国際学部

Faculty of International Studies

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国際学部ニュース詳細

更新日:2023年03月20日

研究紹介

【国際学部】岡部正義准教授が共訳に加わった翻訳書が出版されました:ジョエル・スプリング『教育グローバル化のダイナミズム:なぜ教育は国境を超えるか』(東信堂)

 20232月、本学部の岡部正義准教授が共訳者としてかかわった ジョエル・スプリング『教育グローバル化のダイナミズム:なぜ教育は国境を超えるか』(北村友人 監訳、山田雄司・鈴木耕平 翻訳代表、青田庄真・石田勝紀・岡部正義・高間絵吏子・佐藤瞬・高橋司・田島夕貴・沼澤建・吉野華絵 訳、原著Globalization of Education: An Introduction, by Joel Spring. Routledge. 2008)が東信堂から出版されました。東京大学大学院教育学研究科の北村友人教授の監訳のもと、他の訳者とともに岡部准教授は第4章を担当しました。グローバリゼーションといえば国際関係論領域の議論のイメージが湧くと思いますが、モノ・カネに加えて知識やヒト・サービスのグローバリゼーションも顕著な国際社会のもとで、教育や知識経済などの面でグローバル化に関心ある方々にぜひ手に取っていただきたいと思います。



         




出版社による内容紹介:

  教育のグローバル化が謳われて久しい一方、今日の国際情勢は、極右勢力やポピュリストの台頭、移民・難民問題、米中貿易摩擦とその各国への影響といった新たな次元に達している。人は資源とみなされ、その教育もモノとして今や市場に組み込まれている。本書は、教育の経済化ないし企業化として世銀やOECD、WTO、国連、NGOなどの国際機関から質的・量的な効率化を迫られ、様々な教育方法としてEラーニングの台頭、国内の伝統的教育と世界教育基準との葛藤などに言及、グローバル化を概念化する教育の実態を包括的に描いた最新必読文献である。



 目次:

 はしがき

 序文

 第1章 教育のグローバル化

 第2章 世界銀行

 第3章 世界教育省と人権教育

 第4章 世界貿易機関と高等教育のグローバル化

 第5章 グローバルな教育の企業化

 第6章 宗教教育モデルと土着教育モデル

 第7章 グローバルな労働力

 第8章 グローバリゼーションと複合思考



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