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更新日:2021年12月14日

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【社会連携】共立女子大学 × 双日(株)鷹島本まぐろプロモーションPJ 長崎県 鷹島漁場 視察レポート

双日 × 共立女子大学  鷹島本まぐろプロモーションプロジェクト 長崎県鷹島漁場 視察レポート

双日 × 共立女子大学 鷹島本まぐろプロモーションプロジェクトを開始し約5か月、

 11月26日(金)-28日(日)長崎県松浦市鷹島町にある漁場の訪問様子を家政学部 建築・デザイン学科2年 寺西 佳穂が報告します。

 

▶双日 × 共立女子大学 玄海鷹島本まぐろプロモーションプロジェクトとは

共立女子大学・共立女子短期大学と双日株式会社は、産学連携協力に関する協定を2021年5月31日に締結しました。これは両者が多面的な連携のもとに相互に協力して、双日の完全子会社である双日ツナファーム鷹島株式会社で育成する養殖マグロ「鷹島本まぐろ」の認知度向上などを目的に、プロジェクトで取り組み、教育・研究の推進、人材の育成及び産業と社会の発展に寄与することを目的とした協定です。

6月より、課題解決型社会連携プロジェクトとして「双日 × 共立女子大学 鷹島本まぐろプロモーションプロジェクト」学生メンバー6人が活動を開始しました。

双日株式会社が長崎県松浦市鷹島にて養殖を行っている「鷹島本まぐろ」の認知度向上やイメージアップを図るため、「鷹島本まぐろのこだわり」などが消費者に伝わるための新しい視点のメニュー、SNS 発信PR を提案しようというテーマのもと、学部・科、学年の垣根を越えて6名の学生メンバーが集まりました。6月のキックオフ・オリエンテーションに始まり、双日株式会社や、双日ツナファーム鷹島株式会社とZoomで繋ぎオンライン講義、外務省よりSDGs講演、グループワーク、ワークショップを重ねてきました。展開準備のなか、11月26日(金)~28日(日)、プロジェクトメンバーを代表し、長崎県松浦市鷹島にある、鷹島本まぐろの養殖場を視察させていただきました。

 

▶11月26日(金)~11月28日(日)長崎県 鷹島漁場視察​​​​

11月26日(金)は大学授業2限終了後に羽田空港から福岡空港を経由し、宿泊先の佐賀県唐津市へ向かいました。

到着後、共立女子大学の先生と合流し、双日株式会社の食料・水産部 半澤担当部長、同部水産事業課 江橋様より松浦市の歴史、鷹島本まぐろの豆知識、クイズ大会が開催!

そのプレゼンテーションに引き込まれつつ、中学生の頃に学んだ日本の歴史、そして鷹島本まぐろの新しい扉を開いた気持ちになり、翌日の漁場訪問へ気持ちが高まりました。

11月27日(土)朝7時にホテルを出発し、到着した鷹島漁場は、玄界灘も穏やかで快晴。

船で玄界灘にある鷹島本まぐろの養殖場まで近づき、給餌、水揚げの様子を見学させていただきました。

直径約40mの生簀には、水深が約20m、鷹島本まぐろたちは水深約10m付近を泳いでいます。自然豊かで恵まれた環境と聞いておりましたが、その教えを実感!とても美しい海に広がる広大な生簀の中で、元気に回遊する鷹島本まぐろたちに出会いました!
鷹島漁場では、稚魚や餌、養殖密度など飼育環境の管理を徹底し、水温などもリアルタイムに把握されています。天然とは違い養殖だからこそ、このような管理のもと、旨味や適度な脂を引き出すことができ、上質かつ安心して美味しく食べられるまぐろが生まれるのですね!「鷹島本まぐろが美味しいのはなぜ?」の謎が解けました!
さらに、迫力だったのは、ダイバーの皆さんが、自分の体重より大きい鷹島本まぐろを捕らえ、水揚げするシーンです。マグロは水揚げされる際に暴れてしまうと、体温が上昇します。そうすると、身が焼けて色がくすんでしまい、見た目や味の質も落ちてしまうのです。そこで、電気モリによる水揚げ、神経抜き、船上にて血抜きや内臓除去など迅速に行い、氷水で鮮度を保ちながら、加工場へ移動します。加工場では、品質を保つため特別処理を施した水を用いてトリミングを行い、その後加工、出荷となります。出荷形態にはいくつか種類があるのですが、その1つに「TFパック」というものがあり、特殊なフィルムを用いて個別包装し、なんと冷蔵で消費期限が14日間も持つのです!

給餌、飼育だけでなく、水揚げ、トリミングや加工までも徹底管理されている、そしてその熟練の技術もあって、鮮度抜群で上質な鷹島本まぐろに繋がるのですね!

また、新松浦漁協・元組合長 板谷國博様、鷹島道の駅(鷹ら島) 店長 宮本徹弥様より、鷹島本まぐろへの想いをお聞きしました。

鷹島本まぐろを鷹島町の皆さんも一緒に盛り上げているチームワークも目の当たりにし、鷹島という地元の存在も「鷹島本まぐろ」には欠かせないということに気が付きました。私は今回の漁場視察を通して、鷹島という島、鷹島漁場の水揚げから加工、店舗、鷹島本まぐろを食べる消費者の方々へ渡るまでのすべてを巡り、上質が保たれて届けられる鷹島本まぐろの魅力を、「鷹島本まぐろ」に出会う皆さんへお伝えしたい!という想いが更に強くなりました。

鷹島漁場 鷹島本まぐろ 水揚げの様子

鷹島漁場 生簀にいる鷹島本まぐろたちへ新鮮なイワシを給餌する様子

 

最後に

現地訪問、視察の機会を与えてくださいました双日株式会社、双日ツナファーム鷹島株式会社の皆様、本学の先生方、プロジェクトメンバーの皆さん、

ありがとうございました!

双日ツナファーム鷹島株式会社 大西啓之社長、社員の皆様、

新松浦漁協 元組合長 板谷國博様、

鷹島道の駅(鷹ら島) 店長 宮本徹弥様

にも多大なご協力を賜り、鷹島本まぐろへの想いや、松浦市や、地元の皆様のお気持ちなど直接お伺いできたことで、鷹島本まぐろへの理解が深まったのみならず、さらに応援したい気持ちが高まりました。

現地でのお話し、見た光景はすべて心に刺さり、忘れられない経験となりました。

私たちプロジェクトが目指すところは、「本まぐろといえばこれ!」と玄海鷹島本まぐろの魅力に気付き、消費者がわくわくするさまざまな提案を発信し、鷹島本まぐろのファンを増やすことです。

今回、視察させていただいた経験を共有し、学部・学年・科を超えたメンバーと大学の先生方にもご助言いただきながら、双日株式会社の皆様と協働し、共立女子大学だからこそできる提案に向けて、今後のワークショップ、展開にも繋げたいとあらためて思っております。

貴重な鷹島漁場視察の機会、経験をさせていただき、ありがとうございました。

双日ツナファーム鷹島株式会社の大西社長より鷹島漁場をご案内いただきました

双日ツナファーム鷹島株式会社加工場にて 鷹島本まぐろは迅速に冷蔵処理されます

鷹島漁場のある、美しい玄界灘

地元でいただいた鷹島本まぐろの盛り合わせ(赤身、中トロ、大トロが混ざった切り落とし)

 

▶双日(株)× 共立女子大学 鷹島本まぐろプロモーションプロジェクト参加学生 所属内訳

 所属       学年 人数(人)

家政学部・食管   3      3

家政学部・建デ   2      1

文芸学部                1     1

国際学部                3      1

  合計                             6

 

共立女子大学・共立女子短期大学 社会連携センター

メール          renkei.gr@kyoritsu-wu.ac.jp

公式Twitter https://twitter.com/kyoritsu_wu_s