制作したスマートファッションアクセサリを紹介します。

被服学科専門科目の「被服学ゼミナールA・B」は、被服材料・被服管理、染織文化財・和装文化、ファッションデザイン・被服造形、ファッションビジネス等の専門的知識を基盤にして、社会における様々な課題ついて探求し、能動的・主体的に課題を解決する能力を養成することを目的にしています。2021年度は、01〜05の5クラスを開講し、04クラスでは「スマートファッションアクセサリ」をテーマにしました。ここでは、04クラスで制作した作品の∞ Mirror (インフィニティ ミラー)とSmart Balloon (スマートバルーン)を紹介します。

図1  ∞ Mirror & Smart Balloon

∞ Mirrorのアクセサリは、図2のように底面にミラー、上面にハーフミラー、側面にRGB LEDを配置した構造をしています。LEDの光は、上面のハーフミラーで透過・反射し、底面のミラーで反射を繰り返すため、LEDが無限に存在するかのような錯覚を起こすことができます。RGB LEDの発光制御はマイクロコントローラを使用しており、ファッションショーの演出に合わせてデザインしていました。衣装も自作しており、白と黒の対比をテーマにしたデザインです。

図2  ハーフミラーとミラーによる反射と透過

 

Smart balloon は、電動ファンを用いてポリエチレンフィルムで作成した花の形状をしたアクセサリを膨らませます。花が咲くような演出を実現するために、容積と送風量や膨張速度の関係について実験を何度も繰り返しました(図3参照)。さらに、マイクロコントローラで発色を制御するRGB LEDを装飾として衣装につけました。これらの成果は、2021年度被服学ゼミナールA・B 3クラス合同成果発表会で発表しました。被服学科では、このように既存の分野の枠組みを越えた新しいファッションを創出する試みに取り組んでいます。

図3  電動ファンを使用した実験

図4  Smart balloonを用いた花のアクセサリ

 

関連リンク

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