

Department of Language and Literature
更新日:2026年03月06日
その他
【短大・文科】グローバル・コミュニケーションコース専任教員活動紹介~インド・ニューデリーでのボランティア活動~その5
2026年3月、インドの首都ニューデリーより
乾季は特に深刻な大気汚染に見舞われることは、これまでにお伝えした通りです。そのようななか、ニューデリーの高校生グループが大気汚染対策の活動をしています。ニューデリー地域では、大気汚染の指数が危険レベルになると学校が休校またはオンライン授業に切り替わり、1カ月以上通常授業が行えないこともあります。一方で、インターナショナルスクールなど潤沢な資金がある学校には大型の空気清浄機が設置されており、大気汚染による休校はほとんどありません。このように、人間が生きていく上で必須の空気さえも、インドにおいては特権であり、教育機会にも大きく影響しているのです。
そこで、筆者は、大気汚染に真剣に向き合い、簡易空気清浄機の普及に取り組んでいる高校生グループ「FiltAir」の活動に参加しました。当日は、インドトップクラスと言われるデリー大学の授業内でワークショップを実施しました。決して大きいとは言えない教室に教員と60人ほどの学生が集まり、教室内は熱気に包まれました。ワークショップではインドの大気汚染の深刻さを訴えると共に、健康に与える影響をレクチャーした後、6グループに分かれて「FiltAir」が独自に開発した簡易空気清浄機の組み立てを行いました。単なる問題提起に留まらず、その効果を検証したデータを示し、社会課題の解決法の一つとして具体的な提案をしている点に、デリー大学の学生も強い関心を示していました。
ワークショップの後は学内のカフェでランチをご馳走になりました。このようなワークショップは、大学に限らず小学校から高校まで幅広く実施しているのですが、常に温かいおもてなしを受けます。時には手作りのお礼の品であったり、インドの伝統的なお食事を提供されたりします。そこには、支援される側と支援する側という対極的な構図ではなく、お互いに敬意を示すことを忘れない謙虚な姿勢が存在することを忘れてはなりません。
翻って、共立女子大学・共立女子短期大学では、2026年度後期より「サービス・ラーニング実践演習」が開講します。そこでは、ボランティア活動を通して見える社会問題を学問の力(ラーニング)を使って掘り下げていきます。後期に皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
▲インド国内でトップクラスと言われるデリー大学のキャンパス
▲熱気に包まれた満員の教室
▲高校生による「FiltAir」が開発した簡易空気清浄機
低コストで誰もが組み立てが可能であり、効果も実証済
▲「FiltAir」の普及に向けた取り組み
ニューデリー近郊の公立学校を中心にワークショップを行っている
▲高校生の話に真剣に耳を傾け、簡易空気清浄機を組み立てるデリー大学の学生
▲今回のワークショップの実行に向けて中心的に動いてくれたデリー大学の学生と「FiltAir」チーム(筆者は後列中央)
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