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更新日:2017年05月08日

【国際学部】1年生向け基礎ゼミナールで学外研修を行いました(第一グループ)

 国際学部では、1年次の入学から4年次の卒業に至るまで、途切れなく少人数のゼミナールを開講し、その履修を必修としています。1年生前期の「基礎ゼミナール」は、入学間もない新入生にとっては「ホームルーム」的や役割も兼ね、大学での勉強を進めるうえで身に付けておくべきことを学び、また新しい友人と知り合う場となっています。

 この基礎ゼミの前半に行われる学外研修では、教員引率の下、大学外で国際学部での勉強の関心を深めたり、クラスメイトとより深く知り合うことができます。以下では、第一陣として、GW前に学外研修を実施した4つのゼミについて、その様子を報告します。


阿部(圭)ゼミ(4月22日)、河内ゼミ(4月21日):岩波ホール『娘よ』鑑賞

 基礎ゼミ「河内ゼミ」生は、4月21日(金)5限、岩波ホールで日本初公開のパキスタン映画『娘よ』を鑑賞しました。パキスタン生まれの女性監督により作製された実話にもとづく映画で、パキスタンの部族間紛争が絶えないアフガニスタンとの国境地域を舞台に、伝統的婚姻から娘を守るために逃走する母と娘の姿を通し、ムスリム前近代的社会での女性への抑圧、そして娘のために命がけで闘う強烈な母親の愛情の強さに胸打たれる秀作でした。

 1週間後に提出されたレポートには、みな「現代とは信じがたい現実を知った」「感動した」と書かれています。学生達にとって、自分達とは全く異なる世界の知らない現実を知り、学ぶよい機会になったと思います。

 また鑑賞後、近隣のカレー専門店で懇親会を開催。「ビーフ」「チキン」「ポーク」「エビ」「野菜」と、神保町を代表する専門店ならではの美味しいカレーを頬張りながら会話もはずみ、楽しい時間を過ごすことができました。ゼミ生間の距離も一気に縮まりました。


≪カレー屋さんのメニュー≫


 

≪阿部ゼミの写真≫ 映画鑑賞のあとに2号館のロハスカフェで懇親会を行ないました。


石井ゼミ(4月20日):東京都汽船、浅草・日の出桟橋隅田川クルーズ

 石井ゼミの学外研修は,浅草から日の出桟橋までを観光船でくだる隅田川クルーズでした。浅草のアサヒビール本社ビルの対岸にある船乗り場から乗船しました。17時55分発という遅い便だったので,乗客もまばらで貸し切り気分でした。築地沿岸の伝統的な風景や,それとは対照的な月島のタワーマンション群のようなポストモダンな景観の間をぬって船は進みました。ウォーターフロントの景観を鑑賞しながら,学生さんたちはおしゃべりや小腹を満たすことを楽しんでいました。出会って間もない新入生にとって,お互いの距離を縮める良い機会になったことでしょう。春の夕暮れの空気はひんやりとしていましたが,水面を渡る風は爽やかで,心地よいひと時を過ごすことができました。


 


 

≪石井ゼミの写真≫ 隅田川クルーズの様子(気分はタイタニック!)


西山ゼミ(4月27日):東京都写真美術館

 西山ゼミの学外研修は、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館の特別展示、「夜明け前知られざる日本写真開拓史」の鑑賞でした。これは、開館20周年記念しての催しで、日本に写真がやってきた幕末から明治にかけて撮影された、有名、無名の人物(展示パンフレットの表紙は有名な新選組・土方歳三の洋装のものでした)、風景、習慣などが展示されていました。スマホでの自撮りやスナップショット、プリクラでの加工写真など、写真というものが当たり前のように存在する私たちの時代とは異なり、人生で数少ない、あるいは唯一の撮影の機会に、緊張したり、あるいは独特のポーズをとっている当時の人々の姿や、風景として映し出される、高層ビルのない、広い空の江戸・東京の様子から、「歴史」を感じ取ることができました。また、もし、逆に幕末や明治の人たちが逆に現在の東京や、集合写真でピースをしている私たちを見たら、どのように思うだろうかなど、想像力をかきたてる展示で、学生たちも興味深く鑑賞していました。


≪西山ゼミの写真≫ 幕末から明治にかけての人々に思いをはせて…


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