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更新日:2017年11月14日

留学体験記「多様な価値観を培うことが出来たジュネーブ留学」

多様な価値観を培うことが出来たジュネーブ留学


N.B.さん(現4年生)

留学先:ジュネーブ大学(スイス)

留学期間:2016年9月~2017年9月


 私は大学入学当初から留学を考えていて、国際交流室に何度も相談に伺っていました。大学では専修外国語としてフランス語を履修していたこともあり、交換留学でフランスもしくはスイスに留学したいと思っていました。そのため大学1年次から規定の級の取得を目指し、フランス語検定のための学習をしていました。大学2年次になって留学先を決めるにあたり、以前共立女子大学から交換留学でフランス、スイスに留学された先輩方にお話を聞かせていただき、最終的にスイス・ジュネーブ大学に決めました。


 大学2年次にフランス語圏の交換留学の募集があり、秋から冬にかけて学内選考がありました。学内選考を通過し、留学が正式に決まったのが3月頃で、そこから7月までは、先方大学と連絡をとり、滞在許可や住まいを確保するための準備で慌ただしくしていました。


 9月初め頃にジュネーブに到着し、まず滞在許可の手続き、銀行口座開設など身の回りのことを済ませました。大学が始まるのが中旬からだったので、それまではジュネーブ市内を散歩したりして生活に慣れるように心がけていました。


 授業については、ジュネーブ大学の文学部のコース(ELCF)の授業を主に履修しました。書き(Ecrit)の授業では、場面に応じた手紙の書き方、小説や新聞記事の要約など実用的なフランス語を学習し、オーラル(Oral)の授業では、現地のニュース番組を視聴しディクテーションの練習をしました。この授業では、ジュネーブの中で見られる社会問題をテーマにグループで発表を行ったのが印象に残っています。私たちのグループは、ジュネーブ市内の小学校に出向き、実際に見学、インタビューさせていただきました。普段大学の授業を受けるのとは違い、下調べをしたり、アポイントメントをとったりと、実践的にフランス語を使う良い機会となりました。そのほかにも、発音の授業(Phonétique)や日本語学科の授業で、日本の小説をフランス語に訳す授業を履修しました。


 またジュネーブ大学には言語パートナーを探す“Tandems Linguistiques” というサイトがあり、自分が習いたい言語と自分が教えられる言語を登録するだけで、パートナーを組んでくれるシステムになっています。私も実際に利用し、授業の他にタンデムの時間を週に2時間設け、授業の予習復習をしていました。


 タンデムの相手も学生のため、気軽に質問することができ、小さい疑問点もしっかりと理解するまで説明してもらうなど、課題をこなす上で欠かせない時間でした。また、このタンデムをきっかけに友達となり、週末一緒に出かけたり、留学後も頻繁に連絡を取ったりと仲良くなることができました。


 授業がない週末は、課題や洗濯、買い物、寮の友達とジムに行くなど寮で過ごすことが多かったです。余裕があるときは、フラットメイトと湖の周りを散歩したり、寮からバスで30分ほどに位置するサレーブ山に登ったりなどリラックスする時間を過ごしました。


 また、ジュネーブにはたくさんの国際機関、美術館があり、度々訪れる機会を設け、知識を深めることが出来ました。まとまった休みがあるときは、ジュネーブ近隣の国へ旅行することが出来てとても有意義な時間を過ごせました。計7カ国旅行することできたのも、ヨーロッパ(の中心に位置するスイス)に留学したメリットだと思います。


 留学生活では、フランス語の学習はもちろんですが、ジュネーブという国際都市で生活する中で、様々な文化背景を持った学生と触れ合い、多様な価値観の中で相手を理解し尊重しようとする姿勢がどれだけ大切か学ぶことができました。また、世界各国から集まる学生と関わる中で、視野が広がり、自分の将来を考えて行く上で大きな刺激となりました。学生時代しか留学ができるチャンスはなかなか無いと思います。留学を検討している皆さんには、是非ともチャレンジをして欲しいと思います。




ジュネーブ大学 Bastionキャンパス
国際連合ジュネーブ事務局
レマン湖の風景


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