看護学部

Faculty of Nursing

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看護学部ニュース詳細

更新日:2022年06月17日

授業紹介

【看護学部】実習施設から指導者を招いて演習を行いました(小児看護学援助演習)

  小児看護学援助演習の薬物療法・呼吸管理の単元で、実習施設の指導者とともにファシリテーションを行い技術演習の活性化を図りました


実習施設の指導者の助言を真剣に聞いています
指導者によるデモンストレーションで臨床現場のイメージ化が進んだようです

 

 3年次科目の小児看護学援助演習では、上級生によるファシリテーションを導入した演習を行っています。加えて、実習施設の賛育会病院から、指導者である小児救急看護認定看護師にお越しいただき、教員とともにファシリテーションを行いました。

 吸入を中心とした薬物療法と呼吸管理における各技術を学習する単元では、学生は、事前学習として動画視聴とテキスト講読を行い、基礎的な知識を押さえた上で授業に臨み、ワークシートの内容に沿って演習を進めます。

 子どものケアは個別性が高いため、タスクの練習よりも、対象にみあったケアを組み立てることを中心とした学習を行っています。事例展開で扱ったケースを用いて状況を想定してケアを実施します。教員と実習指導者は、ファシリテーターとして、各グループの進度に合わせて助言し、学生の学習を促進します。

 吸入や呼吸管理は、小児看護学実習でも実践する頻度が高い技術です。受講した学生は、これまで新型コロナウイルス感染症蔓延の影響で、1・2年次の実習では臨地に行くことが制限された学年です。今回、単回ではあるものの、臨床現場の看護師からのサポートが得られ、学生にとっても、臨床現場をイメージできる、より一層現実味を帯びた学習になったようです。学生からも「現場を想像しやすかった」「質問したとき、なぜそう考えたのかと聞いてもらって言語化できた」など、学びが促進された様子がうかがえました。

 本学は附属の医療機関を持ちませんが、実習施設と協働し、よりよい学習環境の構築に努めています。

                                                      (小児看護学領域)