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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2021年09月27日

作品紹介

かわいい感性デザイン賞 奨励賞をいただきました。

被服学科卒業生の石内 順子さん*と甲斐 咲帆さん**が日本感性工学会大会の第9回かわいい感性デザイン賞の奨励賞を受賞しました。石内さんの卒業研究で開発した「感情伝達を補助するスマートファッションアクセサリ」が受賞作品の「:)2 (ニコニコ)アクセサリ」になりました。

 

:)2 アクセサリ

私たちは笑顔の人を見るとかわいいと感じます。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響で日常的にマスクを着用するようになりました。マスクを着用することで、顔の大部分を覆われてしまうため、かわいい笑顔がわからなくなっています(図1)。そこで、マスクに隠されてしまったかわいい表情を伝えるためのアクセサリをデザインして作りました。

図1 マスクに隠される笑顔

 

笑顔を伝える:)2アクセサリのデザインを考えました(図2)。ヘッドバンドはディズニーランドで使用するような遊び心のあるデザインで、電気回路を構成するケーブルをポップに配色にしています。イヤリングは耳元で揺れる女性らしいデザインで、イヤリングのシェルから光が漏れるようにしています。チョーカーは1994年の映画Léonで、ナタリー・ポートマンが演じたマチルダをイメージして、目を引くデザインにしました。

 

図2 :)2アクセサリのデザイン

 

実際に制作した:) アクセサリを図3に示します。RGB LEDを内蔵するイヤリングは図4のように色を変化させながら光ります。頬につけた筋電センサは、笑顔のときに収縮する顔面表情筋の筋電信号を計測して、笑顔かどうかを判定します。笑顔のときにイヤリングが白色で点滅しえ、マスクで隠された笑顔を表現します。

図3  制作した : ) アクセサリ

 

図4 :)アクセサリのイルミネーション

 

被服学科では、このように新型コロナウイルス感染症という社会的な問題に対応した新しいデザイン教育研究に取り組んでいます。

 

* 共立女子大学 大学院家政学研究科 博士前期課程 被服学専攻 1年生

** 共立女子大学 家政学部 被服学科 助手

 

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