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　留学を検討・予定している学生の語学力向上を目指すツールとして、VR英会話「スマートチューター」の導入を検討しております。実際に体験した、文芸学部 福嶋伸洋教授から感想を伺いました。

 

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＜福嶋教授によるVR英会話スマート・チューターの体験談＞＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

 

　英語圏への留学を控えた学生や、英語力を高めたいと思いながら留学まで踏み出せない学生に向けた大学での導入を検討するため、国際交流担当の教員であるわたくし自身が、１０日ほどこのSmart Tutorを実際に使用してみました。

 

そもそもなぜVR英会話なのか？実際の体験から感じたメリット

1. 失敗が怖くない！VRならではの没入感でチャレンジし放題

　ＡＩキャラクター相手の会話なので、失敗を恐れたり恥ずかしさを感じたりすることなくチャレンジできるのは、最大のアドヴァンテージであると感じます。同時に、ＶＲ技術によって実際その場にいるような没入感があり、ほどよい緊張を感じながら会話に臨めます。

 

2. 練習の柔軟性＆自分のペースでの学習計画

　ネットにつながっていれば、いつでもどこでも練習ができるというのも大きな利点であると感じます。少しの空き時間にプログラムのレッスンを進めることもできますし、まとまった時間に集中して取り組むこともできるので、どんな状況にある人でも、自分のペースで着実に進められます。

 

3. AI先生とのフリートーク：語彙力・表現力が自然と磨かれる

　フリートークができるＡＩ先生は、知識の精度も高く、自然でかつ高度な会話をすることができ、知的な友人と話しているような楽しさがあります。こちらが不十分にしか表現できていないときでも意図を汲んで、より適切な表現に置き換えて返答してくれ、やりとりのなかで語彙力や表現力が磨かれると感じます。

 

4. シャイな学生にも効果的

　日本人学生はシャイで話せない場面が多いとよく言われますが、そのような人にはとてもありがたい練習方法ではないかと思います。

　実際に留学する人でも、ネイティブスピーカーと気兼ねなく話せる機会は無限ではなく、あのとき話したいことをうまく話せなかった、と振り返る場面は少なくないと思います。ヴァーチャルな会話で言い方を学んでおいたり、繰り返し練習したりすることで、言いたいことを即座に言うトレーニングができそうです。

 

 

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学生への推奨に向けて

　福嶋教授は、10日間の体験でVR英会話に上記メリットを感じたため、3か月の利用契約を行い確認・検証を続けております。

利用継続後も効果が期待できると感じた場合には、学生にも積極的に進めていきたいとお話しくださりました。しばらく利用した後に、再度効果を伺い、続編として公開予定です。

 

 

【福嶋 伸洋 FUKUSHIMA NOBUHIRO】
共立女子大学　文芸学部　文芸学科　文化領域 文化専修　教授
専門分野：ポピュラー音楽／比較文学

2015年〜2021年 NHKラジオ・ポルトガル語講座を担当
2022年 第8回日本翻訳大賞を受賞