KEY POINTS
・ 渡航前の不安と、支えになったシェアハウス生活
・ 留学のきっかけは、大学1年次の研修旅行
・ 少人数クラスでの学びとダイバーシティーに富んだクラスメイト
大学1年生の時に、ヨーロッパ研究の西山暁義先生が主催された2週間の海外研修旅行(ドイツとポーランド)に参加したのが、人生初の海外でした。それがものすごく楽しくて、「もっと海外に行ってみたい、本格的に留学したい!」と思うようになったのが原点です。現地にとても詳しく、ドイツ語もペラペラな西山先生の格好いい姿にも憧れました。
実際にハワイへの留学を決心してからは、とにかく頑張って英語を勉強しました。
ダブル・ディグリー取得留学への出願に必要なTOEIC®L&R650点を達成するため、TOEIC®を毎月受験しました。おかげで半年間で100点以上得点がアップし、要件を満たすことができました。
一人暮らし自体が初めてだったので、生活面が一番不安でした。「ホームシックになるかもしれない」とも思ったのですが、留学生活をスタートしてからは3人のハウスメイトに恵まれたおかげで、ホームシックにはなりませんでした。
物件は仲介業者経由で探し、学校から徒歩10分ほどのシェアハウスに入居しました。家賃は1ヶ月1,000ドルでした。学校からも近く、朝もゆっくり起きることができ、私にとっては本当に良い環境でした。
同居していたハウスメイトは皆日本人で、同じKCC(ハワイ大学 カピオラニ・コミュニティ・カレッジの略称)に通う後輩と、現地で働く社会人の先輩方2人で、私も含め4人でシェアしていました。どこのスーパーに行けばいいかといった生活の基本を教えてもらえましたし、オーナーさんも親世代の日本人の方だったので、すごく心強かったです。
クラスメイトの年代は10代後半〜20代前半が中心ですが、お仕事をされている社会人の方や、子育てをしながら通うお母さん学生など、本当に幅広い年代の人たちが一緒に学んでいました。ハワイ育ちの日系やアジア系ルーツの学生も多くて、色んな文化が混ざり合っているのを実感できました(見た目は親近感があっても、現地育ちなのでみんな英語のネイティブです!)。 映画で見るような派手で華やかな「アメリカンカルチャー」のノリというよりは、みんな落ち着いていて真面目に授業を受けている印象でした。
授業は1クラス10人くらいの少人数制が多く、全く手を抜けない環境でした。レクチャーを聞くだけではなく、積極的なディスカッションに参加することが毎回求められました。それゆえ、1つの授業に対する準備は本当に大変で、課題に追われる日々でした。ハワイのカフェはかなり値段が高いため、授業の準備や課題は基本的には家で取り組むことが多かったですが、キャンパスのフリースペースを使って、友達と勉強することもありました。
KCCの国際交流センター(HIC)や学生サークル(BOSA)が主催するイベントが定期的にあり、キャンパス内の数か所で無料の軽食やお菓子、アイスなどが振る舞われることもありました。学業だけではなく、学生同士が繋がることができるアットホームな環境も魅力でした。
ハワイならではの授業として、フラダンス(モダンフラ)を友達と履修しました。体育の授業のような扱いで、週に2回授業がありました。
大変だった授業は、「エスニック・スタディーズ」です。毎回何十枚もの資料が送られてきて、それを読み込んだ上で自分の回答(短いドラフト・エッセイ)を印刷して持参しなければなりません。また、資料を元にディスカッションを行い最後にグループプレゼンテーションを行うのがセットでした。ネイティブの学生と一緒なので英語の内容についていくだけで、毎回必死でした。
ハワイはお金がかかる場所も多いので、週末は趣味の山登り(トレイル)によく出かけました。最初は頂上まで登るのが大変だったダイヤモンドヘッドも、慣れると1時間足らずで登れるようになり、よく行っていました。
現地では「ステートID(居住者証明)」を作っておくと、住民割引(カマアイナ割引)が効くので非常におすすめです。学生証やIDがあれば無料で入れる場所や施設も多く、リーズナブルにハワイを楽しむことができます。
他にもココヘッド・トレイルやマノアの滝、パールハーバーなどを巡り、帰国の前にハワイ島(ビッグアイランド)へ飛んで火山やウミガメを見ました。また、もともと御朱印集めが好きだったので、ハワイの神社仏閣を巡ってハワイ限定の御朱印や、フラの祭典「メリー・モナーク」の限定御朱印を集められたのも良い思い出です。
一番の変化は、良い意味で「基本、なんでもいいや(なんとかなる)」と思える精神的な余裕ができたことです。ちょっとしたことでは怒らなくなりました。
一番大きな変化は、自分の意見をはっきり伝えられる、良い意味での「自己主張」ができるようになったことです。留学前と帰国後でMBTI診断の末尾が『T(慎重型)』から『A(自己主張型/自己肯定型)』に変わっていたんです。
現地では、しっかり交渉しないと流されてしまう環境でした。ステートIDを作る際に予約なしで追い返されそうになった時も、諦めずにセキュリティと交渉して通してもらったり、スーパーで勝手に高い会員プランを付けられそうになった時も「安い方に変えてください!」と別の人に掛け合って変更してもらいました。こうした経験を経て、帰国後は友達からも「自我(芯)が強くなったね」と言われます。初めて親元を離れて自炊生活を生き抜いたことも、大きな自信に繋がっています。
将来は英語を生かせる海外転勤のある部署で働きたいと考えており、まずはTOEIC®800点以上を目指して勉強中です。就活サイトにも登録しましたが、周りの共立の学生たちが夏のインターンに向けて何十社も応募していると聞いて、少し焦りつつ刺激を受けています。(インタビュー時:3年生6月)
また、新しい挑戦としてベトナム(ダナン)での海外インターンシップを決めました。ハワイにいる間に自分でエージェントを通じて調べ、現地企業の代表の方とオンラインで一対一の面接を受けました。面接では「なぜ海外インターンなのか」「壁にぶつかった経験」などを深く問われましたが、ハワイでのステートID作成の苦労話で代表の方と意気投合し、その場で採用をいただくことができました。
来月(7月)から夏休みの間、SNSマーケティング部署でインターンをする予定です。一歩外に出れば英語やベトナム語の世界なので、また新しい世界を見るのが楽しみです。
伝えたいことは2つあります。1つは「一緒に協力し合える友達を大切にすること」。そしてもう1つは「行かせてくれる親への感謝を忘れないこと」です。
ハワイは物価が高く、円安も重なって想像以上にお金がかかります。シェアハウス代や生活費を含めるとかなりの総額になりますし、共立女子大学からの奨学金も、留学後に支給される部分があるため、事前に余裕を持った資金準備が必要です。外食はチップ(18%〜)もかかるので、大型スーパーなどで友達と食材をまとめ買いして自炊するのが節約のコツです。
勉強はハードですが、計画的に動けば週末に自然を満喫する時間はたくさん作れます。大変な分、それ以上に得られるものや自身の圧倒的な成長を実感できるので、迷っているならぜひ挑戦してください!
(2026年9月掲載)