HOME

社会連携

ニュース詳細

ニュース一覧へ戻る

ニュース詳細

更新日:2024年07月04日

社会連携

【社会連携】6/12(水)修学旅行で愛知県 豊田市立 上郷中学校来校!大学の社会連携取組とSDGs環境学習実施

【社会連携】6/12(水)修学旅行で愛知県 豊田市立 上郷中学校来校!大学の社会連携取組とSDGs環境学習実施

2024年6月12日(水)愛知県 豊田市立 上郷中学校3年生が修学旅行で共立女子大学・共立女子短期大学へ来校し、本学の社会連携の取組み紹介と、取組み実例をもとに、本学の学生がファシリテーターとなり、ワークショップ「食のmottainaiビンゴゲーム」を行いました。

 

1.訪問目的【SDGs 教育】

「総合の時間」でSDGs の概論までは学習しています。この度の訪問では、SDGs17 のゴールに対する大学などの具体的な取組を学び、SDGs を「自分事化」することを目標とします。

 

2.日時・来校中学校・生徒人数

6月12日(水)10:00~ 愛知県 豊田市立 上郷中学校  5名来校

実施会場:共立女子大学 2号館 コミュニケーションギャラリー 9面マルチパネル 前

 

3.実施内容

●座学、対話、ワークショップを交え、伝える。

●講義内容

・本学の簡単な紹介

・SDGs への取組について、具体例(本学の取組事例と、食のmottainaiビンゴ)

・本学が思い描く、未来の世界

・本学から生徒へのメッセージ(「わたしたちにできること」自分ごと化)

・質疑応答、など

 

 

4. ワークショップ「食のmottainaiビンゴゲーム」

環境学習テーマ:「廃棄される食材」の解決案について考えよう

        SDGs 12番目のゴール目標「つくる責任 つかう責任」達成に向けて

共立女子大学と南三陸町では、東日本震災後の「ホヤ大量廃棄」を受け、ホヤの消費拡大と可能性を広げたい想いから、南三陸町 歌津中学校と連携し、南三陸町の水産資源、東日本大震災による原発事故について学び「一日レストラン」を計画。 皆さんへ「地域資源、食文化と環境の理解」のきっかけとなる環境学習を紹介しました。

本学学生がファシリテーターとなり、生徒の皆さんと「廃棄される食材の解決案について考えよう」をテーマに、本学の取組事例(東日本大震災後、南三陸町の「ホヤ」大量廃棄問題を背景に、南三陸町の歌津中学校と、共立女子大学が行った『一日レストラン』の取組み)を紹介しながら、「食のmottainai(もったいない)ビンゴゲーム」実施。生徒からのアイデアも使い切るためのアイデアが出され驚きました。中学生のアイデアは大学生では考えつかなかった斬新なものも多く、ヒントを与えながら、枠を埋めてもらう中で、「こんなことでもいいの?!」などの気づきや、少しの努力が食のゴミを減らすことに繋がるなど、自分ごととして廃棄問題解決や、生活の仕方を考える機会となりました。

 

 

環境学習(小中高生対象) 
テーマ:「廃棄される食材」の解決案について考えよう
     SDGs 12番目のゴール目標「つくる責任 つかう責任」達成に向けて

所要時間:20分
教材:資料
   ワークシート 「食のmottainai(もったいない)ビンゴカード」
ねらい:自分たちの生活、身近な食材に気づき、食の廃棄削減のためにどんな方法が考えられるか、自分でできる生活の仕方を考えることができるようにする。

 

方法:中学生対象に、本学学生がファシリテーターとなり、本学の取組事例(2011年 東日本大震災後の原発事故により、南三陸産『ホヤ』が韓国への輸出停止等となり、大量廃棄。地元および国内での消費も落ち込んだ状況から、南三陸町の中学校と共立女子大学で、ホヤを含めた南三陸の食資源を活用した『一日レストラン』を開催)を紹介しながら、環境学習を実施。

事前準備として、本学学生たちは、ビンゴカード9マスを各自記載。

 ↓

食のmottainai(もったいない)ビンゴカード スタート
 ↓
①キッズと一緒に、各自「どうしたら食のごみ、もったいないを減らせるか」のアイデアをビンゴカードに9つ書く。
②ひとりずつアイデアを発表し、同じ内容のアイデアがあったら手を挙げてから自分のカードの項目に丸を付ける。
③タテ、ヨコ、ナナメのいずれかに丸が3つ並んだら、大きな声で「ビンゴ!」と言う。
④キッズとファシリテーターが1個ずつ発表したら終了する。
⑤丸が付かなかったアイデアをそれぞれ発表する。

 

ワークショップに続けて、上郷中学校の皆さんより本学学生へいただいた質問「共立女子大学2号館では、学生と教員の交流を活性化させ、アクティブラーニングなどの学習に合わせた学びのカタチを展開することができるとありますが、具体的な内容はどのようなことでしょうか」に、教育推進グループの山中さんより、learningコモンズの施設紹介をしながらお伝えしました。この日、ファシリテーターの文芸学部4年 五十嵐さんより、ご自身もlearningコモンズを利用し、授業の合間時間を活用してTOEICの勉強に取組み、1年間でTOEICスコアが200点上がった実例を紹介されました。

 

続けて、「教養教育課程の3つのコアの中の『協働とリーダーシップ』とありますが、スキルやリーダーシップの発揮を学ぶ課題解決型授業として、共立女子大学ではどのようなPBLを行っていますか?」と質問。ファシリテーターの国際学部4年 宮地さんは、教養教育科目「自己開発」PBL社会連携プログラム 南三陸町フィールドワークと、福井市フィールドワークへ参加しており、自身の体験から育まれたもの、プログラムの特徴や醍醐味などをお伝えしました。現地の方と対話し、自身の気持ち、考えていたアイデアを立体的に構築したことでその過程の苦労や面白さ、実現させたことでの自身の成長等に繋がったことも、具体的な思い、その後の自分の行動とあわせて紹介しました。

南三陸町フィールドワーク、福井市フィールドワークの特徴、自身の行動変容などお伝えしました。生徒皆さんが、大学生からのPBLの実体験を知ることで、チームワークと他者との協働の重要性を理解にも繋がった様子です。今後、他者と協力して目標を達成するという体験の過程に起こる困難な課題にも、立ち向かい、解決できるという自信を得ることになることも、宮地さんより伝えられました。

五島市との連携した地域連携プロジェクト「五島市と保育環境を通した地域交流プロジェクト」(建築・デザイン学科 建築コース3年 藤本麻紀子教授ゼミナールと、家政学部 児童学科4年 白川佳子教授ゼミナール合体版)の取組で、五島市 福江島をリサーチし、空き家リノベーション案で作成された模型。実世界の問題に基づき取り組んだPBLにて提案された空き家リノベーション案の模型を、皆さん見入っていました。

 

愛知県 豊田市立 上郷中学校 生徒の皆さん、来校ありがとうございました。再会できることを楽しみにしています! 

 

共立女子大学・共立女子短期大学 社会連携センター

メール           renkei.gr@kyoritsu-wu.ac.jp

公式X    https://twitter.com/kyoritsu_wu_s