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更新日:2016年07月04日

三大学合同ゼミを開催しました。

 国際学部の専門演習西山ゼミは、平成28年7月3日(日)、昭和女子大学において、同大小野寺ゼミ(人間文化学部歴史文化学科)、立正大学森田ゼミ(文学部史学科)と合同でゼミを開催しました。


 三大学合同のゼミは今回で3年目。教員は3人ともドイツ近現代史を専門とする、大学院時代からの研究者仲間です。合同ゼミの目的は、(1) 専門の共通性を活かし、お互いに学問的な刺激を与えあい、切磋琢磨すること、(2) 卒業論文や自分の学問的な関心について、複数の教員から助言を得ること、(3) 大学の垣根を越え、学生間の交流を図ること、の3つにあります。


 合同ゼミでは、毎年テーマを決め、その前提となる知識を共有するために、報告を行い、そのうえで、「お題」を設けて、ディベートを行うことにしています。2014年度は2014年度は東ドイツ・国境警備兵の『罪』、2015年度はヨーロッパ列強の対ナチス・ドイツ宥和政策をテーマとし、2016年度は、昨年とくに大きな政治問題となった、ヨーロッパにおける難民、移民問題について扱うことにしています。今回は、その前提として、市野川容孝・小森陽一『難民』(岩波書店、2007年)を共通題材とし、分担で報告を行いました。共立は第三章の「日本人と難民」を担当しました。理論的な内容も含む、やや難解な文章でしたが、それぞれ担当した部分を報告しました(写真参照)。


  



 その後、ヨーロッパの移民にかんするドキュメンタリーの一部を全員で鑑賞し、三大学混ざって4つのグループに分かれ、歴史上の具体的な移民・難民問題について調査、報告するテーマを決めました(写真参照)。そのテーマは、(1) アメリカへの移民、(2) 難民としてのユダヤ人と戦後のユダヤ人、(3) ドイツの被追放民、(4) ドイツへのトルコ系移民、の4つです。10月9日(日)に予定されている次回のゼミまでに、各班で資料を集め、整理・分析し、報告することになっています。そして10月30日(日)には、報告で集めた情報、資料をもとに、ドイツの難民政策をめぐるディベートを行う予定です。


 学生たちは、ゼミの同じメンバー(だけ)ではなく、他大学の学生たちの発表に耳を傾けたり、彼ら、彼女たちと交流するなかで、普段とは異なる新鮮な刺激を受けることができました。10月の報告、ディベート後も、12月にクリスマス会、3月に卒論構想報告会が予定されています。こうした機会を通して、自分が取り組むべきテーマを見つけていってもらえればと思います。


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