更新日:2019年06月03日
研究紹介
在日フランス大使館で開催されたレクトラ・ファッションセミナーで発表しました。
被服学科では、欧米の著名ファッションブランドで導入されているレクトラ社の2D/3Dパターン作成CADシステムModarisを活用した教育・研究を進めています。2019年5月16日に在日フランス大使館で開催されたレクトラ・ファッションセミナーで、被服学科におけるレクトラ教育プログラムの導入事例を古川 貴雄 教授、甲斐 咲帆 助手、共立女子中学高等学校 氏平 千暁 助手(本学大学院博士前期課程被服学専攻修了)の3名で紹介しました。
セミナーの講演では、着用者の体型や被服素材の物性を反映した3Dシミュレーションに基づくパターンメーキングの授業や、ウェアラブルコンピューティングを応用したファッションに関する研究を紹介しました。Modarisを活用した研究事例として、「共生と進化」をテーマにウェアラブルコンピュータを使用した作品や、心拍による非言語コミュニケーションを実現する衣服のデザインから制作の過程におけるデジタルプロトタイピングについて説明しました。会場に展示した作品は、フランス貿易投資庁・ビジネスフランスのtwitterでも紹介されています。被服学科では、体系化されたカリキュラムにより、ファッションデザインやパターンメーキングを修得した上で、先進的なデジタル技術も活用できる次世代のファッションクリエイションを担う人材育成に取り組んでいます。
デモンストレーション映像
セミナーにおける講演と作品の展示 |
Lectra Modarisによるデジタルプロトタイピング |