

Faculty of International Studies
更新日:2026年06月10日
学生の活動
【国際学部】留学体験記「言葉を通して学んだこと-中国留学-」
S.F.さん(現4年生)
留学先:中国人民大学(中国)
留学期間:2025/9/21~2026/3/31
私は半年間、中国の北京へ留学しました。中国語をもっと学びたいという気持ちに加え、「現地で外国語を学ぶ側」の立場を実際に経験したいと思い、留学を決意しました。実際に現地で生活しながら中国語を使う経験を通して、自分自身も成長したいと考えていました。
留学前は、大学の中国語の授業を中心に学習していましたが、コミュニケーションが取れるほどの語学力はなく、現地で生活できるのか不安もありました。また、長期間海外で生活すること自体が初めてだったため、必要書類やビザの準備など、慣れないことも多くありました。
北京を留学先として選んだ理由は、中国の首都として様々な文化に触れられる環境に魅力を感じたからです。また、キャンパス内の環境も整っており、安心して留学生活を送ることができると感じたことも理由の一つです。
現地では、月曜日から金曜日の8:00~9:30、10:00〜11:30の午前2コマで講義に参加しており、精读(総合)、口语(スピーキング)、听力(リスニング)、写作(ライティング)、阅读(リーディング)の5科目を学びました。授業は基本的にすべて中国語で進められ、最初は先生の話すスピードについていくことが難しく感じました。
また、クラス内での中国語レベルの差も大きく、すでに中国語が流暢な学生も多くいたため、最初は自分との差に焦りを感じることもありました。そのため、私は授業内容を理解するための予習と、分からなかった単語や表現をその日のうちに復習することを継続しました。その結果、少しずつ授業内容を聞き取れるようになり、自分自身の成長を感じることができました。
授業では、中国語だけではなく、ロシア、韓国、インド、フランス、ドイツ、アイルランドなどの学生がおり、各国の文化や考え方について学ぶ機会も多くありました。先生方が各国の学生に各々の国について質問したり、それぞれに発言を促してくださったりしたことが印象に残っています。また、そのような様々な国から来た留学生と、中国語を通して交流できたことも大きな経験でした。同じ中国語学習者でも、それぞれ発音や学習方法が異なっており、多様な学び方があることを実感しました。
最初は自分の中国語に自信がなく、間違えることを恥ずかしいと感じていました。しかし、実際に会話を重ねる中で、完璧な中国語ではなくても、「伝えたい」という気持ちを持つことが大切だと実感しました。この経験を通して、以前よりも積極的にコミュニケーションを取れるようになったと感じています。
私の留学期間に大学では大きな行事はありませんでしたが、中国人の日本語学習者の皆さんと交流できる機会には積極的に参加したり、留学生の友人と食事に行ったりしたことが思い出に残っています。また、中国ではそれぞれが知り合いを誘い合って円卓を囲み、一緒に食事をする文化がありました。その場には学生だけではなく、社会人や様々な分野で働いている方が来ることもあり、日本ではなかなか経験できないような異業種交流をする機会も多くありました。そのような場面でも様々な考え方や価値観に触れることができ、とても良い刺激を受けました。北京にある観光地にたくさん足を運び貴重な経験が出来たと思います。
さらに、中国語を学ぶ留学生だけでなく他学部の留学生とは、中国語に加えて英語や日本語、韓国語など、様々な言語でコミュニケーションを取る機会がありました。授業で学んだ表現を実際に使い、自分の言葉が相手に伝わった時はとても嬉しかったです。最初は不安もありましたが、少しずつ自然に会話が続くようになり、自分自身の成長を実感しました。
留学生活を通して、語学力だけではなく、自分自身の考え方にも変化があったと感じています。以前よりも自分自身で判断し、新しいことにも積極的に挑戦しようと思えるようになりました。
帰国後も自身でHSKの目標を設定し、中国語学習を継続しています。今後もさらに中国語力を向上させたいと考えています。また、留学中に外国語を学ぶ難しさや不安を自分自身で経験したことで、日本語を学ぶ留学生の気持ちを以前より深く理解できるようになったと感じています。
留学生活では、自分から積極的に行動することの大切さを学びました。また、留学中には様々な自分自身の課題にも気づくことができ、「まず環境を変えて挑戦してみること」が大切だと感じるようになりました。
私は半年という短い期間でしたが、この留学経験は、語学力の向上だけではなく、自分自身の価値観や考え方を大きく成長させてくれた経験になりました。今後はこの経験を活かし、さらなる語学学習などの学びを深めていきたいと考えています。