国際学部

Faculty of International Studies

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更新日:2020年06月23日

学生の活動

留学体験記「一生忘れられない半年留学」

一生忘れられない半年留学

Y.H.さん(現3年生)

留学先:ウィニペグ大学(カナダ)

 留学期間:2019/9/21~2020/3/31


ウィニペグ大学を選んだ理由

 大学一年生の頃から共立女子大学の提携校の中から留学に行きたいと考えていました。色々と学校を吟味した結果、日本人がほぼいないと言われているカナダのウィニペグ大学を選びました。また一つでも多く色々な事を経験したいという思いから、体感温度マイナス40度にもなるという冬の6か月を選びました。


留学する前に準備したこと

 私は元々スピーキング、リスニングに自信があり、少し特殊な例だと思います。中学生の頃からアメリカ映画、ドラマに慣れ親しんだことが理由だと考えられます。何回も好きな映画やドラマを最初は日本語字幕で見て、次に英語字幕に変え、最後には字幕抜きで見るというシンプルな方法で楽しみながら英語脳にしていました。この方法は私に非常に合っていましたし、実際に留学初日から英語が聞き取れないということはありませんでした。


留学先の授業について

 基本的に午前、午後のクラスと分かれていて、午後のクラスはより自分の学びたいことにフォーカスして選ぶことが出来ました。午前の基本となるクラスは最初の4ヶ月(1ターム)をAcademic class というreading, writing を主に勉強するクラスに入り、最後の2ヶ月(0.5ターム)をGeneral class というspeaking, listening を主に勉強するクラスに入りました。午後は苦手なreadingを鍛えるクラスからCanadian culture and history というカナダの歴史、文化を学びながらプレゼンテーション力を上げるクラスまで幅広く選択しました。

 最初はA4というAcademic classの上から2番目のクラスに入りましたが、特別難しいわけでもなく、かといって簡単すぎもせず、とても良いクラスだったと思います。Academic classはエッセイの書き方や長文の読み解き、パラフレージングなど実際に英語圏の大学に入った時に困らないようなスキルを身につけるクラスでした。従って本当にこのウィニペグ大学に入学を考えている様々な国籍、年代の人たちが沢山いました。私はAcademic classの最大の魅力はとても意識の高い様々な国籍、年代の人と友達になれることだと思います。私はこの4か月でAcademic なことも沢山学びましたが、それ以上に様々な国の価値観、習慣などを自然と学び、日本にいた時では考えられないほどの柔軟性や価値観を手に入れることが出来ました。

 最後の2か月のGeneral class では日常会話で使える様々なフレーズや単語を勉強しました。Academic class とは違いとてもディスカッションが多い楽しいクラスでした。ほぼ宿題もなかったため放課後の時間は友達と出かけたり、TOEICの勉強をしたりしました。

 午後のクラスで一番心に残っている授業はCanadian culture and historyです。先生がとても厳しかったため、プレゼンテーションがあるたびに個人でも、グループでも全力で準備にあたりました。プレゼンテーション中は台本を見てはいけず、かつ観客を飽きさせない工夫を散りばめる必要がありました。とても辛かった授業でしたが、クラスメイト全員がためになったと絶賛した授業でもありました。実際この授業のお陰でカナダの歴史や文化に詳しくなっただけでなく、プレゼンテーション力や英語の文献を読み解く力など様々な力がつきました。

 留学の良いところの一つとして好きな時に好きなことを思いっきり勉強できることだと思います。実際私は8時半開始の授業の1時間前にはカフェテリアに行き、自主的に苦手な単語の勉強をしていました。これは忙しい日本の生活サイクルでは実現できなかったことかなと思います。


A4のクラスメイトと

1タームが終わったgraduation ceremony にて


ホストファミリーについて

 ホストマザーは60歳のインド系の方でした。その他にもその方の娘さん、旦那さんととてもかわいい1歳の赤ちゃんが一緒に住んでいました。本当に家族が多く、いつもこの人たち以外に誰かが家にいる状態でした。ホストマザーは本当に優しく常に私の心配をしてくれていました。ホストマザーを含め全員と全く生活サイクルが合わなかったため、一緒に夕食をたべたり、どこかに出かけたりすることは一切ありませんでした。また家族は仕事や育児で忙しかったため、基本的には放っておかれていました。最初は他の子たちと比べて羨ましく思ってしまったりしましたが、自分が愛されていたのは十分に伝わってきていたので、たとえ周りと違っていても満足していました。私の一番の楽しみは赤ちゃんの成長を見守る事でした。最初会った時はハイハイもゆっくりでしか出来なかった子が6か月後には何にも掴まらずに歩き、簡単な言葉を話していました。素敵な時間を共有してくれたホストファミリーには感謝しかありません。


 ホストファミリーの1歳の赤ちゃん


留学中に気を付けた事、友達

 私は基本的には、たとえ日本人同士であっても英語しか使いませんでした。周りには日本語やその国の母国語を頻繁に使う人たちもいましたが、留学する意味を見失わないように、そういった人達とは距離を置いていました。それにより私の友達はとても意識の高い様々な国籍、年代の人になりました。最初はspeakingが得意な私でもとてもストレスが溜まりましたが、友達を作ることにおいても、英語力を上げる事においても本当に良い方法だったと思いました。またパーティーに行ったり、マニトバ大学にも出かけたりとカナダ人の友達を作る努力を自分から行動するようにしました。その結果、本当に素敵な意識の高い友達を作ることが出来ました。特に仲が良かったのは韓国人の子とカナダ人でした。文化も考え方も全く違う彼らと過ごすのは毎日が刺激的で楽しいものでした。間違いなくウィニペグで出来た友達は私の一生の宝物です。



マニトバ大学で出来た友達と食事

 パーティーに行ったのがきっかけで出来た友達と


 ウィニペグで出来た親友たち

留学の成果を帰国後どのように活かしているか、活かしたいか

まずは目に見える成果が欲しく、留学中から勉強していたTOEICのスコアを伸ばしたいと考えています。またreading listening だけでなく、留学でついたspeaking writing 力を生かすためにspeaking writingのTOEIC も受ける予定です。将来は得意なspeaking 力と留学で培った柔軟さなど生かして外資系の企業で働きたいと考えています。