国際学部

Faculty of International Studies

ニュース一覧へ戻る

国際学部ニュース詳細

更新日:2026年06月10日

学生の活動

【国際学部】留学体験記「 〜1年間の留学記録〜」

タイトル

Y.W.さん(現4年生) 

留学先:広東外語外貿大学(中国)

留学期間:2025/4/1~2026/3/31

 

①留学までの準備(留学先選びなど)

 学校の募集があった際、応募可能な留学先が広東外語外貿大学のみだったため、私はその大学を選びました。留学前は、現地で困らないように中国語の単語学習を中心に勉強し、中国ドラマや動画をたくさん視聴してリスニング力の向上にも努めました。また、中国語だけではなく、中国の文化や生活習慣についても事前に調べるようにしていました。

 さらに、広東省は中国の中でも「食」の文化が非常に有名な地域であるため、渡航前から現地の有名料理や人気店について調べていました。特に、広東省の伝統料理である「飲茶」に興味があり、美味しいお店を探して実際に食べ歩きをしました。そのほかにも、火鍋、羊肉串、麻辣湯など、日本ではなかなか味わえない本格的な中国料理を数多く楽しむことができました。食文化を通して中国への理解を深められたことも、留学前の準備をしていたからこそ得られた経験だったと感じています。

 

広州タワー
広東外語外貿大学の正門(西口)

 

②留学先での語学授業、とくに印象に残ったこと、力を入れたこと

 まず、広東省について簡単に説明します。広東省は中国大陸の最南端に位置しており、香港やマカオに隣接しています。また、東南アジア諸国にも近いため、国際色豊かな地域として知られています。私が通っていた広東外語外貿大学は広州市に位置しており、広州は歴史と近代的な都市機能が共存する活気ある街でした。また、中国有数の経済都市として有名な深圳市も広東省にあります。

 授業は月曜日から金曜日までの週5日制で、1日2コマありました。授業時間は朝8時30分から11時30分までで、すべて中国語で行われていました。授業科目は、総合、中国語リスニング、リーディング、スピーキング、作文の5科目があり、毎日中国語漬けの生活を送っていました。最初は授業内容を理解することに苦労しましたが、毎日予習・復習を続けることで徐々に授業についていけるようになりました。

 授業後は自由時間だったため、寮で休憩をしたり、図書館で勉強をしたりして過ごしていました。また、中国人の友人や他国の留学生と食事やショッピングに出かけることも多く、交流を深めることができました。実際に中国語を使って会話する機会が多かったことで、語学力だけでなくコミュニケーション能力も向上したと感じています。

 さらに、留学生クラスでは半学期ごとに優秀生を表彰する制度があり、後期には優秀賞をいただくことができました。努力してきた成果が評価されたことで、大きな自信につながりました。

 

③授業以外、仲間やホストファミリーなどとの思い出

 私は大学内にある留学生専用の寮に1年間住んでいました。寮は男女混合の5階建てで、比較的大きな建物でした。部屋は2人部屋を選び、前期はセルビア人、後期は韓国人のルームメイトと生活を共にしました。

 ルームメイトとは日常生活を通して交流する機会が多く、お互いの文化や価値観について話すこともありました。英語や中国語を使いながらコミュニケーションを取ることで、自分自身の語学力向上にもつながりました。また、日本とは異なる生活習慣に戸惑うこともありましたが、相手を理解し尊重することの大切さを学ぶことができました。

 しかし、広東省は3月末頃から雨季に入り、湿気が非常に多くなります。その影響で部屋の壁にカビが発生し、住み続けることが難しくなったため、後期には別の部屋へ引っ越しをしました。日本ではあまり経験しない気候だったため最初は驚きましたが、中国の環境や生活の違いを実感する貴重な経験になりました。

 

部屋の中の様子

 後期には「世界文化祭」が開催され、約30か国の学生が参加しました。2025年は大学創立60周年という節目の年でもあったため、例年以上に盛大なイベントとなっていました。多くの卒業生や先生方、そのご家族も来場し、会場は非常に賑わっていました。

日本ブースでは、「日本のお祭り屋台」をテーマに出展しました。食べ物はチョコバナナやたこせんべいを販売し、飲み物は日本酒、梅酒、いちごミルク、抹茶ミルクなどを提供しました。準備は大変でしたが、他の日本人留学生と協力しながら装飾や販売準備を進めたことで、達成感を得ることができました。当日は多くの現地学生や留学生が日本ブースに来てくれ、日本文化に興味を持ってもらう良い機会となりました。「日本に行ってみたい」と話してくれる学生も多く、国際交流の楽しさを改めて実感しました。

 

約30カ国出店
日本メニュー

 留学中には多くの都市へ旅行に行き、1年間で合計8都市を訪れることができました。訪れた都市は、北京、上海、深圳、西安、長沙、厦門、桂林、陽江です。中国は国土が非常に広いため、都市ごとに雰囲気や方言、文化、食べ物が大きく異なっていました。そのため、旅行を通して中国の多様性を肌で感じることができました。

 特に印象に残っているのは、帰国前最後に訪れた桂林です。桂林は自然豊かな景色で有名で、山や川が織りなす風景はとても美しく、日本では見ることのできない絶景に感動しました。

中国では電動バイクが広く普及しており、観光地ではレンタルサービスも充実しています。私たち留学生も利用することができ、電動バイクで観光地を巡りました。1日レンタルして日本円で約600円ほどと非常に安く、便利な移動手段でした。もちろん危険も伴うため注意が必要でしたが、事故や怪我なく安全に旅行を楽しむことができました。

 また、桂林には中国の20元札の背景モデルとなった場所があり、実際にその景色を見ることができた時はとても感動しました。教科書や写真で見た場所を自分の目で見ることができ、忘れられない思い出となりました。

 

観光地桂林

 

④留学の成果を帰国後どのように生かしているか、活かしたいか

 留学を通して、私は多くのことを学び、大きく成長することができました。

1つ目は、多様な国の人々と関わることで価値観や視野が広がったことです。広東外語外貿大学には東南アジアを中心に多くの留学生が在籍しており、特にロシア人留学生が多かったことが印象的でした。私はベトナム人やインドネシア人の友人と一緒に授業を受けたり、休日に遊びに行ったりする中で、文化や考え方の違いを知ることができました。異なる文化を持つ人々と交流することで、自分自身の固定観念を見直すきっかけにもなりました。