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更新日:2018年06月12日

留学体験記「新しい挑戦と出会いの一年間」

新しい挑戦と出会いの一年間

Y.M.さん(現4年生)

留学先:クイーンズ大学(カナダ)

留学期間:2017年4月~2018年3月


(1)留学までの準備

 私は将来英語を使う仕事がしたいと考え、語学力の向上を目標として留学しました。カナダを選んだ理由は、治安が良く勉強に集中できる環境が整っていること、他の英語圏の国に比べ費用が抑えられることの2つでした。留学先を探すにあたり、カナダ大使館の図書館や留学フェアを利用し、自分でたくさん情報を集めました。その中で私が一番魅力を感じたのは、オンタリオ州にあるキングストンという小さな街でした。キングストンは、カナダ最初の首都で歴史の古いとても美しい街です。そのキングストンの中心に位置し、175年もの古い歴史を持ち、第2外国語しての英語教育にも力を入れているクイーンズ大学を留学先として決めました。クイーンズ大学への入学手続き、学生ビザの申請、ホームステイ先の依頼など全ての手続きはインターネットで行いました。エージェントを介さず、自分の好きなように留学をカスタマイズしながら進めていく作業は、大変でしたがとても楽しく、納得した留学へのスタートを切ることが出来ました。


(2)留学先での語学授業、特に印象に残ったこと、力を入れたこと

 クイーンズ大学の英語コースの中で、私は英語を基礎から専門的にまで学べる大学準備コースのEAPを選択しました。このコースは、1セッション3ヶ月で1年間に3セッションあります。レベルは6段階あり、初めにプレイスメントテストを受けて、自分の受講するレベルが決まります。授業は、基本的にはCore class, Spoken, Listening Lab, Discussionの4種類で、上のレベルになるとElectivesといって選択授業がとれるようになります。レベルや先生にもよりますが、課題やプレゼンテーションがとても多く、常に課題に追われる日々を過ごしていました。またセッションの終わりには全員エッセイを書かなければならず、そのためにニュースや本を読み資料を集める必要もあり、自然に英語を書くこと・読むことへの抵抗感は消えていきました。最終的に一番伸びたのは、ライティング力だと思っています。また、この英語コースには“English Only Rule”があり、入学する時に誓約書にサインし守らなければなりません。このルールのおかげで私は高い意識と自覚を持ち、積極的に英語を話すことに挑戦することが出来ました。


(3)授業以外、仲間やホストファミリーなどとの思い出

 授業が終わると放課後には、モニター達が企画してくれたスクールアクティビティがほぼ毎日ありました。例えばカードゲーム、クッキング、バレーボール、フリスビー、冬にはカナダの国技であるアイスホッケーを見に行く機会もありました。どれも参加は自由ですが、同じクラスではない留学生と話し友人を増やすことの出来る良い機会であったので、私は積極的に参加するように心がけました。

 留学している間、私はずっと同じホストファミリーにお世話になっていました。この長い期間の中で、カナダ人の1年間・日常生活をリアルに体験出来たと思っています。例えば、誕生日や感謝祭、クリスマスなど何かイベント事がある時には、ホストマザーの兄姉が必ず集まり、みんなでご飯を食べてお祝いをしました。また、週末には教会の礼拝に参加したり、その教会の人達とスポーツをしたりと、充実した日々を過ごしていました。私のホストマザーはとてもアクティブで、色んなコミュニティに私を連れて行ってくれました。そのおかげでカナダ人と話す機会、彼らの温かさに触れる機会がとても多く、コミュニケーションをとる中で異文化理解が深まり、カナダ人のことがとても好きになりました。この家族の一員として迎えられ、共に多くの時間を過ごせたことにとても感謝しています。


(4)留学の成果を帰国後どのように活かしているか、活かしたいか

 留学の目標であった英語を使う仕事がしたいという目標の下、現在は海外に関われる仕事を目指して就職活動を行っています。留学で培った英語をツールとして活かし、日本と世界を繋ぐような役割を担いたいと考えています。また卒業論文では、カナダで得たヒントを活かし、移民問題について研究しています。この卒業論文を最後まで書き上げた際には、英訳してホストマザーに読んでもらうことが今の私の目標です。この留学を通して得た語学力や経験は、今後の自分の人生の大きな糧や自信になっていくのだろうと信じています。


   



美しいキングストン市庁舎
クイーンズ大学メインキャンパスにて


お世話になった担任の先生
大好きなホストファミリー


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