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更新日:2017年06月28日

【国際学部】2016年度優秀卒業論文集が刊行されました!

2016年度優秀卒業論文集 刊行


 2016年度の卒業生は、国際文化と国際社会の2コース制に代わり、17の専攻プログラムに従って履修した最初の学年でした。それにともない、卒業論文も卒業研究と名称を変え、全員が参加、報告する卒業研究成果発表会が1月末に開催されました(当該記事を参照)。

 さらに新たな試みとして、優秀作品の表彰も行われることになりました。これは、4つの分野(社会系、欧米系、アジア系、英語執筆論文)についてそれぞれ推薦された卒業研究(論文)を、分野ごとに分かれた教員が読んだうえで、優れたものに点数を与え、その合計点で表彰作品を選出し、それらを論文集として製本するというものです。

 はじめての試みということで、選考作業と製本に時間が少々かかりましたが、ここにようやく論文集が完成しました。

 受賞者のみなさん、おめでとうございます!!残念ながら、すでにそれぞれの職場で忙しく働いている受賞者のみなさんを招いて表彰式を開くことができませんので、HP上で受賞の言葉を述べてもらうことにしました。

 

 (この論文集は、オープンキャンパスなどでご覧いただくことができます。)



社会系

今井 麻美さん(八十田ゼミ)

「日本の障碍理解教育の課題 ―欧州のインクルーシブ教育に学ぶ―」

 まず、卒論執筆にあたり、ご指導下さった先生方やご協力いただいた皆様に感謝を申し上げます。

本論文の一部では、イタリアの事例を取り上げています。しかし、イタリアに焦点を当てたのは、第二外国語の抽選で希望していたドイツ語から外れ、イタリア語を学び始めたことがきっかけでした。ただ、イタリア語の学びは楽しく、さらに、その偶然の出会いは、卒論での学びに深みを持たせてくれました。

私の卒論を選んでいただけたことを大変嬉しく思います。


欧米系

長沢 美佳さん(西山ゼミ)

「東ドイツ国家と若者たちの自由の追求―社会主義体制におけるロック・ミュージックの役割―」

この度は、卒業論文優秀賞に選出いただき誠に光栄に思います。社会主義とロックという一見相反するものをテーマに据えることで、監視国家と呼ばれた東ドイツの人々の日常生活を違った角度から書くように努めました。卒論全体の構成や文献の収集に苦労しましたが、完成できたのはご指導下さった先生やアドバイスをくれた友人達のおかげです。旧東ドイツ地域への卒業旅行も含め、大学生活で最高の思い出となりました。


アジア系

白 ジェヒョンさん(佐藤ゼミ)

「新聞記事・テレビ中継に現われるスポーツナショナリズムの日韓比較~2015年WBSCプレミア12の記事・中継を中心に~」

まず、私の論文が優秀論文集に掲載されることになって大変嬉しく思っております。

私は、スポーツが好きで、漠然とスポーツと言語に関した卒論を書きたいと思っていたとき、佐藤先生から日本語学会で私が興味のあるテーマの発表があるからと教えてもらいました。

参加してみたところ、私もスポーツ試合を観ながら無意識的に感じていた点だったのでこれをテーマに書き始めました。

日本語ネイティブではないので、言葉に内包されている意図を100%見出すことや、韓国語の二・三次的意味をどう日本語に訳すかで苦労しましたが、自分が興味のある分野をテーマにしていたから、楽しく、スムーズに書けたのではないかと思います。


蓬田 美里さん(浅沼ゼミ)

「西太后―健康と美しさの秘訣―」

私が卒業論文を執筆する中で苦労したことは、西太后の食や美容に関する資料集めでした。多くの資料の中から、西太后が何を食していたのか、美容を保つために何を使っていたのかを探すことに苦労しました。力を入れたことは、西太后に処方された漢方の成分や効果の研究でした。生薬について知るために実際に薬用植物園へ足を運んだことでより漢方について理解が深まりました。卒業論文を完成することは大変でしたが、多くのことを学ぶことができ、非常に有意義な経験だったと思っています。最後まで、ご指導してくださった浅沼かおり先生に感謝しています。本当にありがとうございました。


英語による卒業研究

小又 萌さん(スウェイン先生)

“Hong Kong Immigrants in Richmond, Canada”

このたびは私の卒業論文が優秀論文集に掲載されるということで大変嬉しく思っております。カナダ・バンクーバーへの語学留学中に興味を持った中国(香港)人移民の生活や歴史について研究することができ、英語での執筆は達成感のあるものでした。留学中の経験や学んだことを生かして論文を執筆できたので自分としても満足がいくものとなりました。


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