更新日:2022年08月02日
社会連携
【社会連携】南三陸町学校給食連携事業 南三陸町立 志津川小学校との食育交流特別授業 実施レポート
7月14日(木)共立女子大学 家政学部 食物栄養学科 木下伊規子教授ゼミ考案
南三陸町の食材(ホヤ、たこ、わかめ、笹かまぼこ、小松菜)を使用した学校給食献立を町内すべての小中学校に提供、提供日にゼミ学生が志津川小学校へ訪問し、志津川小学校児童たちとの食育交流特別授業実施の様子を家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻4年 篠崎早智が報告します。
2022年7月13日(水)、14日(木)に南三陸町へ伺い、貴重な経験をさせていただきました。
南三陸町到着後、南三陸震災復興祈念公園へ訪問しました。東日本大震災発生時の時間ごとの経過、状況を歩きながらあらためて理解を深めました。
夕方には、南三陸町学校給食センター 髙橋栄養教諭と、対面でご挨拶に続き、翌日の志津川小学校訪問しての食育交流についての打合せをいたしました。髙橋先生は、東日本大震災当時から南三陸町学校給食センターにおられ、震災発生後、給食センター施設が被災し、児童、生徒たちへの給食提供ができなかったこと、多くの支援をいただき、給食再開となったときの温かい食事を提供できる思いをおききし、当時の子供たちの様子から、食事がいかに大切なことかを、あらためて気づくことができました。
朝より、南三陸町学校給食センターへ訪問しました。給食センターの皆様と朝礼から参加させていただき、私たちが考えた献立を調理していただけることを嬉しく思いました。普段とは違う工程が多い中、美味しくなるよう、心を込めて作ってくださる姿を見て、感動しました。
髙橋先生より、東日本大震災当時の様子や、学校給食センター復興への道のり、学校での食育についてなどをお話しいただきました。震災後の学校給食再開までの様子を知り、小・中学生の頃、栄養バランスの整った温かい給食を食べさせていただいていたことに、改めて感謝したいと思いました。
また、現在の学校での食育についてお聞きし、児童が一口でも進むように、また、食への興味を持ってもらえるよう取り組みをされ、学校での食育の大切さを実感いたしました。
考案した献立が実際の給食となり、完成したものを目の前で見た時には感動しました。
見た目の彩りも良く作っていただき、とても美味しく、この後、児童、生徒の皆さんに召し上がってただくことが待ち遠しくなりました。
南三陸町学校給食センターにて、見学などの様子
その後、志津川小学校に伺い、児童が給食を食べている様子を見させていただきました。
黙食の中、先生が「美味しかった人~?、ホヤを初めて食べた人~?」などと声をかけられ、手を上げて反応してくれた児童の様子を見ることができ、食事の楽しさなど黙食ながらも伝えてくれました。小学生と関わる機会がほとんどないため、このように実際の反応を見ることができたことはとても嬉しく、貴重な経験をさせていただきました。
黙食しながら、先生からの「おいしかった人、全部食べた人」などに、手を挙げてリアクションする児童たち
その後の6年生と、広い視聴覚室へ移動し、食育交流を行いました。
給食を食べた感想、食育動画を観た感想を聞かせていただき、とても嬉しかったです。特に、今回はホヤが苦手な方にも食べていただけるようにカレーにしたため、ホヤが苦手だった方に美味しく食べられたという感想を言っていただけたことにとても感動しました。
最後に交流できたことのお礼を言いながら、共立女子大学のグッズを6年生に手渡しできたことも嬉しかったです。
南三陸町立 志津川小学校にて、食育交流の様子
今回、私たちが考えた献立を実際の給食として作っていただき、現地の児童、生徒、先生方が召し上がられ、また、その感想を聞く交流の場を作っていただけたことはとても貴重な機会であり、このような機会を作っていただいた多くの方々に感謝しております。
また、南三陸町の方々の優しさを感じる2日間であり、とても充実した時間を過ごすことができました。
このような貴重な経験をさせていただけたことに感謝し、今回のプロジェクトで学んだことを今後に活かしていきたいと思います。
2022年7月14日(木)共立女子大学 家政学部 木下伊規子教授ゼミ考案の南三陸町学校給食献立が町内すべての小中学校に提供、南三陸町立 志津川小学校との食育交流特別授業について、下記メディアにて放送いただきました。
<放送日> 2022年7月14日(木)
<メディア> 仙台放送
<番組> OH!バンデス
<内容> 苦手なホヤも「おいしい!」海の幸たっぷり学校給食 女子大学生が考案の特別メニュー
番組HP(仙台放送)
https://nc.ox-tv.co.jp/news/detail/2022071400012
放送されたニュース動画(仙台放送)
このニュースを読み上げてくださった仙台放送 西ノ入菜月アナウンサーは、本学の卒業生(文芸学部)です。
▼南三陸町との学校給食連携事業について
この度、本学における、社会地域連携取組みの一環として、
南三陸町と共立女子大学との学校給食連携事業
南三陸町すべての小中学校(小学校5校、中学校2校)へ共立女子大学 家政学部 食物栄養学科 木下伊規子教授 管理栄養士専攻(給食経営管理研究室)
にて、南三陸町の食材を使用した給食献立考案に取り組みました。
本事業は2020年度より続き3年目となり、
本学 地域連携プロジェクトとして取り組みいたしました。
地域連携プロジェクト名:南三陸町・学校給食の献立考案および食育交流について
担当教員:家政学部 食物栄養学科 木下伊規子教授
完成した給食献立は、2022年7月14日(木)、南三陸町すべての小中学校(小学校5校、中学校2校)へ提供され
給食提供にあたり、考案した学生たちによる食育動画を、南三陸町小中学校の教室で放映いただきました。
また、同日には、南三陸町立 志津川小学校6年生と本学ゼミ学生との食育交流特別授業を実施しました。
▶給食献立内容
主食 ご飯
主菜 南三陸海鮮カレー
副菜 わかめと笹かまぼこのソテー
デザート りんごフルーツポンチ
▶使用した南三陸町の食材
ホヤ、たこ、わかめ、笹かまぼこ、小松菜
▶給食献立提供日:2022年7月14日(木)
▶南三陸町すべての小中学校で放映された食育動画
給食献立考案した家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻 木下ゼミの学生3名により、事前に共立女子大学にて、地元食材の特徴、地産地消など献立考案についての、食育動画を収録。
2022年7月14日(木)給食前に、すべての小中学校の各教室で一斉に本映像を放映しました。
▼食育交流特別授業
栄養指導・食育活動のため、給食当日7月14日(木)には、家政学部 食物栄養学科 木下伊規子教授とプロジェクトに関わった家政学部 食物栄養学科 管理栄養士専攻4年生 3名が南三陸町へ訪問し給食献立についてや、児童たちからの食についての質問に答えるなどの食育交流特別授業を実施しました。
2022年7月14日(木)共立女子大学考案 南三陸の食材を使用した給食
共立女子大学・共立女子短期大学 社会連携センター
メール renkei.gr@kyoritsu-wu.ac.jp
公式Twitter https://twitter.com/kyoritsu_wu_s