2022年9月11日（日）から14日（水）にかけて、国際学部の菅野敦志先生および３年ゼミ生のうち有志5名が愛媛県（今治市・松山市）でゼミ合宿を行いました。

　今治では、老舗タオルメーカー・ハートウェルの再建に尽力された前社長の池永将成さんから“企業経営とリーダーシップ”に関する講義を受け、同社の工場見学をしました。また、亀老山展望公園や大角海浜公園にも足を運び、しまなみ海道の絶景を堪能することもできました。松山では、正岡子規の旧住居を再現した子規堂などを見学し、共立にかかわりの深い正岡律についても学ぶ機会としました。

　これから就職活動に挑む３年生の参加者にとっては、働くことや困難を乗り越えるために必要なリーダーシップについて学ぶ機会となり、「池永さんのお話を聞き、“仕事に誠実に向き合っていくなかでこそ、自分を知ることができる”という言葉が特に印象的で、自分が将来どこで働き、どのように仕事と向き合っていきたいのかを理解するきっかけになりました」、「たくさんの気づきがありましたが、特に池永さんの経営マネジメントの話はとても心に残るもので、ゼロから会社を変革し、再編成されていく会社の歴史を見るのは非常に面白かったです」といった感想がありました。

　宿泊した今治駅前のホテル横には、台湾の世界的自転車メーカー・ジャイアントのサイクルショップがあり、松山市が台湾・台北市の松山と友好交流協定を締結しているなど、台湾研究を専門とする菅野先生のゼミならではの学びもありました。今回は、池永さんのご友人で、自営業を営む尾鷹淳浩さんからも働くことのアドバイスの他、現地の見どころについてもご案内いただきました。感染対策も十分に行い、参加者全員が何事もなく全行程を終えることができましたこと、ご支援いただいた皆さまに心からお礼申し上げます。