先輩達へのインタビュー 01

多くの困難を乗り越えて、自分に自信がつきました

内山 瑚南さん
所属:国際学部(2年次後期より留学)
留学先:ハワイ大学 カピオラニ・コミュニティ・カレッジ(アメリカ ハワイ)
留学期間:約1年間(ダブル・ディグリー取得留学 プログラム)
滞在方法:コンドミニアム(アパート)での一人暮らし

KEY POINTS

・ 「一生で一番勉強した」と言えるほど、夜中まで課題に追われる日々
・ ハワイの一人暮らしは、日本では起きないようなハプニングが…
・ 自然保護ボランティアで触れた「ハワイの精神」

Q.1 ダブル・ディグリー留学に挑戦しようと思ったきっかけを教えてください。

大学入学時は漠然といつか留学に行きたいという思いはありましたが、入学してしばらくは留学に関するリサーチ等はせず、共立の留学制度については全く知りませんでした。
動き出したのは1年生の夏でした。なんとなく大学のホームページでダブル・ディグリーの紹介を見つけて、時期としてはぎりぎりでしたが、すぐに国際交流センターに連絡してみました。そこからは国際交流センターの方に相談しながら猛スピードで準備を進め、1年生後期の履修登録で必要な科目を一気にまとめて登録しました。
ハワイを選んだ理由としては、アメリカに行きたいという思いはぼんやりあったのですが、私の名前(瑚南)がハワイの地名に由来していることもあって、「ハワイ、いいじゃん!」という感じで決めました。両親ももともとハワイが好きだったので、ダブル・ディグリー取得留学の学内選考の合格が決まった時はすごく喜んでくれました。

Q.2 現地ではルームシェアではなく、アパートで一人暮らしをされたそうですね。

はい。家族以外の人とお風呂やトイレなどの共有スペースをシェアするのが、自分は苦手だと感じ、コンドミニアムでの一人暮らしを選びました。
最初の頃は、もう何回泣いたか分からないくらい寂しかったです!一生分泣いたんじゃないかっていうくらいです。その寂しさは結構長く続きましたが、毎日のようにオンラインで家族や友達と話す時間が心の支えでした。また、途中で日本の家族や友人がハワイに遊びに来てくれた時は本当に嬉しくて、それを糧に頑張ることができました。現地での生活が「やっと落ち着いてきたな」と思えたのは、半年以上経ってからでした。
あと、大変だったのが、エアコンの室外機の中で鳥が死んでしまったようで、それがアパートのオーナーの長期不在中だったんです。ものすごい異臭が部屋に漂ってしまい、とても耐えられる状況ではありませんでした。自分で建物のセキュリティーを呼んできて「こんな状況では生活できない!」と強く訴えました。結果的にエアコン本体ごと新品に交換してもらえることになりました。
それから、ハワイでは時々停電がありました。1度、嵐の影響で18時間も停電したことがあり、容赦ない暑さの中での18時間は、本当に過酷でした。

Q.3 カレッジでの授業や課題は、やはり大変でしたか?

はい。この留学の期間は間違いなく「人生で一番勉強した期間」でした!毎日夜中まで、家で一人でひたすら課題をこなす日々でした。大量の文献を読み込んで、自分の意見をエッセイ(ライティング)にして提出する、というのが基本的な授業への臨み方です。
中でも「ES(エスニック・スタディーズ/民族学習)」の授業は本当に難しかったです。予備知識がない上に知らない専門単語ばかりで、毎回理解するのに必死でした。
苦労した一方で、「フラダンス」や「ハワイ語」の授業はとても楽しかったです!自分の自己紹介くらいはハワイ語で出来るようになりました。
それから、授業の課題も大変でしたが、履修ひとつ取っても、日本の大学とは違いました。ハワイでは何でも主体的に責任を持って行動しないと、思っているように進まないこともあります。あちらの大学の卒業要件を満たすために、カテゴリーの枠(『FQ』や『FG』など)があるのですが、現地側の手違いで『FG』の表記で認められるはずの単位が『FQ』になっていて、「要件を満たしていない」って弾かれそうになったんです。それを自分で間違いを見つけて計算し直して、「ここの表記が違います!これとこれを合わせたら、ちゃんと認定されます」ってオフィスに直接言いに行って、やっと認めてもらいました。ただ書類を出すだけじゃなくて、自分で細かくチェックして主張しないと、学校側の手違いで卒業できなくなることもあります。

Q.4 キャンパスライフはいかがでしたか?

当たり前に思っていた日本の大学の便利さを痛感しました。(プリントアウトひとつとっても現地の大学内はけっこうお金がかかります)また、ハワイの公共バスはあまり頼りにならず、当たり前のように大幅に遅れるので、私は遅刻しないようにいつも授業の1時間前には学校に着くように行動していました。
カピオラニ・コミュニティ・カレッジ学内でお気に入りの場所は、キャンパス中央にある芝生のスペースです。目の前に遮るものが何もない広大な空間に、テーブルと椅子があって、そこによく寝転がってリフレッシュしていました。そこでよく虹を見ました。

Q.5 現地ではボランティア活動にも参加されたそうですね。

はい。もともとは「海が大好き!山が大好き!」というタイプではなく、どちらかといえばシティ派だったんです。
でも、授業でハワイの歴史や宗教(神話)を学ぶうちに、ハワイの人たちが持つ「大地や自然をものすごく大切にする精神」に触れて、心から素敵だなと思ったんです。それがきっかけで、大学の山の方にある自然公園で、ハワイ固有の植物を保護するためのボランティアに何度も参加しました。
また休みの日は、観光客があまり行かないような穴場のビーチで、ゆっくり寝転がって過ごすことも多く、大事なリフレッシュの時間でした。

Q.6 家賃が高騰するハワイでの、生活費のやりくりについて教えてください。

毎月の生活費を徹底してセーブするため、何軒ものスーパーを回って「ここはこれが安い」というようにお店ごとに買うものを分けていました。友人がレンタカーを借りたときには、会員制の大型スーパー(サムズ・クラブなど)に連れて行ってもらい、冷凍食品を大量に買い込んでストックしていました。
あと日本から持って行って大正解だったものは、留学経験のある友人から勧められた『電子レンジ用炊飯器』です。現地で買うお米を主食にして、毎日自炊していました。
また、ハワイは消耗品が驚くほど高く、キッチンペーパー1ロールが500円ほどもします。トイレットペーパーやティッシュなども、スーツケースに詰め込めるだけ持参するのがおすすめです!

Q.7 1年間の留学を終えて、ご自身の中でどんな変化を感じますか?

一番は「自分に自信がついた」ことです。留学前はわりと悲観的でネガティブな性格だったのですが、帰国してからは「私、結構すごいじゃん!」と思えるようになって、堂々と歩けるようになりました。周りの友達からも「芯が強くなったね」とよく言われるようになりました。日本に帰ってきて一息ついたときに、「あの過酷な生活をやりきったんだ」という実感が大きな自信に変わりました。

Q.8 将来のキャリアや就職活動についてはどう考えていますか?

就職活動は、ハワイにいる昨年末の精神的に一番辛かった時期からすでに準備を始めていました。ボロボロだった私を、ゼミの高野麻衣子先生や国際学部の阿部圭子先生がオンラインでずっと支えてくださり、本当に良い先生方に恵まれたなと感謝しています。
将来は、ハワイで『大地や自然保護の大切さ』を学んだ経験を活かして、エネルギー系の業界に行きたいと考えています。石油会社などでも、裏では大規模な自然保護活動の部門を持っていたりするので、そういう環境で、日本企業でありながら海外事業に関わって英語を活かせる仕事ができたらいいなと思っています。ビジネス英語はもっとレベルを上げないと難しいので、これからさらに勉強が必要だなと感じています。

最後に、ハワイ留学を目指す後輩に向けてメッセージをお願いします!

現地では本当に孤独で寂しい思いをする瞬間があります。大切なのは「そうなった時に自分はどうやってメンタルを回復させるか」を考えておくことだと思います。
私の場合は、日本の家族や友達とビデオ通話をしたり、近くの開けた川沿いのランニングコースをひたすら歩いて心を落ち着かせていました。準備にはできるだけ時間をかけて、気持ちの面でもしっかり備えておけば、きっと乗り越えられます。応援しています!

(2026年9月掲載)

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