先輩達へのインタビュー 03

目標を持って、自ら切り拓いた長期留学

波多野 碧さん
所属:ビジネス学部(2年次後期より留学)
留学先:ハワイ大学 カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(アメリカ ハワイ)
留学期間:約1年間(ダブル・ディグリー取得留学プログラム)
滞在方法:2人~5人のホームステイ(8月~12月)⇒ シェアハウス(1月~5月)

KEY POINTS

・ ビジネス学部での長期留学の壁を、自ら動いて乗り越えた挑戦
・ 卒業後の学びまで見据えた履修計画と、熱意で掴んだ学びの場
・ 将来を刺激し合える仲間・先輩との出会いと、自発的な帰国後のアクション

Q.1 留学を目指すようになったきっかけを教えてください。

以前から、学生時代だからこそできる長期留学に挑戦したいと考えていました。

1年次の留学説明会で、ビジネス学部の場合、留学先での履修科目と卒業要件との兼ね合いから、長期留学の実現には難しさがあることを知りました。そのため、短期留学が現実的な選択肢になるのではないかと考えていました。

そんな中、新たにハワイ大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(KCC)のダブル・ディグリー取得留学プログラムが始まることを知りました。単なる語学留学ではなく、現地学生と同じ基準で学び、KCCの学位取得を目指しながら、共立女子大学の学位も4年間で取得できる点に魅力を感じました。

プログラムを知った時点では全体説明会の時期を過ぎていましたが、興味を持ったまま終わらせず、自分から国際交流センターに相談し、参加に必要な条件や手続きについて確認しました。語学スコアなどの条件を満たしていることが分かり、そこから具体的な準備を始めました。

この経験を通して、学部や制度上の難しさがあっても、それだけで可能性を決めつけるのではなく、自分から情報を集めて行動することで、可能性を切り拓けることを実感しました。

Q.2 現地での生活に対する不安などはありましたか?

語学面では、幼少期から中学入学まで、英語で理科や社会などを学ぶ実践的な英会話教室に通っていたこともあり、海外の方と話すことへの抵抗感はありませんでした。むしろ、英語を使ってさまざまな人とコミュニケーションを取ることを楽しみにしていました。

生活面では、初めての長期間の海外生活だったため、現地で困ったことや不安なことがあったときに、すぐに相談できる人がいる環境を大切にしました。最初の半年間は、日本人のホストマザーがいるホームステイを選び、ハワイの文化や暮らしを身近に体験しました。実際に、ハワイならではのカルアポークやポケを味わったり、サンクスギビングや年末年始にはホストファミリーの友人も集まるパーティーに参加したりと、観光だけでは分からない現地の生活を経験することができました。

また、留学中にはホームシックになった時期もありましたが、家族とのビデオ通話、ルームメイトやホストマザーとの会話が支えになりました。安心して相談できる人が身近にいたことで、現地での生活にも慣れていくことができました。

Q.3 キャンパスの環境はいかがでしたか?

KCCは大自然に囲まれたキャンパスで、ダイヤモンドヘッドや海を見渡すことができ、開放的な環境の中で学ぶことができます。

私は主に図書館を利用して学習をしていました。学内には個室の防音設備のある学習スペースもあり、動画教材を使った学習などにも適した環境が整っていました。

また、テラスや芝生など、屋外にも学習できる場所が多くありました。授業の合間には友人と一緒に課題や雑談をしながら過ごしていました。

教室だけにとどまらず、友人と自然の中で過ごしながら学べる環境は、日本の大学とは異なるKCCならではの魅力だと感じています。

Q.4 KCCの履修で苦労したとお聞きしましたが、どんな点だったのでしょうか?

KCCでの学びで特に意識していたのは、留学先での学習だけでなく、帰国後に共立女子大学を卒業するところまで見据えて、自分自身で履修や単位を管理することです。

卒業要件から逆算して必要な科目を整理し、分からない点については自分から関係者に確認しながら、一つひとつ解決していきました。

特に、単位認定について確認や調整が必要な場面では、ただ待つのではなく、自分から状況を整理して問い合わせたり、必要な情報を集めたりしながら対応しました。

もともと私はマイペースな性格でしたが、留学を通して、目標を実現するためには計画性を持って行動することが重要だと実感しました。

履修登録の際にも、単に必要な単位を埋めるのではなく、「なぜこの授業を学びたいのか」「この授業を学び終えたとき、どのような自分になっていたいのか」を考えた上で科目を選択しました。

その中で、卒業に必要な単位を満たした後も、さらに学びたいと思った「起業学(アントレプレナーシップ)」については、カウンセラーに直接相談し、履修について交渉しました。最終的には受講者が私を含めて2名という少人数の環境で学ぶことができ、非常に密度の高い学びにつながりました。

Q.5 KCCでの授業で印象に残っているのはどんな授業ですか?

特に印象に残っているのは、「クリエイティブ・シンキング(創造的思考)」です。

この授業では、正解のある問題を解くのではなく、自ら新しい答えを生み出すことを重視していました。例えば、より高いタワーを作ったチームが勝つ「マシュマロ・チャレンジ」では、一人ひとりの異なるアイデアを組み合わせ、試行錯誤した結果、チームで優勝することができました。また、社会問題に対し、前例のない解決策を考える課題では、既存の枠にとらわれず、多角的な視点を持つことで、新しい発想を生み出せるということを学びました。

Q.6 現地での出会いについて教えてください。

一番大きかったのは、ホームステイ先で出会った日本人のルームメイトとの時間です。

彼女はKCCの卒業生で、現地のクリニックで看護師として働いていました。社会人として働きながら、さらに次のステップを目指して努力する姿を間近で見ることは、大きな刺激になりました。

私たちは毎週日曜日を「勉強の日」と決め、朝から夕方までリビングのダイニングテーブルで一緒に勉強をしていました。気分転換にカフェへ出かけ、勉強することもありました。

留学中は、授業そのものだけでなく、こうした日常の中で出会った人からも多くの刺激を受けました。異なる環境で学び、働く人との関わりを通して、自分自身の将来について考えるきっかけにもなりました。

Q.7 滞在中の最大の思い出を教えてください。

12月に開催されたホノルルマラソンで、フルマラソン(42.195km)を完走したことです。

留学前から参加したいと思っていた大会で、せっかくハワイにいるなら挑戦したいと考え、一人での参加を決めました。授業や課題と両立しながら、日々ジョギングを続けました。

大会当日は大雨でしたが、ボランティアの方々の支えもあり、無事完走することができました。エントリーしてから完走賞を手にするまでの期間、楽しみながら準備を続け、最後までやり遂げることができた経験は、留学生活の中でも特に印象に残っています。

Q.8 帰国後のアクションや、今後のキャリア展望について教えてください。

現在、KCCでの学位取得という一つの目標は達成することができましたが、共立女子大学については、卒業に向けて現在も計画性を持って学業に取り組んでいます。

帰国後は、ダブル・ディグリー制度の2期生のサポートや、3期生向けの説明会、オープンキャンパスでの制度紹介などにも参加しています。自分の経験を自分の中だけで終わらせず、言語化して伝えることで、これから挑戦する学生の後押しができればと考えています。

今後は、KCCで学んだクリエイティブ・シンキングと、共立女子大学で学んできたビジネスやリーダーシップを掛け合わせ、多角的な視点から新しい発想や価値を生み出したいと考えています。特に、自ら課題を発見し、企画や提案を通じて新しい価値を生み出す仕事に興味を持っています。

最後に、ハワイ留学を目指す後輩に向けてメッセージをお願いします!

後輩の皆さんには、「留学を通してどんなことを学び、どんな自分になりたいのか」という目標を持って挑戦することを大切にしてほしいと思います。

私自身、英語そのものを学ぶだけではなく、英語でさまざまなことを学び、多くの人とコミュニケーションを取る中で、自然と英語力も身につけていくことを意識していました。

実際にKCCでは、日本では学ぶ機会の少ない地政学の授業や、英語で韓国語を学ぶ授業など、ここでしかできない経験ができました。プレゼンテーションやディスカッションの機会も多く、英語を「学ぶ」だけでは得られない学びや経験ができたと感じています。

時間は有限ですが、機会は自分の手で無限に広げられると思います。

皆さんにも、1年間のハワイの留学の中で、たくさん挑戦し、自分らしい留学を実現してほしいです!

(2026年10月掲載)

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