この春卒業予定の４年生を対象に卒業前技術トレーニングを実施しました。トレーニングが始まる前は、習った技術を忘れてしまったと不安げな表情が見られましたが、トレーニングが始まるとすぐに習った技術を思い出し、トレーニングの終了時には皆、自信を取り戻し明るい表情に変わっていました。

 

　 今年度はコロナ禍で４年次の臨地実習が中止となり、技術を磨く機会が少なくなってしまいました。そこで、少しでも自信をつけて臨床の現場に立つことができるように感染対策に十分配慮し、4年生を対象とした卒業前技術トレーニングを実施しました。看護師役と患者役に分かれて、血圧測定や心音や呼吸音・腹部の蠕動音を聴取する技術を確認しました。また医療用のシミュレーターを使って異常な心音や呼吸音を聴診し、正常と異常の判断を行う訓練もしました。さらに、点滴静脈内注射を実施中の患者さんのパジャマやおむつ交換も実施し、卒業後すぐに援助できるように準備しました。   

　これまで一緒に学んできた仲間と共に過ごすのもあとわずかです。