看護学部3年生が、10月から領域別実習で病院や施設、オンラインなどで勉強をしています。新型コロナ感染症拡大に伴い、4年生前期の実習は、オンラインやオンデマンド実習に移行になりました。しかし3年生後期の実習は、病院・地域施設のご協力のもと感染予防対策を万全にした中で限られた範囲ですが、臨地において実習をさせていただいています。

　精神看護学実習では、新型コロナ感染症拡大の中でも学生を受け入れていただきました。実際に患者さんを受け持つことはできませんが、実習指導者（看護師）の患者さんとの関わりを通じて、ケアや声かけなどを学ぶことができました。

　実際の身体拘束なども経験しました。実習最終日の学生カンファレンスでは、「拘束を受けることで、初めて患者さんの立場になって考えることができました」と学生から意見がでました。

　クリスマスの飾りつけがされたホワイトボードに、毎日病棟の看護師さんから学生一人一人へのメッセージが貼られていて、学生は「その言葉に毎日励まされた」と言っていました。

　最後に実習指導者や病棟の看護師さんからの労いの言葉が書かれたカードを頂き、「嬉しいです」、「大事にします」と喜びを口にしていました。

　新型コロナ感染症拡大にも関わらず、将来の看護師の育成にご協力とご尽力いただきまして実習病院及び実習施設の皆様に感謝申し上げます。