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Department of Language and Literature

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更新日:2021年11月08日

授業紹介

【短大・文科】松栄堂 講演 & 学生発表会に文科の学生が出場しました!

2021年10月28日(木)松栄堂 講演 & 学生発表会に文科の学生が出場しました!



共立女子大学・共立女子短期大学と株式会社松栄堂(本社 京都府京都市)は、産学連携に関する連携協定を2021年3月に提携しました。それを受けて、2021年度共立女子大学・共立女子短期大学地域連携プロジェクト「日本の古典文学と香りから考える持続可能な社会」のテーマのもと、下記の授業を履修している学生による合同授業を行ないました。


・文芸学部  日本文学演習ⅡB(担当:岡田ひろみ教授)

・文科    文学とことばのセミナーⅠ(担当:咲本英恵専任講師)

・生活科学科 卒業研究・卒業制作、卒業ゼミナール(担当:渡辺明日香教授)


7月8日(木)5限の合同授業では、(株)松栄堂 代表取締役社長 畑正高氏による「古典文学と香文化」の講演会を開催しましたが、つづく10月28日(木)の授業では、畑氏による「源氏香とその周辺」の講演会と、文芸学部・文科・生活科学科の学生による発表会を行ないました。


文科からは、7月の講演会を通してお香に興味を持った学生有志が、下記のテーマで発表をしました。


タイトル:「現代のお香文化」

発表者:「文学とことばのセミナーⅠ」履修者4名


学生たちは、畑氏のご講演内容を受け、香道の歴史や、東洋のお香と西洋の香り(パフュームやアロマ〔エッセンシャル〕オイルなど)の香りの違いなどを再確認しながら、これからの「伝統的で現代的な」お香のありかたを考えました。


「いくつかのお香を組み合わせてたくことで『自分の』『そのときの』気分を表現する」という新たな自己表現の方法、「お香を小中学校の授業に取り入れることで伝統的な香文化を『身近な』『親しみ続けたい』文化にし、後代に繋げてゆきたい」という思いなど、夏休み中から試行錯誤して練ってきた自分たちの考えを発表することができたと思います。


 じっさいにお香をたき、お香それぞれの香りのちがいや特徴を体験してもらいながらクイズ形式で進めた発表は、会場のみなさまにも楽しんでいただけたようです。



会場のみなさまのコメント(一部)

・文科の学生の発表で、実際に匂いを感じられて楽しかったです。2つの香の紹介がありましたが、とろけるような甘い匂いと、少しすれ違うだけも香ってくるスパイシーな匂いは対照的で、はっきりと違いがわかり、面白かったです。匂いを表現する言葉も様々で、とても印象的でした。

・お香の香りクイズおもしろかったです。国語の中高教員を目指しているので、小中学校で、授業でつかうのは良いアイディアだと思いました。

・現代のお香について、手に取りやすいお香とは何だろうと気になっていたのでとても楽しんで聞かせていただきました。香りの名前が独特で、実際の香りもとても良いので、お香を扱うお店に行ってみたいと強く思いました。

・触れたときのイメージや味までもがお香の香りの名として付けられているというのが興味深かったです。具体的な商品や使用例が提案されており、使用シーンがイメージできました。

・お香は自己表現だと言える、という考えに共感した。

・SDGsと香りを結びつける考え方をこれからも続けていきたいです。



共立女子短期大学 文科:https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/academics/junior_college/bunka/