国際学部

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更新日:2023年11月10日

学生の活動

【国際学部】「ナマステ・インディア2023 in 代々木公園」(学生広報委員による記事)

1.はじめに

 こんにちは。学生広報委員の福村愛結、外門愛里菜です。私たちは9月23日(土)から24日(日)の二日間にわたって代々木公園で開催された「ナマステ・インディア2023」に行ってきました。

 世界一位の人口を誇るインドの観光や産業、芸能・文化・食について国際的な視点から学ぶことを目的として取材を行いました。



「ナマステ・インディア2023」の概要





 「ナマステ・インディア2023」は、ナマステ・インディア実行委員会によって運営されています。ナマステ・インディアは1993年に旧商工会議所ビルのホールで始まり、2005年から日印経済委員会、アジアクラブ主催からNPO法人「日印交流を盛り上げる会」が主幹となり、場所を代々木公園に移し、規模を拡大し、今日に至ります。インド国外最大のインドフェスティバルとしてインド大使館から高い評価を受けています。コロナ禍により、今年は4年ぶりの開催となりました。28回目となるナインドフェスティバル来場者は20万人と想定されています。


「ナマステ・インディア2023」の様子



 ナマステ・インディアは二日間で、飲食店23ブース、物販36ブース、展示7ブース、企業6ブース、NPO法人2ブースの全74ブースと54組のパフォーマーによるパフォーマンスによって盛り上げられました。

 私たちは二日目の9月24日に訪れました。昼前に入場しましたが、既に多くの来場者で賑わっていました。日本の方々も多かったですが、特にインドの方々が多い印象でした。エリア内ではインドの音楽が流れ、象の置物や、2022年に公開され世界的ブームになったインド映画「RRR」のパネルが置いてあり、インドに実際に旅行に行ったような雰囲気を感じることができました。

 飲食店のブースは非常に混雑しており、食べ物を買うのに長い時間並びました。どのお店も魅力的なインド料理を販売しており、何を食べるか迷いました。

 物販エリアには、インドの服やアクセサリー、チャイティーやインド映画やドラマのDVDなど様々なジャンルのものが販売されていました。占いやヘナ、サリーの着付け体験も行われており、多くの方々が並んでいました。

 ステージでは、歌や舞踊などが常に披露されていたため多くの方々のパフォーマンスを見ることができました。インドの方々が日本語で「世界に一つだけの花」を歌っていたのが非常に印象的でした。インドの伝統衣装であるサリーを身にまとって踊っているダンサーの方々が非常に美しかったです。


  



インドの魅力

 私たちは、ナマステ・インディアに参加したことで、インドの食、文化、芸能、観光など各ジャンルの魅力を最大限知ることができました。私たちが体験したなかで特にみなさんにおすすめしたいものについて紹介します。


①食べ物

 食べ物はどれも非常においしく、インドならではの食べ物を食べることができました。私たちは、「マンゴーラッシー」、「シーフードカレー」、「ビリヤーニ」、「チャイティー」、「グラブ・ジャムン」を食べました。シーフードカレーとビリヤーニを調理するところを目の前で見ることができ、新鮮でした。また、味付けはピリ辛で、日本人の人にも食べられるような辛さだったので、とても美味しかったです。ビリヤーニにはスパイスが沢山使われており、日本食にはない味付けで、とてもおいしかったです。お米も日本のお米ではなく、細長い形状のお米で独特な香りがしました。

 マンゴーラッシーは、どろっとしたヨーグルト状のものではなく、さっぱりした水分の多いものであったため、非常に飲みやすかったです。カレーやビリヤーニと相性が良かったです。

 チャイティーはアイスとホットが選べたのですが、この日の気温は高く暑かったため、私たちはアイスのチャイティーを飲みました。チャイティーは、シナモンなどの様々なスパイスが使用されており、独特な風味で非常に美味しかったです。モクシャチャイというお店のチャイティーは、「バタフライカップ」と呼ばれるアイルランド生まれの紙製のカップに、折りたたみ式のフタがついた、エコでオシャレなテイクアウトカップを使用しており、環境に優しくゴミの削減を目標に掲げていることから、SDGsの観点から見て非常に良いお店だと思いました。

 最後に私たちは、世界一甘いお菓子と呼ばれているグラブ・ジャムンを食べました。グラブ・ジャムンとは、小麦粉と砂糖、ミルクを合わせた生地をまん丸に成型して油で揚げ、シロップに漬けたお菓子です。一口サイズのものですが、シロップや砂糖が周りに大量に付いているため、食べるのが難しかったです。匂いは甘い香水のような独特な匂いでした。食べてみると非常に甘かったですが、食べられないほど甘くはなかったです。絞るとシロップが出てきそうな程シロップと砂糖が中にしみ込んでいました。独特な味と食感なので、みなさんにもぜひ食べていただきたいです。




②文化体験

 私たちはヘナタトゥー体験をしました。ヘナとは、中国、インドから中東圏を経て北アフリカまで広く高温乾燥地帯に生息するミゾハギ科の植物です。ヘナの葉には鮮やかな着色作用があり、古くから女性たちに使用されていました。ヘナは結婚や妊娠、出産にまつわる護符的役割としてタトゥーや髪のカラーリングに用いられていました。ヘナタトゥーの特徴として、皮膚の新陳代謝により2週間から1か月程度で消えることです。また、ヘナが持つ色素により肌を染めるため色はオレンジや赤、茶色に染まることが多いです。色の差は気の種類や染める体の部位によって異なります。指先や手の平など体温の高いところは濃く染まるそうです。私たちはそれぞれ蝶と花のデザインを選び染めていただきました。下書きなど一切せず、すらすらと肌にデザインを描いていたので、非常に驚きました。乾くと余分なインクの部分が剥がれていくため、不思議な感覚でした。実際に2週間くらい肌に残っていました。デザインがとても可愛いため、機会があればまた体験したいと思いました。




おわりに

 今回、ナマステ・インディアに参加して、私たちの知らなかったインドに触れることができました。また、インドの食や芸能に触れ、改めて異文化交流の楽しさを感じることができたと思います。実際にインドに旅行や留学に行く人は私たちの周囲には少ないため、日本にいてもインドの雰囲気を体験できることは非常に素晴らしいと思います。このような経験を広めて世界中に各国の魅力が伝わるような機会が増えれば良いと思いました。改めて国際交流の重要性が身に染みて認識できた良い経験となりました。


ナマステ・インディア2023HP  ~ナマステ・インディア2023~ 日本最大級のインド・フェスティバル (indofestival.com)



国際学部2年 福村愛結、外門愛里菜