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家政学部 被服学科ニュース詳細

更新日:2019年05月31日

展示・講演会

金沢城にて地域連携の国際シンポジウムを共催しました。

 2019年5月3日(金)に,金沢城公園 五十間長屋(石川県金沢市)にて開催された国際シンポジウム「Cross ArtTech Conference 2019 at Kanazawa」を、北陸先端科学技術大学院大学,山梨県立大学,ウイーンアートワーカー協会等の団体や企業と本学で共催しました。日本–オーストリア国交150周年記念事業の一つとして,大学発の新しい草木染め技術と最新のファッションデザイン,伝統工芸技術の融合を主軸に,日本とオーストリアで活躍する科学者,技術者,デザイナー,アーティストの交流を通じて新しい価値や創造性豊かなモノづくりを提案します。

 今回の国際シンポジウムでは,ウイーンで活躍するイートデザイナーMartin Hablesreiter氏, Sonja Stummerer氏,北陸で伝統的織物の技術の発展に取り組む職人ユニットBATTAN BATTANなどによる講演と展示・ワークショップが行われました。ゴールデンウィークということもあり,五十間長屋の見学者として過去最高を更新する約3,500名の方が来場されて大盛況となりました。

 2019年12月にはウイーンにて国際シンポジウムを開催する予定です。そのプレイベントとして,家政学部被服学科では,北陸先端科学技術大学院大学 増田 貴史 講師、加賀友禅作家 久恒 俊治氏,北陸の企業・団体等と連携して,11月12日には本学の共立音楽祭にてファッションショーを開催します。今回の国際シンポジウムでは,ファッションイラストレーター鄭 貞子(テイ サダコ)氏に協力いただき,本学のファッションショーとウイーンの国際シンポジウムで発表するドレスのイメージイラストを展示しました。現在は、ドレスの制作に鋭意取り組んでいますので、引き続き制作過程を紹介したいと思います。

 

*) 食文化の興味の対象は「何を食べるのか?(フードデザイン)」から「どう食べるのか?(イートデザイン)」へと、人主体の姿勢へ変化しています。イートデザイナーは,パフォーマンスを通じて食に対する認識・価値観・社会問題等を社会に発信しています。

 

共立女子大学の展示と鄭氏によるドレスのイラスト

金沢城公園 五十間長屋

  織職人ユニット(BATTAN BATTAN)の展示

加賀友禅作家 久恒俊治氏と草木染めによる友禅作品

左端より,イートデザイナーMartin Hablesreiter氏, Sonja Stummerer氏,ウイーンアートワーカー協会Yoshimi Gotzel-Nakamura氏,北陸先端科学技術大学院大学 増田貴史講師,山梨県立大学 杉山 歩准教授