丸紅ギャラリーは2021年11月に丸紅株式会社新社屋丸紅ビル(東京都千代田区)に開館しました。開館記念展として2022年6月7日から8月1日に「丸紅ギャラリー開館記念展Ⅱ「美」の追求と継承―丸紅コレクションきもの―」が開催され、家政学部被服学科染織文化研究室を卒業した学芸員やゼミ生が展示に協力しました。

 

会期前半には、講演会「「美」の継承―きもの文化を未来に繋ぐ」が開催され、長崎 巌 教授が「きものの「美」を継承する丸紅コレクション」、田中 淑江 教授が「美の継承と文化財修復－染織文化財を中心として－」と題して講演を行いました。講演会の開催は、丸紅ギャラリーにご来館いただいた多くの方に、丸紅コレクションの特徴や近世・近代のきものの歴史、染織品の修復について興味を持っていただく機会となりました。講演会の映像は丸紅ギャラリーのYouTubeチャネルで公開されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 

会期後半には、田中淑江教授によるワークショップ「きものペーパークラフト」が開催されました。丸紅ギャラリーの着物の模様を用いたきもののペーパークラフトを通して、着物の名称やその構造、作り方を一緒に学ぶという内容です。当日は、家政学部被服学科被服平面造形研究室のゼミ生や卒業生もワークショップに参加して、参加された方のサポートを行いました。ワークショップに参加された方からは「着物のことがわかってうれしかった」「もっと着物について知りたくなった」などの感想をいただきました。

 

今後も被服学科では美術館・博物館と連携した取り組みを通して着物文化の継承に取り組んでいきます。

 

講演会

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ワークショップ

展示の準備

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