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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2016年09月30日

展示・講演会

共立女子大学・共立女子短期大学公開講座で「女子教育草創期にみる女学生の服装」について講演をしました。

2016年9月17日(土)に、共立女子学園の創立130周年を記念して「共立女子大学・共立女子短期大学公開講座2016 ~創立130周年記念~」が開催されました。卒業生、在校生、一般の方、教職員の方々が参加した公開講座では、被服学科の田中淑江准教授が「女子教育草創期にみる女学生の服装 ~共立女子職業学校と他の女学校の比較~」について講演しました。講演では、明治期における女学生の服装の変遷について、貴重な歴史的資料を分析した結果を紹介しました。明治期の女学生が袴を一般的に着用するのは明治30年(1897年)前後といわれています。その当時の女学生の服装と比較した結果、共立女子学園の前身である共立女子職業学校は、規律が厳しく、質実を重んじる学校であったため、女学生の間で流行した時期からは少し遅れて袴を着用するようになったことがわかりました。講演後は卒業生の方々からご意見をいただき、今後さらに共立女子職業学校時代の女学生の服装が解明されることが期待されます。

明治40年卒業生「共立女子学園100年」 明治中期の共立女子職業学校教場図 「風俗画報」193号 明治32年