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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2017年12月26日

研究紹介

染織文化財の取り組みが博物館のリーフレットに掲載されました。

現在大阪歴史博物館で開催中(平成29年11月15日から平成30年1月8日)の特集展示「鴻池研究の現在」には、被服平面造形研究室が博物館から受託研究を受け、修復に取り組んだ修復作品が展示されています。修復作品は鴻池家伝来名物裂で、修復前は長年の保管による「折れ」「皺」「寄れ」などが生じていました。この作品の状態を、今後の展示、保存のため「加湿処置法」による修復を行い、「折れ」などの損傷状態を取り除きました。その結果、より安定した状態で展示、保存することが可能になりました。この修復過程が展覧会リーフレットに掲載されました。

 文化財の修復は表には出ない裏方のお仕事です。今回はこのような形で紹介されることになり、多くの方に知っていただける機会となりました。今後も被服学科では染織文化財を守る修復研究に取り組んでいきます。