ALUMNI INTERVIEW
卒業生インタビュー
家政学部 被服学科

「テキスタイル」を通して
ファッションの魅力を伝えたい

古谷 知菜さん
家政学部 被服学科 ファッションクリエイションコース・被服意匠研究室(2015年度卒業)
宇仁繊維株式会社

Q1 現在のお仕事の内容について具体的に教えてください。

現在はテキスタイルの会社で、アパレルブランドのオーダーに対し、希望を叶える生地や、流行を取り入れた生地の提案や販売をする企画営業職として働いています。オリジナル素材では、糸の種類や組織などを考えて生地を作成したり、柄のデザインや配色も要望に沿ってデータ化してプリント加工します。

Q2 共立での学びが現在のお仕事に活かされていることは何でしょうか。将来の目標についても教えてください。

そもそもこの仕事に興味を持ったのは、大学時代に履修した授業がきっかけです。「被服材料学」では繊維の染色や織物の組織・加工方法を学び、糸が生地になるまでの工程を身につけることができました。商品の表面的な知識だけではなく、商品の背景まで理解して効果的な説明ができるようになりました。「被服管理学」では、生地を科学的な視点で見る品質管理に関する知識を修得できました。また、卒業論文ではファッショントレンドに関する研究テーマに取り組んだことで、変化の早いデザインやカラー、素材などの新しい情報をキャッチし企画に落とし込むスキルを身につけることができました。被服学科は私のように好きなこと追求することもできますし、幅広い科目から自分の興味あることを見つけられる学科です。生地作りは思うようにいかなかったり品質に問題が出たりと苦労もありますが、自分が携わった生地を街で見かけると、とても嬉しいですね。今後も市場でヒットする商品を開発し、お客様に喜ばれるものを提供することで、「衣」を通じてファッションの魅力を追求していきたいと思っています。

Q3 学生生活の中で、学び以外の内容で印象に残っていることを教えてください。

衣料管理士資格1級の学外実習や、共立アカデミーで受講した色彩検定に仲間と取り組んだことが記憶に残っています。

Q4 今後のキャリアデザインをどのようにお考えでしょうか。

自分の好きなことを仕事にできていることは誇りに思っています。趣味などのプライベートとも両立して、楽しく仕事をしていきたいと思います。

Q5 共立女子大学・学科の魅力を教えてください。

講義系の授業と実験・実習系の授業が充実していて、知識と技術の両面から学ぶことができる点です。ファッションデザインや衣服の制作について学ぶだけでなく、繊維などの材料や管理、染色、流通と消費、マーケティングなど視野の広い観点から被服に関する知識と技術を身につけることができました。カリキュラムの内容も多岐にわたっているため、自分が興味のあることを自由に選択して受講できることが魅力です。